https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/LGJ43WXVWY/
「アウシュビッツ 死者たちの告白」 配信期限 2020年8月23日(日) 午後9時49分まで
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020081605610
第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。ガス室跡の地中から“謎のメモ”が見つかった。最新技術で解読したところ、書いたのは同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメンバーだったことがわかった。人類史上類を見ない大量虐殺の陰で“裏切り者”と呼ばれた男たち。密室の中で何が行われていたのか。75年の時を超え、よみがえる真実に迫る。(NHK)
・真実は何が何でも生きたいのだ。
・他人の苦しみにいかに無関心でいられるか。
・システム化された虐殺の仕組み
・仲間を裏切る苦しみ
「仲間をガス室に送って、殺人者として生きるのが自分たちの命より大切なのですか?」
「私は普通の人間だ。それがこの仕事に慣れていく」
・労働を命じられた。「ゾンダーコマンド」の仕事だった。ゾンダーコマンドの公式記録はない
・大量虐殺の中で生き残るのか、それともガス室に行くのか。
・ガス室周辺の地面の中に隠された文書はゾンダーコマンドが遺したもの
・ガス室は5つあり、ナチスは4つ破壊していた。
・地下に人を運ぶ/ガス室に誘導する/亡くなった人を運ぶ/金歯や髪の毛を取る/大量殺人の痕跡をなくす(焼却・骨を砕く・砕いた骨を川に流す)と作業が分断されていた。
・何度もガス室に入ろうとした。その度に”復讐“の言葉が頭に浮かんだ。
・「あなたたちもユダヤ人でしょう。どうしてそんなことができるの? 殺人者として生きることがそんなに大切なの?」(子どもから)
・「私の恥はどれほどか」
・文書が解読され、口を開く人が出てきた。
・ドイツ語を話すことができたので通訳として延命をゆるされた。
・空腹で思考停止状態に陥った。
・極限状態になった人はいかに残酷になりうるか。
・生きるためには仕方がないと納得させる。
・真実は何が何でも生きたいのだ。
・元ナチスに聞き取り
・運ばれる人を見ている隊員が次はどうなるかは見ていない。しかし知ってはいた。
・隊員は自分達の手を汚さなかった。
・ゾンダーコマンドの存在が隊員の罪の重さを回避させていた。
・アドルフ・アイヒマン(ユダヤ人を強制収容所に大量輸送を行った責任者)
「私はユダヤ人を一人も殺していない」
・ゾンダーコマンドは14か国とソ連から。年齢も幅広くから集めていた。
・言語が違うと意思疎通ができない。
・ゾンダーコマンドの中で対立が起きるようにしていた。
・「人は違いを受け入れにくい」ということをナチスは熟知していた。
・ここで起きていることを外の世界に知らせないといけない
・収容所内のポーランド諜報員に情報を流した。
・「告白に生きる」意味を見出そうとしていた。
・元諜報員の女性のコメント
・ゾンダーコマンドからの情報は貴重
・ゾンダーコマンドの活動を撮った1枚の写真(死者を扱っている)も外部に出されたもの
・ポーランド亡命政府からイギリスに大量虐殺の情報は伝わっていた。
イギリスは1943年1月アメリカに伝えていた。
「大量虐殺を阻止に動けば、ドイツはユダヤ人を絶滅ではなく他国に追いやる政策をするだろう。我々がユダヤ人を大量に受け入れれば国民の不満が政府に向くことになる」
・1944年夏 ゾンダーコマンドが反乱(ガス室破壊)を計画していたが事前にナチスに漏れ、300人が連行された。それから記録を残すようになった。
・大量虐殺の一部始終を書き残した。世界への大量虐殺の告発、裏切り者として生きたゾンダーコマンドの告発であった。「願いはこのメモが皆の手に渡ることである。このメモを通して世界に伝わり、いつまでも人々の心に残り続けることを願う」。
・大量虐殺の資料はナチスによって破棄されていた。
・ゾンダーコマンドのほとんども口封じで殺された。
