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「マイナ保険証」登録後に解除可能へ…ゴリ押し河野デジタル相に厚労省が“NO”のクーデター ”官僚の常識を理解できない河野大臣など自民党閣僚”

2023-08-12 14:23:18 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/355c99f2837bea097b19e59a414a9a5593e28621 8/12(土) 13:56配信ゲンダイ

 厚労省良識派のクーデターなのか──。8日に開催された「マイナンバー情報総点検本部」の会議でマイナ保険証を巡ってアッと驚く方針転換があった。健康保険証を人質にマイナカードの普及をゴリ押ししてきた河野デジタル相に、厚労省が「ノー」を突きつけた格好だ。 
 現行のルールでは、いったんマイナカードに健康保険証の利用登録をすると解除できない。ところが、総点検本部の資料では〈一度登録した後も、マイナ保険証の利用登録の解除を可能とし、資格確認書を交付〉とある。
 厚労省に聞いた。 
「いろいろな指摘をいただき変更することにしました。もともとマイナ保険証の利用登録は任意である以上、登録を外したい方は解除できるようにすべきと考えました。いったん解除した後、再び利用登録をすることも可能です」(医療介護連携政策課・保険データ企画室)
  任意なのに一度入ると抜け出せないといういびつな運用を改め、脱出できるようにしたのだ。 「マイナンバーカードを普及させたいデジタル庁や総務省と異なり、厚労省の中には、人質のように健康保険証がカード普及に利用されていると思う官僚も少なくない。昨年秋に河野大臣がいきなり現行保険証の廃止をブチ上げたことも尾を引いている。そうした厚労省良識派の不満もあり、『任意だから解除も可能』という正論が通った格好です」(厚労省関係者)
  マイナンバーカードが手元からなくなる自主返納でなく、カードを持ったまま保険証登録だけを解除したり、再登録できるのはありがたい。
  デジタル庁の公開データによると7月30日時点のマイナ保険証の利用登録は約6500万人。現行保険証が廃止される来秋以降、「マイナ保険証vs資格確認書」の勝敗が数値で見えることになる。はたして、どちらを選ぶ国民が多いのか。
  「マイナ保険証は発行から5年ごとの有効期限に合わせて市町村の窓口に行って更新する必要があるうえ、受診ごとに提示が求められます。蓄積された診療・薬剤情報を活用できる利点がありますが、実際にはデータの更新が遅く、使い物にならない。薬剤情報がタイムリーにわかる電子処方箋の普及はわずか2%程度です。
 一方、資格確認書の期限は最長5年ですが、マイナ保険証と違って更新時の申請は不要。自動的に送られてきます。それに、現行保険証と同様に月1度の提示で済む可能性が高い。
 マイナ保険証への不安や不信が払拭され、利便性が認められるようになるまでは、資格確認書に人気が集まりそうです」(医療関係者)
  河野大臣は9日、神奈川県の茅ケ崎市役所でマイナ保険証の体験会を視察。健康保険証の廃止については「法律で決まっていること」。廃止に疑問を持つ医療関係者もいると問われると、「お医者さんがどう思うかではなく、きちんとやるべきことはやっていただかなければならない」と国民の怒りに火をつけるような発言を連発した。来秋以降、マイナ保険証の利用登録がみるみる減ったら、河野大臣はどんな顔をするのか。 

感想
 厚労省の官僚の英断と勇気に拍手を送りたい。
任意なのに河野大臣の「法律で決まっている」発言はまさに国家権力のごり押しです。
 岸田首相の「ていねいに国民に説明し・・・」を無視する、いや逆の行動です。
つまり、河野大臣は岸田首相に意向に反対しているのです。それを認めていると岸田首相の「ていねいに国民に説明し・・・」は嘘ということになります。
 まあ、これまで「スピード感を以って」「ていねいに」と言いながら実践されて来られませんでした。今後の岸田首相が河野大臣をどうされるかでしょう。

不正から再起目指す 三菱電機長崎製作所 ハード、ソフト両面で進む改革 ”不正はトップの考え方の具現化”

