▲チャールズ=グレイ(2代グレイ伯)
●イギリス(ハノーヴァー朝)
1832年 〈イギリス、第1回選挙法改正〉★★
The Reform Act 1832 becomes law in Britain.
人(ひと)は見に来る 選挙法。
1832年 グレー内閣 第1回選挙法改正 ホイッグ党
1832年、ホイッグ党のグレー内閣はフランスの七月革命に乗じ、第1回選挙法改正を実施。
腐敗選挙区が廃止され、産業革命とともに台頭してきた都市の産業資本家に選挙権が与えられた。選挙権を得られなかった都市労働者を中心にチャーティスト運動が起こった。またこの第1回選挙法改正を機に、政党の再編制が進み、自由党と保守党が成立した。
テストにゃ出ぬが…紅茶のアール=グレイは紅茶好きだったグレイ伯彼の名にちなむ。
《以後の選挙法改正》
ダービー内閣の1867年、第2回改正で都市労働者に、1884年のグラッドストン自由党内閣による第3回改正で農村労働者に選挙権が与えられ、男子普通選挙がほぼ実現した。1918年のロイド=ジョージ内閣の第4回改正で30歳以上の女子《「ジョージ」から「女子」を連想!》も選挙権を獲得。1928年、ボールドウィン保守党内閣による第5回選挙法改正で21歳以上の男女に選挙権が与えられ、普通選挙制が完成した。
「止む無し、早し、悔いはなし。苦にはならない選挙法」。
1867年 1884年 1918年 1928年 選挙法改正