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いつも読んでいるサイトで大阪『かわ原』の紹介文を読んで、無性に行ってみたくなりまして・・・(笑)
もうちょっとでフレンチに決まるところだったのに急遽和食に変更してもらった休日のランチ。
大通りでタクシーを降りて、1本路地を入ったところに普通の民家を改造した小さな料理店でした。
暖簾が大きいから見つけやすいお店です。
8席のカウンター中ほどに案内され、ベストポジションに喜んだ私です。
あ、そういえば目上の方を上座にと思っていたのに、すっかり忘れて勧められるまま中央に座っちゃったよ、私
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本日のお供はこちら山形のお酒です。
ちょっとまったりとした甘みがあるのですが、そのとに涼しげな香りが駆け抜けていきます。
お昼なので、私は口を湿らす程度にいただきました。
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そうこうしているうちに最初のお料理がでてきました(写真最上部↑)
ミステリアスなスタートです。
言われるままに紙をはずしてみると、押し麦が一番底に入っていて、だだちゃ豆、なめこ、イクラ菊の花などで飾ったゆるい葛餡仕立てです。
白い細いものは、小さな魚の稚魚を乾燥させてシート状にしたものだとおもいます。
名前忘れました(汗)
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お造りのもどり鰹
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器が素敵です。
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一番の楽しみ、椀ものです。
赤い万願寺唐辛子の葛寄せ、小さな蕪と舞茸の天ぷら、酢橘
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お出汁はたっぷりの鰹が良い香りを放ってました。昆布がそれを支えてます。
八寸
揚げ生麩の上には私用にネギ味噌、通常は胡麻味噌らしいです。
素材は産地の説明もあり、全国から取り寄せられての集合です。
印象に残ったは、白和えに入っていた凍みコンニャク。
千葉のピーナッツは粒が大きくて驚きました。
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淡路の鱧、里芋、奈良のクレソンに梅あんかけです。
ここは葛が美味しいねと会話も弾みます。
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グループごとにこういう鍋で出てきました、栗と滋賀から参加のバームクーヘンを食べて育ったポークのご飯。
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初めてですよ、バームクーヘンを食べてるなんて。
私もそうやって育ててもらいたい(笑)
お漬物がまた美味しくて・・・
胡瓜の糠漬け、紅芯大根、コリンキという南瓜です。
デザートは紫芋の水ようかんと、カシスの水ようかんとマスカット添え
カシスの酸味が紫芋の甘さをリセットしてくれて印象深いデザートでした。
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かわ原さんではランチは1コースのみ。
お隣の方はどうも夜のコースを食べていたみたいです。
なるほど、当たり前なのですが、夜のほうが力作のような気がします。
次は夜のコースに訪れてみたいお店です。
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出汁と本葛が美味しいお店のなので、こういうお店に出会うととても嬉しくなります。
そして、滅多にないことですが、私、栗とバームクーヘン豚のご飯をお替わりしてしまいました
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たくさん美味しくいただくために、朝ごはん抜きだったのでお腹が空いてた?
ご飯を待ってるときに、奥の厨房からジュージュー炒める音が聞こえてました。
後から考えるとこのポークの調理をしていた音だと思うのだけど・・・
美味しいチャンスは逃さずに!という座右の銘がありますので、それに従ったのでございます。
ご亭主さんのお見送りでお腹をさすりながら名残惜しくお店を出て、梅田まで歩いて移動したのでした。
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かわ原 →→→★★★
住所:大阪府大阪市北区豊崎2-4-21
営業時間:11:30~14:00 17:30~LO21:00
定休日:不定休