2023-08-12 11:53:22 | 社会

 三菱電機長崎製作所(西彼時津町)では2021年6月、鉄道車両用空調装置などで契約と異なる検査やデータの虚偽記載が横行していたことが発覚した。品質不正問題はその後、同社全体へと波及し、日本の製造業への信頼を揺るがす事態に発展。同社は昨年10月に最終調査報告書を公表した。半年を過ぎ、再起を目指して改革に取り組む長崎製作所の現状を取材した。
  長崎では、顧客の指定する内容の検査をせず架空のデータを記入したり、適正に検査したように偽装するため架空の検査データを自動作成するプログラムを使ったりする不正があった。背景には、実質的な製品の品質に問題はないという正当化や、課題について「言えない、言わせない」という組織風土などがあったという。35年以上続いていた不正の例もあり、根本からの対策が求められている。
  同社は現在、全社を挙げて「品質風土」「組織風土」「ガバナンス」の三つの改革に取り組む。問題発覚が早かった長崎ではこのうち、主に品質と組織の面でいち早く改革を進めてきた。  
◆「問題発覚後、長崎製作所としてすぐに再発防止に着手した。
 現場が不適切行為を起こす必要のない仕組みや環境づくりを進めている」。麻生英樹長崎製作所品質保証部長は強調する。
  不正発覚後、長崎では試験室の増設や自動試験システムの導入など、試験機能そのものを強化。これまでの人手による記録や判定を自動化し、ミスや不正を未然に防ぐ仕組みに変えた。
  また、これまで長崎の各製造部にあった品質管理部門を「品質保証部」に一元化し、出荷の許可や停止の権限を製造部門から切り離した。加えて、本社直属の「長崎品質保証監理部」を新設。組織体制を見直し、品質管理のけん制機能の強化を図っている。
  一方、不正の背景にあるとされたコミュニケーション面もてこ入れする。日頃から意識してあいさつや感謝を伝え、会話やメールなどでは役職ではなく「さん付け」を使う。集会やミーティングなどで上司と部下が話す機会も増やした。部門の垣根を越え企業倫理について話し合うワークショップも開催。ハード、ソフト両面での改革を進める。  
◆4月に就任した平國悟所長は主に家電部門出身。
 社会システム関連機器を扱う長崎では他部門出身が所長となる例はほぼなく、改革の旗振り役として期待される。平國所長は「お客さま、地域の皆さまの信頼信用を回復できるよう、皆と一丸となって改革を進めていく」と前を見据える。
  長崎製作所は1924年に創立し、来年で100周年。関係会社の社員も含めると千人以上が働く大所帯だ。不正の象徴的な存在ともなった長崎が、信頼回復に向けた改革の旗印となるか注目が集まる。


2022年1月号 広報会議
メディアはどう見た?
●「株主『不祥事のデパート』三菱電機、相次ぐ不正」
(2021年6月30日 朝日新聞デジタル)
●「三菱電機、再び不祥事『変わらぬ後手対応』の唖然」
(2021年8月5日 東洋経済オンライン)
●三菱電機『工場あって会社なし』本社と断絶、不正生む」
(2021年10月1日 日本経済新聞電子版)

感想
 トップの考えがおかしいから不正が起きるのです。
そのことを三菱電機のトップが認識されているかどうかです。

 なぜ現場が不正を行ったか?
その声を聴いて、現場からの要望をきちんとトップに報告して、トップが反省して、改善されていると良いのですが。

 不正が起きると、不正に手を染めた現場の責任にしていますが、現場が不正をしたいわけはありません。不正をしないと評価されないから、あるいはマイナス評価、酷い場合は罰せられるからです。
 その典型が東芝でした。
 三菱電機 不祥事 検索
でるわでるはたくさん過去から不正のオンパレードです。
なぜそれぞれに対策しているのにまた起きるのでしょうか?
答えはシンプルです。
トップの考えが変わらないからです。
 **** 不祥事 検索
****に企業名を入れると、ほとんど不正が出てこない企業と、不正のデパートのような企業があります。
 
三菱グループは不祥事が多いですね。
それが三菱の文化なのかと思ったりします。

 さあ、10年後に三菱電機が不祥事を起こしているかどうか? 

「もっと困窮した家庭を救え!」こども家庭庁主催の写真コンクールが大炎上 ”子どもの貧困に取り組まない家庭庁は税金の無駄遣いだけでは?”

