ヨシタケシンスケ作の絵本です


きれいなものがなにか だんだんわかってきたの




タイトルは「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」
私の髪は癖っ毛
小学校も終わる頃から癖が出てきて中学校、高校生の頃が一番癖が強かった記憶があります

多分中学生の頃の写真
癖っ毛を一生懸命押さえています
この髪は中学校では生活指導の先生ばかりでなく、いろんな先生の目に止まり、同じ質問をされていました
「パーマかけてるの?」って
この校則違反しているの?みたいな声かけが嫌で嫌で 一生懸命伸ばすのに、伸びるはずもなく😰
さらにクラスメートの男の子達は、天パー❗️天パー❗️と言っていました
高校生になっても相変わらず癖っ毛でしたが、流石に高校では聞かれたことはなかったので、中学校の校則がうるさかったのでしょう
大学生になり、ヘアサロンでカットしてもらうのに、写真を見せてヘアスタイルを頼んだ事があります
その髪の形はショートカットで毛先が自由に動いているような、手櫛で軽く撫でたようなスタイルでした
モデルは可愛い白人の若い子
その時言われた言葉はきつかった
「この髪型は可愛い子なら似合うけど、君は全然違うでしょ‼️」
ストレートなこの言葉にはものすごーく傷つきました
私が当時見たその写真のようなヘアスタイルをするようになったのは、40才近くなってからです
それまではブローして髪の形を整えるのが世間では一般的でした
40才近くなって通い始めたヘアサロンの方は、私の癖毛を羨ましいと言ってくれて、癖毛が生きたカットをしてくれたのです
以来ほとんど私は、ドライヤーで乾かした後は、手櫛で軽く整える程度のズボラで過ごしています
今でも相変わらず癖っ毛ですが、髪の太さも髪質も髪の量も若い頃と違ってきて、癖毛なのに月一ウェーブを入れてもらっています
癖がなくなりいわゆるストレートヘアになったのは、これまで2回だけ
2回とも出産後のことです
出産後の髪質が変わったのを見て、ずっと担当していた美容師さんも驚いていました
私にとって癖っ毛である事は、健康のバロメーター
体調が良い時に癖が強く出るとわかり、自分の髪の毛を肯定的に受け止めて、ストレートパーマとかもかけずにきました
でも中学生の頃のしつこくいろんな先生に言われた事と、こんなヘアスタイル可愛い子しか似合わないと、却下された事は、癖毛に関しては辛い思い出です
こんな経験をしているので、「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」という絵本のタイトルはものすごく気になりました

きれいなものがなにか だんだんわかってきたの
かたほうのめはみえなくなってしまったけど

にわにツリーハウスをつくりたいの
きはまだこんなにちいさいけれど

つづきがよみたいマンガがあるの
まちはこわれてしまったけど
(ついついウクライナ🇺🇦の事が頭をよぎります)
ページをめくるといろんな情景が描かれています
そして主人公の女の子は、髪はこんなにくちゃくちゃだけど、歌手になりたい
で終わっています
いろんな出来事を、見る視点を変えたりしながら、肯定的に受け止めてあります
読み終わって、気持ちが優しく穏やかになれる大人向けの絵本でした
髪の毛は黒くてストレートヘアがほとんどで、それ以外はおかしいというような校風は半世紀前の私の場合
今は流石にこんなことを聞かれる中学生や小学生はいないと思うし、あってはならないことです
それでもみんなと同じでなければ、色眼鏡で見られたり、同調圧力があったりするのは半世紀経ってもあるんだろうなと、絵本をめくりながら思うことでした
最後は、姫ひまわり🌻が咲き出した写真

上も下も昨年はコスモスが植えてありました
もしかして種を蒔いた人達は、ウクライナ🇺🇦への応援のメッセージを込めたのかも