生き残ったゾンダーコマンドも仲間からの非難を恐れて口を封じた。
・父(メモを残した本人)は体験を話すことはなかった。
・父の“復讐”とはあの状況で生き延びること。記録を残すこと、二度目の人生を生きること。
・他者の痛みにいかに無関心でいられるか
・「ここに全てが記されているわけではない。真実はもっと悲劇的で計り知れなくほど恐ろしい。メモはいくつも埋められている。探し続けて欲しい」
感想;
NHKプラスに登録しているとPCから見ることができます。
NHKの受信料を払っていると追加の費用は掛からないそうです。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/LGJ43WXVWY/
入力画面に登録すると、すぐに見ることができました。
メモはもっと前に発見されていたそうですが、滲んだり薄くなったりして解読できなかったそうです。
それが科学の進歩で解読でき、ゾンダーコマンドの役割が分かって来たそうです。
ゾンダーコマンドは同じユダヤ人で仲間を裏切る行為をさせられました。
最初はアウシュヴィッツの大量虐殺のことをポーランドの諜報員を通じて世界に知らせることでこの大量虐殺を阻止することだったが、世界は変わりませんでした。
次は反乱を計画しましたがそれも阻止されました。
そこでアウシュヴィッツ収容所で起きていることを記録として残すことをしたとのことです。
私たちはこのことを知り、残し続け、このことが二度と起きないようにしていくことが求められているのだと思いました。
ナチスの強制収容を体験したユダヤ人の精神科医ヴィクトール・フランクルが収容所の体験記「夜と霧」を残しています。
ナチスを批判することではなく、その強制収容所で人々がどう生きたかを残しています。
ビクトール・フランクルはロゴセラピーを確立し、それを自ら強制収容所で実践しました。
生きる意味を問う療法です。
ゾンダーコマンドも意味を考えた結果、このことを知らせることと思い、記録を残しました。
ロゴセラピーについて
-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html
「アウシュビッツ 死者たちの告白」 配信期限 2020年8月23日(日) 午後9時49分まで
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020081605610
第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。ガス室跡の地中から“謎のメモ”が見つかった。最新技術で解読したところ、書いたのは同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメンバーだったことがわかった。人類史上類を見ない大量虐殺の陰で“裏切り者”と呼ばれた男たち。密室の中で何が行われていたのか。75年の時を超え、よみがえる真実に迫る。(NHK)
・真実は何が何でも生きたいのだ。
・他人の苦しみにいかに無関心でいられるか。
・システム化された虐殺の仕組み
・仲間を裏切る苦しみ
「仲間をガス室に送って、殺人者として生きるのが自分たちの命より大切なのですか?」
「私は普通の人間だ。それがこの仕事に慣れていく」
・労働を命じられた。「ゾンダーコマンド」の仕事だった。ゾンダーコマンドの公式記録はない
・大量虐殺の中で生き残るのか、それともガス室に行くのか。
・ガス室周辺の地面の中に隠された文書はゾンダーコマンドが遺したもの
・ガス室は5つあり、ナチスは4つ破壊していた。
・地下に人を運ぶ/ガス室に誘導する/亡くなった人を運ぶ/金歯や髪の毛を取る/大量殺人の痕跡をなくす(焼却・骨を砕く・砕いた骨を川に流す)と作業が分断されていた。
・何度もガス室に入ろうとした。その度に”復讐“の言葉が頭に浮かんだ。
・「あなたたちもユダヤ人でしょう。どうしてそんなことができるの? 殺人者として生きることがそんなに大切なの?」(子どもから)
・「私の恥はどれほどか」
・文書が解読され、口を開く人が出てきた。
・ドイツ語を話すことができたので通訳として延命をゆるされた。
