中国の明の末に生きた洪自誠が「人がいかに生きていくべきか」を記した指南書です。
新渡戸稲造ば著書「自警録」の中で、何度も「菜根譚(さいこんたん)」から引用をしています。
・見るべし、天地には一日も和気無かるべからず、人心には一日も喜神無かるべからざることを」
天地の間には、たとえ一日でものどかな陽気がなくてはいけないし、人の心には、たとえ一日でも、喜び楽しむ気
持ちがなくてはいけない。
・「己の心を昧まさず。人の情を尽くさず、物の力を竭(つく)さず」
自分自身の心を物欲で曇らせてしまうことなく、他人に対する愛情もなくすようなことはせず、人民の財産をみだりに取り尽くさない。
・「一苦一楽。一疑一信」
苦しんだり楽しんだりして磨き合う。疑ったりしんじたりして考え抜く。
・「魔を降すには、先ず自らの心(しん)を降す」
魔性のものをやっつけようとするなら、何よりもまず自分の心にある魔性を退治することが大切である。
恐怖心は自分の心が作り出している。
高倉健さんの言葉
「人に裏切られたということはない。もしあるとすれば、自分が勘違いしていただけだ」
・「精神は万古に新たなる如し」
人間の精神は永遠に日に日に新しく生き続ける。
心が肥大化すると、人は不安定になります。心というものは土台のないものなので、その日その日で変わるもの。ちょっとした出来事で、心が落ち込むこともあります。しかし、精神というものはその影響を受けません。
・「人生の福境禍区は、皆念想より造成す・念頭梢(やや)異ならば、境界は頓(とみ)に殊(こと)なる」
人の一生のの幸不幸の境涯の区別は、すべてその人自身の心が作り出したものである。心の持ち方がほんの少し変わっただけで、不幸であるという立場がたちまち幸福に変わってしまう・
「ものぐさ精神分析」岸田 秀著
この世のあらゆることは「幻想」であり、私たちは思い込みでこの世界を構成している。
「ソシュールの思想」丸山圭三郎著
言葉を通して世界を分けて見ている。色を五つにしか分けられない言語なら、二時は五色に見えてしまいます。
・「人定まらば天に勝ち、志一(こころざしいつ)ならば気を動かす」
人の心が安定すると天にも勝ち、志が専一であると元気をも動かすことができる。
:「常に死を憂え病を慮(おもんばからば、亦(また)幻業(げんぎょう)を消して道心を長ずべし」
人はいつも死ということを心配し、病気になったときのことを考えたならば、色欲や名誉や利益のようにはかないものに対する迷いの行為をなくして、道を求める心を育てるべきである。
「メメント・モリ」「死を忘れるな」
・「大巧は巧術(こうじゅつ)無し」
本当に巧妙な術を体得した人は、巧妙な術を見せるようなkとおはないものである。
「サービスの達人たち」野地秋嘉著
相手の要望を聞き提案できる人。相手の思いを聞ける人が、上手な営業
「彼女がいないまま、大学4年間が終わるぞ。このままでいいのか?」とけしかけ、「残り一年がんばってみよう」と。
とりあえず女性に声をかけ、一緒にお茶を飲んで恥をかいてみる。恥を乗り越えたあたりで、彼女ができる兆しが見えてきます。経験値はとても大切で、それによって女性をよく知ることになり、円滑に事が進むようになります。仕事の場合も経験値が大事です。
・「熱鬧(ねつどう)の中に、一の冷眼をくる。冷落の処に、一の熱心を存す」
多事多忙なときに、それに流されないで一つの冷静な目をもって対処する。落ちぶれたときに、力を落とさないで一つの情熱をもって対処する。
「菜根譚」の真骨頂は、極端の中にもう一つの極端が入ってくることです。
忙しいときに冷静な目をもって対処する。
「冷眼熱心(れいがんねっしん)」
・「悪を聞きては、就(そのまま)には悪(にく)むべからず。善を聞きては、急に親しむべからず」
人の悪事を聞いて、そのまま鵜呑みにしてその人を憎むようなことをしてはいけない。人の善行を聞いたからといって、急にその人に近づき親しむようなことをしてはいけない。
・「人の小過を責めず、人の陰私を発(あば)かず、人の旧悪を念(おも)わず」
人のささいな過失を責め立てたりせず、人の隠し事も暴き立てず、人の過去の悪事をいつまでも覚えていたりしないようにする。
・「小人と仇讐(きゅうしゅう)することを休(や)めよ」
つまらない人達と憎み合うのはやめなさい。
感想;
言葉は力になります。
西郷隆盛は「言志四録」から言葉を抜き出し、自分の指針にしていたそうです。
自分の好きな言葉を書きとどめて何かあった時にきっと力になると思います。
好きな言葉
人が創る品質 -言葉の力/信じる力-
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/kotoba.html