2023-08-12 11:20:48 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/48966216ec1418a94ae1001b765fed1d82da01cc 8/12(土) 9:06配信 ゲンダイ
《こんなことやる時間どこにあるんですか?》 
《写真スタジオがやることでしょ》 
《これやる前にもっとするべきことあるはずですよね》 
《コンテストの目的っていったい何ですか?》
  “異次元の少子化対策”の司令塔「こども家庭庁」の的外れ政策に批判殺到!
 NHKが“燃料投下” 「"やっぱり、家族っていいね。"こどもや家族を思うあたたかい気持ちを写真にしてご応募ください」という文言とともに、こども家庭庁が3日にツイッターで公開した「令和5年度 こどもまんなか『家族の日』写真コンクール」の募集案内が大炎上している。
 "安心して子供を産み育てることができる社会づくりの機運を高めることを目的"として、こども家庭庁は写真コンクール(募集期間8月1日~9月4日)を企画した。
  ネットが反応したのは、そこにサンプルとして掲載されていた写真。
にこやかに写真に収まる子供とおばあさんのまぶしすぎる笑顔に、SNSを中心に「被写体に罪はまったくないが、もっと困窮している家庭を救うのがこども家庭庁の仕事なのでは?」と疑問を呈する声が多く上がっている。
 実際、世の中には、社会的に困窮している家庭がたくさんあり、こども家庭庁がわざわざ職員と税金を使って写真コンテストをやる必要があるのか疑わしい。
  募集作品のテーマを見ても、「家族の団らん、パパの育児、三世代家族の様子、親子で一緒に楽しみながら何かに取り組んでいる日常の様子」「出産を控え家族で準備している様子、子育て家族の絆やあたたかさ・ほほえましさを表している様子」「ワークライフバランスの取組(定時退社し子育てイベントへの参加など)」といった、"幸せな子育て写真"を望んでいることが見て取れる。そこからは、「過酷な育児」といった子育てのリアルな様子を汲み取ろうとする行政としての姿勢は見えてこない。 
■大胆過ぎる個人情報の取り扱いにも批判  
 さらに問題なのは、こども家庭庁の個人情報の取り扱いだ。募集要項では、"子育てを支える家族や地域の大切さに関する「写真」を全国から募集し、優秀な作品について表彰します"としているが、「応募者は、応募に当たり、こども家庭庁が管理するウェブサイトやその他広報物において、応募作品が使用されることについて承諾したものとします」とある。「入賞作品の発表では、こども家庭庁ホームページに、作品のタイトル、お住まいの都道府県、実名を掲載します。
 匿名、アカウント名等による発表はいたしません」ということは、"実名・顔出し"で幼い子どもがいることを世間に知らしめろ、と言っているも同然だ。  
 今回の「こどもまんなか『家族の日』写真コンクール」の企画意図と目的をこども家庭庁に聞いた。 「子供や家族、地域の繋がりといった、子育てを取り巻くいろんな環境や楽しそうにしている様子、子供自身が一生懸命何かに取り組んでいたり、地域で支える様子など、温かい素敵な写真を応募していただき、その様子を発信することで、ちょっとほっこりした気持ちになっていただければと。それで、子供、子育てを支えることが素敵だなって思っていただくのが目的です」(こども家庭庁少子化対策室地域連携係)
  以下は筆者がこども家庭庁にぶつけた質問とそれに対する回答だ。 
Q.虐待や貧困、困窮している家庭のサポートなど、こども家庭庁が率先してすべきことが他にもあるのでは? 
A.「当然、それは重要なことでありますので、他の部局で色々支援を行っております」 
Q.SNSを中心に非難の声が上がっていることに関しては? 
A.「厳しいご意見があるのは承知しております。いろんなご意見があるなかで、それを踏まえ、発信の方法などは内部で検討していきます」 
Q.個人情報の取り扱いについてどう考えているのか。 
A.「写真は公表はしますが、勝手に載せるわけではないので……」
  今回のコンクールの審査員には、戦場カメラマンの渡部陽一氏の名前も上がっている。審査員の選考基準についても聞いてみると、「お答えできません」の一点張り。事業予算についても、「現時点ではお答えできません。今調査しているところです」との説明だった。つまり、予算を決めずに見切り発車したということのなのだろうか。こども家庭庁は現時点で写真コンクールの企画を取りやめる予定はないとしている。 (取材・文=中西美穂/ジャーナリスト)


子どもの貧困対策(日本財団)



