●中国(清)・ロシア(ロマノフ朝)
China and Russia sign the Treaty of Nerchinsk.
一路(いちろ)躍進 好評(こうひょう)ね。
1689年
ロシア 清 康熙帝
ピョートル1世 ネルチンスク条約
17世紀に成立した清王朝は、4代皇帝康熙帝のとき、三藩の乱を平定し(1681年)、台湾を領有(83年)。
清朝による中国統一を実現した。康熙帝は黒竜江(アムール川)流域にアルバジン要塞を築いて南下してきたロシアをも攻め、1689年にピョートル1世との間にヨーロッパ諸国との最初の対等な条約となるネルチンスク条約を結んで、アルグン川とスタノヴォイ山脈(外興安嶺)を両国の国境と定めた。
また、康熙帝はオイラートの一部族のジュンガル部を親征し、外モンゴルから青海、チベットにも勢力を伸ばした。
▼ピョートル1世
《露清間の条約》
ネルチンスク条約以後の露清間の条約には、雍正帝の時代に結ばれたキャフタ条約がある。また、1847年にムラヴィヨフが初代東シベリア総督に就任すると、ロシアの東進政策は一層進展し、アイグン(1858年)・北京(1860年)・イリ(1881年)の3条約が結ばれた。
寝(ね)るキャ愛人 北京入り。
ネルチンスク条約 キャフタ条約 アイグン条約 北京条約 イリ条約