・空腹で思考停止状態に陥った。
・極限状態になった人はいかに残酷になりうるか。
・生きるためには仕方がないと納得させる。
・真実は何が何でも生きたいのだ。
・元ナチスに聞き取り
・運ばれる人を見ている隊員が次はどうなるかは見ていない。しかし知ってはいた。
・隊員は自分達の手を汚さなかった。
・ゾンダーコマンドの存在が隊員の罪の重さを回避させていた。
・アドルフ・アイヒマン(ユダヤ人を強制収容所に大量輸送を行った責任者)
「私はユダヤ人を一人も殺していない」
・ゾンダーコマンドは14か国とソ連から。年齢も幅広くから集めていた。
・言語が違うと意思疎通ができない。
・ゾンダーコマンドの中で対立が起きるようにしていた。
・「人は違いを受け入れにくい」ということをナチスは熟知していた。
・ここで起きていることを外の世界に知らせないといけない
・収容所内のポーランド諜報員に情報を流した。
・「告白に生きる」意味を見出そうとしていた。
・元諜報員の女性のコメント
・ゾンダーコマンドからの情報は貴重
・ゾンダーコマンドの活動を撮った1枚の写真(死者を扱っている)も外部に出されたもの
・ポーランド亡命政府からイギリスに大量虐殺の情報は伝わっていた。
イギリスは1943年1月アメリカに伝えていた。
「大量虐殺を阻止に動けば、ドイツはユダヤ人を絶滅ではなく他国に追いやる政策をするだろう。我々がユダヤ人を大量に受け入れれば国民の不満が政府に向くことになる」
・1944年夏 ゾンダーコマンドが反乱(ガス室破壊)を計画していたが事前にナチスに漏れ、300人が連行された。それから記録を残すようになった。
・大量虐殺の一部始終を書き残した。世界への大量虐殺の告発、裏切り者として生きたゾンダーコマンドの告発であった。「願いはこのメモが皆の手に渡ることである。このメモを通して世界に伝わり、いつまでも人々の心に残り続けることを願う」。
・大量虐殺の資料はナチスによって破棄されていた。
・ゾンダーコマンドのほとんども口封じで殺された。
生き残ったゾンダーコマンドも仲間からの非難を恐れて口を封じた。
・父(メモを残した本人)は体験を話すことはなかった。
・父の“復讐”とはあの状況で生き延びること。記録を残すこと、二度目の人生を生きること。
・他者の痛みにいかに無関心でいられるか
・「ここに全てが記されているわけではない。真実はもっと悲劇的で計り知れなくほど恐ろしい。メモはいくつも埋められている。探し続けて欲しい」
感想;
NHKプラスに登録しているとPCから見ることができます。
NHKの受信料を払っていると追加の費用は掛からないそうです。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/LGJ43WXVWY/
入力画面に登録すると、すぐに見ることができました。
メモはもっと前に発見されていたそうですが、滲んだり薄くなったりして解読できなかったそうです。
それが科学の進歩で解読でき、ゾンダーコマンドの役割が分かって来たそうです。
ゾンダーコマンドは同じユダヤ人で仲間を裏切る行為をさせられました。
最初はアウシュヴィッツの大量虐殺のことをポーランドの諜報員を通じて世界に知らせることでこの大量虐殺を阻止することだったが、世界は変わりませんでした。
次は反乱を計画しましたがそれも阻止されました。
そこでアウシュヴィッツ収容所で起きていることを記録として残すことをしたとのことです。
私たちはこのことを知り、残し続け、このことが二度と起きないようにしていくことが求められているのだと思いました。
ナチスの強制収容を体験したユダヤ人の精神科医ヴィクトール・フランクルが収容所の体験記「夜と霧」を残しています。
ナチスを批判することではなく、その強制収容所で人々がどう生きたかを残しています。
ビクトール・フランクルはロゴセラピーを確立し、それを自ら強制収容所で実践しました。
生きる意味を問う療法です。
ゾンダーコマンドも意味を考えた結果、このことを知らせることと思い、記録を残しました。
ロゴセラピーについて
-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html