コース料理があることが前提でちゃんとしたサービスで食事ができる、そういうお店を探して気になったのが中の島にある『QUINTOCANTO』(クイントカント)だった。
店名の後にリストランテとついているので、服装も少し気を付けて臨まなければならない。
Tシャツにサンダルという軽装では行けないお店だ。
たまにはそういうのを好む夜もある。
店内は外の暗さとは対照的に、白が基調でレストランとしては明るい照明でした。
お料理は1コースのみなので座っていれば自動的に出てくる仕組みでございます。
ですが、これが落とし穴だったのですよ。
気楽に構えてまずはシャンパンを飲んでいたら、大きなお皿に見たことも無い凝縮されたお料理の数々が運ばれます。
酔ってる場合ではございません。
説明をききながら食材を覚えなければならないし、味も確認して記憶に留めなくてはなりません。
まずは、アミューズからです。
白いお皿の端っこに置かれたワッフル(ウエハースのような食感でした)でミルフィーユにしたフォアグラとレモンです。
そして目の前で乗せられたガラスの器には 雉とビーツのブロード です。
「ジュ」と言っていたのでスープです。
濃いコンソメだと思いながらイッキ飲みです。美味しかった
ピンクのお皿には、鰹と無花果のアグロドルチェ です。
鰹をイチジクのマリネを合わせ、ビネガーシートを被せて黒ニンニクのメレンゲやブラックオリーブのパウダーをトッピングしてありました。
ゼリー状のものをシートで作るのは各国で結構流行ってるみたいです。
写真最上部↑はこの鰹と無花果なのですが、カメラのピントを合わせるところを変えると白く写るので状態がわかり易いかと撮ってみました。
印象的な青いガラスの器には、フィノッキオのクレマ サフランのジェラード
フィノッキオは根セロリっていうのだったかな、セリ科の植物でセロリの根元の部分がふっくらと太くなっているものです。
クリーム状にしてあるからクレマと言うのでしょう。和食で言うところの「すり流し」でした。
サフランのジェラードと、イワシから作ったショッツル味が染み込んだ小さなクルトン乗せです。
牛タンと牡蠣
細長い板の上にそっと乗せられています。
寄りで撮ってみました
焼いた牛タンに牡蠣のペーストが意外によく合っていてさすがだと思いました。この組み合わせは珍しいはず。宮城県が頭を過りました(笑)
パセリのチップがパリパリして美味しかったです。
パセリオイル添えです。
さて、お料理はまだ序盤です。
スタートの前に挨拶に来てくれたシェフの渾身の作品ですから、頑張って食べなくてはなりません。
続きはまた明日に!
Ristorante QUINTOKANTO →→→
住所:大阪市北区中之島3丁目6−32 ダイビル本館 1F
営業時間:12:30~L.O 13:00 18:00~L.O 20:00
定休日:無休