感想
 子どもの貧困は、貧困の連鎖であり、日本の未来を暗くします。
長岡藩の米百俵の例のように、”写真コンクール”に使う予算があれば、一人でも貧困を減らす取り組みが、本来の家庭庁の仕事でしょう。
 こんな無駄なお金を使い、きっとどこかの企業への委託で、家庭庁も議員にキックバックがあるのではと勘ぐってみたくなります。
 貧困の子どもを救うことよりもPRすることだと勘違いしている大臣、官僚、困ったものです。

 それと子どもの写真を住まいの都道府県と実名載せると、犯罪に利用されます。
そのときの責任をどう取るのでしょうか? 
⇒マイナンバーカードの個人情報流出や犯罪に利用されても、責任は取りませんと同じように責任は取らないようにしているのでしょう。

万博否定派は「まったく事態が理解できていない証拠 自分の価値を下げるだけ」維新・足立康史議員ツイに賛否「酷い言い訳」「五輪以下」 ”足立康史議員はご自分の価値を下げてることに気付いていない”

2023-08-12 01:48:00 | 社会

 日本維新の会の足立康史議員がX(旧ツイッター)で、準備の遅れが指摘されている大阪・関西万博について「ネガティブキャンペーンをするのは、まったく事態が理解できていない証拠」とブッタ切った。
  足立議員は「2025大阪・関西万博の成功へ、関係者が苦労している最大の理由は、東京五輪で逮捕者まで出した古い慣行を排除して透明かつ公正に国家事業に取り組んでいるから」と説明。「にもかかわらず、五輪と万博とを並べてネガティブキャンペーンをするのは、まったく事態が理解できていない証拠。最後はご自分の価値を下げるだけ」と指摘した。
  その挙げ句「マイナ保険証反対運動やってる立憲共産党と同じ。」と揶揄した。  この書き込みには「万博、楽しみにしています。大阪人として、大阪で再び万博が開催されることを誇りに思います。」という声も寄せられた一方で、批判的なコメントが多数。「間に合わない 埋立地 予算が倍増 オリンピック以下では…」「酷い言い訳 事態が理解できていないのはどちらでしょうか」「いや、一般市民は元々、こんなイベント望んでいないと思いますよ」という声があがった。

感想
 いうに事欠いて、うまく行かない理由が”透明かつ公正”とは笑ってしまいました。
足立議員はご自分が、「東京オリンピックがが不透明で不公正だった」と公言していることに気付いておられません。
 

こんなおかしな保険までしてやっていること自体、ニーズが弱いのです。
大阪府民は借金が大変です。
関西経営団体も負担が増えます。
国民の税金も1/3注がれます。
意味の薄いことを税金使ってやることに今意味があると本当に信じておられるなら、客観的に物事を見る力が弱いのかもしれません。

マイナ保険証は誰のためになるのでしょうか?
国民のためでないからうまく行かないのです。
2兆円も税金使って、トラブル起こして、さらに維持費に税金使って、なんのために行っているのでしょう。

「異彩を、放て。『ヘラルボニー』が福祉×アートで世界を変える」松田文登/松田崇弥共著 ”「いつか福祉の仕事に関わりたいね」夢を実現させる”

2023-08-12 01:16:48 | 本の紹介
2018年7月、自閉症の兄が幸せになる社会を、人生をかけて実現したい」という一心でヘラルボニーを設立しました。(ヘラルボニーのHP)

・お兄ちゃん(自閉症)が入ってる障害者の集まるゆうゆうの会で、プールに行った時にも、ぼくと同じくらいの男の子がお兄ちゃんたちのことを指さして笑っていたので、自分のことのようにはらが経ちました。
 こういう時にいつも思うことがあります。
「障害者だって同じ人間なのに。」
ということです。ぼく達と同じようにふつうに見てもらいたいです。

・二人(双子)そろって、いわゆる「ヤンキー」のグループに属して、仲間とつるむようになった。グループにいれば、自然に兄のことでとやかく言ってくる奴はいなくなる。ピアスも開けたし、髪も染めた。中学2年の後半からは授業をほとんどサボるようにもなった。・・・
そんな悲惨な中学時代にも、一つだけマジメに続けたことがあった。卓球だ。

・働き始めてからも僕ら双子は、ことあるごとに「いつか福祉の仕事に関わりたいね」と話していた。それは、兄の暮らすこの世界を、少しでもマシにしたいという思いからだ。兄に対する冷たい視線を、ずっと見て見ぬ振りをするのはもうイヤだった。

