幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

阿川佐和子さん「サワコの朝 内野聖陽さん」 ”留年して掴んだ道!”

2019-03-24 08:24:54 | 生き方/考え方
まさあきと呼ぶが読めない人が多くせいようと。父が住職だった。
1968年生まれ、早稲田大学在学中に文学座に。
茶目っ気たっぷりな側面にサワコさんが惹きこまれる。

トーク番組は落ち着かない。芝居しているつもりで。
横浜出身。海の無い周りは田んぼ。父が住職。姉二人。住職になる予定。躾は厳しい。食事の時の作法は厳しかった。食事の前に五感おしょを唱えてから食事するとか。
父と二人で九州旅行。予定も立てずに旅行するタイプだった。父は怖かった。砂利の上に正座させられたこともある。げんこつも。お仕置きがあった。お寺の中でも長的な役割だったので。自分でも後を引き継ぐものだと思っていた。

父が庭に鉄棒を作っていて、毎日やれと言われていた。なので身体は筋肉質だった。でも小児喘息やっていたので。俳優になるとは思わなかった。人前に出るのも苦手。

1曲目。ブルーハイツ「未来は僕等の手の中に」
お寺の跡取りとの気持ちが常にひっかかっていた。いつか自分も羽ばたきたいと思っていた。この歌が自分を解放してくれるような気持になった。
わかい。あの時のエネルギーを思いだす。父に引き継がない言うときに、じゃ何をやりたいのかが見つからなかった。早稲田の政経だったのでジャーナリストになりたいと思う気持ちもあった。英語が好きだったので、国際的に飛び回りたいと。
卒業するときに単位を落とした。英語サークルで英語を使って劇をすることに熱中してしまった。演劇やっている人を何をやっているのかと思っていた。
英語での表現「Oh my God!」と言えない。英語では表現できないことに気づいた。留年することになり、だったら文学座で1年勉強してきたらと先輩が言ってくれた。模索していた。

英語劇やっていたので変な癖が付いていた。舞台もたくさん経験してきた。一人芝居をやることになった。女優引き立てるために生瀬さんと私がいたようだった。
井上ひさしの作品は「箱根強羅ホテル」を初めて。脚本が来るのが遅い。稽古期間の2/3ぐらい過ぎてから。一週間前に少しずつ来た。前日にきれいな原稿を貰った。初日開けても朝練をやった。曲本が素晴らしい。できたら早く書いて欲しかった。
いつか一人芝居をやりたいと思っていたので、これだと。
俳優を天職だと思ったのは? 半ばまでは思えなかった。
自分がこの道と決めているので、この道だと戦えるかと。

自分の弱さと戦っている。役者をやっていれば戦える。一つのお芝居の役を受けると、真剣にやっている。待ち時間のときも芝居のことを考えている。いい意味で役者バカ(ブラックペアンの監督)。嬉しいです。役作りを掘り下げたい。
タナゴを飼っている。サービスエリアでタナゴを売っていて、迷った末に飼った。魚の泳ぎに癒される。

2曲目は、ロケ先で知った。GLIM SPNKY「大人になったら」。メッセージ性がある歌。すっかりファンになった。コンサートに行った。
若い時こういうことがあった。皆が夢を追っている。自分はまだ何をしていいかわからない。そんな時代があった。ルッコラ、小松菜、ホウレンソウを育てている。

感想
人生何がどうなるかわからないものです。
留年は失敗と思いがちです。
ところが留年したので、文学座に入って演劇の道を歩み俳優に。
人生に失敗はないのでしょう。
今その状況で何をするかなのでしょう。
一生懸命にやっていると道が開けてくるのだと思います。
人生に良い悪いの選択肢があるのではなく、選択した道を一生懸命に歩むかどうかなのでしょう。

10代前半、自殺が死因1位 17年の人口動態統計 "若者を救う対策を!”