新渡戸稲造ば著書「自警録」の中で、何度も「菜根譚(さいこんたん)」から引用をしています。
・見るべし、天地には一日も和気無かるべからず、人心には一日も喜神無かるべからざることを」
天地の間には、たとえ一日でものどかな陽気がなくてはいけないし、人の心には、たとえ一日でも、喜び楽しむ気
持ちがなくてはいけない。
・「己の心を昧まさず。人の情を尽くさず、物の力を竭(つく)さず」
自分自身の心を物欲で曇らせてしまうことなく、他人に対する愛情もなくすようなことはせず、人民の財産をみだりに取り尽くさない。
・「一苦一楽。一疑一信」
苦しんだり楽しんだりして磨き合う。疑ったりしんじたりして考え抜く。
・「魔を降すには、先ず自らの心(しん)を降す」
魔性のものをやっつけようとするなら、何よりもまず自分の心にある魔性を退治することが大切である。
恐怖心は自分の心が作り出している。
高倉健さんの言葉
「人に裏切られたということはない。もしあるとすれば、自分が勘違いしていただけだ」
・「精神は万古に新たなる如し」
人間の精神は永遠に日に日に新しく生き続ける。
心が肥大化すると、人は不安定になります。心というものは土台のないものなので、その日その日で変わるもの。ちょっとした出来事で、心が落ち込むこともあります。しかし、精神というものはその影響を受けません。
・「人生の福境禍区は、皆念想より造成す・念頭梢(やや)異ならば、境界は頓(とみ)に殊(こと)なる」
人の一生のの幸不幸の境涯の区別は、すべてその人自身の心が作り出したものである。心の持ち方がほんの少し変わっただけで、不幸であるという立場がたちまち幸福に変わってしまう・
「ものぐさ精神分析」岸田 秀著
この世のあらゆることは「幻想」であり、私たちは思い込みでこの世界を構成している。
「ソシュールの思想」丸山圭三郎著
言葉を通して世界を分けて見ている。色を五つにしか分けられない言語なら、二時は五色に見えてしまいます。
・「人定まらば天に勝ち、志一(こころざしいつ)ならば気を動かす」
人の心が安定すると天にも勝ち、志が専一であると元気をも動かすことができる。
:「常に死を憂え病を慮(おもんばからば、亦(また)幻業(げんぎょう)を消して道心を長ずべし」
人はいつも死ということを心配し、病気になったときのことを考えたならば、色欲や名誉や利益のようにはかないものに対する迷いの行為をなくして、道を求める心を育てるべきである。
「メメント・モリ」「死を忘れるな」
・「大巧は巧術(こうじゅつ)無し」
本当に巧妙な術を体得した人は、巧妙な術を見せるようなkとおはないものである。
「サービスの達人たち」野地秋嘉著
相手の要望を聞き提案できる人。相手の思いを聞ける人が、上手な営業
「彼女がいないまま、大学4年間が終わるぞ。このままでいいのか?」とけしかけ、「残り一年がんばってみよう」と。
とりあえず女性に声をかけ、一緒にお茶を飲んで恥をかいてみる。恥を乗り越えたあたりで、彼女ができる兆しが見えてきます。経験値はとても大切で、それによって女性をよく知ることになり、円滑に事が進むようになります。仕事の場合も経験値が大事です。
・「熱鬧(ねつどう)の中に、一の冷眼をくる。冷落の処に、一の熱心を存す」
多事多忙なときに、それに流されないで一つの冷静な目をもって対処する。落ちぶれたときに、力を落とさないで一つの情熱をもって対処する。
「菜根譚」の真骨頂は、極端の中にもう一つの極端が入ってくることです。
忙しいときに冷静な目をもって対処する。
「冷眼熱心(れいがんねっしん)」
・「悪を聞きては、就(そのまま)には悪(にく)むべからず。善を聞きては、急に親しむべからず」
人の悪事を聞いて、そのまま鵜呑みにしてその人を憎むようなことをしてはいけない。人の善行を聞いたからといって、急にその人に近づき親しむようなことをしてはいけない。
・「人の小過を責めず、人の陰私を発(あば)かず、人の旧悪を念(おも)わず」
人のささいな過失を責め立てたりせず、人の隠し事も暴き立てず、人の過去の悪事をいつまでも覚えていたりしないようにする。
・「小人と仇讐(きゅうしゅう)することを休(や)めよ」
つまらない人達と憎み合うのはやめなさい。
感想;
言葉は力になります。
西郷隆盛は「言志四録」から言葉を抜き出し、自分の指針にしていたそうです。
自分の好きな言葉を書きとどめて何かあった時にきっと力になると思います。
好きな言葉
人が創る品質 -言葉の力/信じる力-
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