・「この作品(るんびにい美術館)たちを、社会にプレゼンしたい、何ができるかはわからないけど、一緒にやらない⁉」・・・
そこからはもう、勢いまかせだ。
 仕事へ行く前の早朝か仕事終わりの深夜に、四人でSkypeをつないで、来る日も来る日も作戦会議を開いた。それぞれの得意分野や仕事のスキルを生かし、手分けしてリサーチしたりアイデアを考えたりして、プランを組み立てていった。
 障害のある人のつくるアート作品は、一般的に「アウトサイダー・アート(周縁の人の芸術)」や「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼ばれ、20世紀以降少しずつ確立されてきたのだという。

・るんびにい美術館の作家たちの作品を、シルクのネクタイにして商品化させてもらいたい。・・・
るんびにい美術館からは一切費用をいただかないこと。るんびにいに在籍する作家の作品を一部お借りし、商品化すること。売り上げの一部を作家の方に還元することを説明した。・・・
「皆さんに強い思いがあるのはわかりました。賭けてみたいと思います。

・やっとのことで話を聞いてくれる企業を見つけても、「これだけの色数を織地にして、シルクネクタイをつくるのは無理」「デザインを再現するのが難しい」と、技術的な面で断られまくった。
 そうやって一つ、また一つとリストの企業が消えていく中、とある企業が「うちじゃ無理だけど、銀座田屋というメーカーは”世界一”のクオリティだから、できると思うよ」とアドバイスをくれた。・・・
 真正面から行くのが難しそうなら、あえて裏口から。文登は「工場見学をしたい」と連絡し、米沢の工房を訪問。対応してくれた工場長の方にいきなり企画書を渡し、僕らのやりたいことを実現できるのは銀座田屋さんしかいないと直談判した。
 ダメでもともとだと思っていたが、しばらくして銀座田屋から連絡があり、僕らと商談してもらえることになった。

・和樹さん(宮沢賢治の実弟・清六さんの孫)がおっしゃるには、「雨ニモマケず」はもともと、宮沢賢治が作品として書いたものではなく、亡くなる2年ほど前、身体が弱っているときに自分自身に向けて考えを介留めたものだったのだという。それをうかがったとき、僕の中でるんびにい美術館の作家たちと、宮沢賢治の姿が重なって見えた。・・・
 今回のプロダクトでは「『雨ニモマケズ』の世界を洋傘に。」をテーマに、・・・

・急いでプロジェクト概要をまとめ、アクセラレーションプログラム「GARAGE Program」に応募したところ、運よく採択され、2018年2月から参加することができた。

・「ヘラルボニー」に意味が生まれた日
「会社の名前を『ヘラルボニー』にしよう」と言い出したのは、崇弥だった。MUKUはあくまでブランド名にして、さらに活動を広げるべく、ふさわしい名前を付けたかった。
 卒業作品制作のとき見つけた、兄の自由帳に書いてあった「ヘラルボニー」という文字。4年経っても相変わらず、検索結果に引っかからなかった。まだ、この世にその意味も価値も、存在していない言葉。その言葉を社名にすることで、僕らの歩みによって、「ヘラルボニー」に新たな価値が生まれる。

・障害のある作家や福祉施設とライセンス契約し、アート作品をデジタルデータして保存して、ヘラルボニーのIP(知的財産)として管理、作品をプロダクトやサービスに用いたいという企業や団体からライセンス料をもらうことにした。そうすれば、もう既にこの世にある作品でビジネスすることができるし、作家や福祉施設にとって継続的な収入につながる。

・ヘラルボニーがヘラルボニーらしい決断ができるように、その軸となつようなバリューを定めた。
①自分が、主役だ。
②ちがいに、リスペクトを。
③クリエイティブに、はみだそう。
④作家ファースト。
⑤変化を、届ける。
⑥福祉領域を、拡張しよう。

感想
  障害を抱えた兄がいなければ、福祉をビジネスにしようとは思わなかったでしょう。
 双子の二人は中学生の時ヤンキーの仲間に入っていましたが、卓球というものがあったので、人生を踏みはずす一歩手前で踏みとどまることができたようです。
 卓球で入学した高校が地元から離れていたので、ヤンキー仲間と縁を断ち切ることができました。

 何かをしたいという気持ちがあるといろいろなことにチャレンジするエネルギーが生まれてくるようです。