2019-03-21 19:53:38 | 社会
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2019032101001270.html 019/03/21(共同通信)
 厚生労働省がまとめた2017年の人口動態統計で、戦後初めて日本人の10〜14歳の死因として自殺が1位になっていたことが21日、分かった。近年、国内の自殺者数が大きく減る中で、10〜20代で改善が進まないことに懸念が広がっており、若者に焦点を絞った自殺予防対策の強化が喫緊の課題となっている。

 既に公表されている同統計の確定数によると、17年に自殺した10〜14歳の子は100人。この年代の死因の22.9%に達した。2位はがんで99人(22.7%)、3位は不慮の事故で51人(11.7%)。

感想
全体の自殺者は減っています。
しかし、若者の自殺者数は減っていません。

若者の支援をどうすればよいか、考えていくことなのでしょう。
若者は電話を使いません。
メール、LINEです。
引きこもりの若者もネット中心です。

いのちの電話もいつまでも電話に拘っていると、社会的な使命が薄れていくだけのように思います。
少し、メール相談もやられているようですが・・・。


「統合失調スペクトラムがよくわかる本」糸川昌成著 ”スペクトラムとは?”

2019-03-21 02:25:35 | 本の紹介
・統合失調症スペクトラムとは
「統合失調症」やそれに連続する障害や病気を、ひとつのまとまりとする考え方。中心となる症状には、妄想、幻覚、思考障害、まとまりのない行動。陰性症状(感情が鈍くなる・意欲が低下する)がある。

・主な統合失調症スペクトラム
 ・ゆっくり回復に向かう統合失調症
 ・半年以内に治る統合失調症障害
 ・発症は突然でも短期間の短期精神病性障害
 ・妄想だけが強く出る妄想性障害
 ・病気でない統合失調症パーソナリティ障害

・精神科の診断は類型診断だから、同じ人に異なった病名の診断

・よく聞いておきたいこと
 ・診断の根拠
 ・治療方針
 ・薬について
 ・生活上での注意
 ・疑問点、心配な点

・中心となる5つの症状
 ・妄想
 ・幻覚
 ・思考障害
 ・まとまりのない行為
 ・陰性症状

・カルボニルストレス
 体内に「ペントシジン」という物質がたまり、これを取り除く働きをもつビタミンB6が足りなくなった状態です。

・3つの治療法を組み合わせる
1)薬物療法
2)精神療法
3)精神科リハビリテーション

・まず使われるのは非定型抗精神薬
 ・セロトニン・ドパミン遮断薬
 ・多元受容体作用抗精神病薬
 ・ドパミン部分作動薬

・補助剤として使われる薬
 ・睡眠薬
 ・抗不安薬
 ・抗うつ薬
 ・気分安定薬
 ・副作用に対する治療薬

・一種類の薬を少しだけ使うのが主流

・幻想を受け止めるのは八割に

感想
病気になったら、病気のことを知ること。
治療方法について、きちんと医師に確認することなのでしょう。
そして自分で洗濯していくことなのでしょう。

「統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」糸川昌成著 ”先ずは知ることがスタート”

2019-03-20 01:46:11 | 本の紹介
・精神症状には病気と病気でないものがある

・統合失調症の治療
 ・精神科の薬による脳の治療
 ・尊厳や関係性や履歴のような脳以外の養生
 ・気晴らしや慰めによる体験反応へのいたわりともてなし
 ・体験反応のもとになった体験へのアプローチ

・「統合失調症」とは、幻覚や妄想といった症状を特徴とする精神疾患の1つです。“脳の病気”であり、からだの病気と同様、治療が必要な病気なのだということを、まずは理解しておいてください。

・100人に1人が発症している身近な病気
 ・糖尿病 316万人
 ・悪性新生物(がん)160万人(グラフから)
 ・ぜんそく 115万(グラフから)
 ・統合失調症 77万人
 ・アルツハイマー病 53万人

・思春期~青年期に発症しやすい病気
 ・男性 27歳が平均
 ・女性 30歳が平均

・同じ家系での発症率
 ・一卵性双生児   48%
 ・二卵性双生児   17%
 ・患者さんの子ども 13%
 ・一般集団      1%

・3つに分類される統合失調症の中核的な症状
 ・陽性症状 おもに急性期
 ・陰性症状 おもに休息期~回復期
 ・認知機能障害 前駆期~回復期(陰性症状が改善したあとも持続することが多い)

・統合失調症の「自我障害」
1)「自分で考えている」「自分が行動している」という認識がくずれる。
2)自分の考えが周囲に知れ渡ってしまう
3)他人の考えが自分のなかに入ってくる。

・統合失調症の治療
1)薬物療法
 ・抗精神病薬
2)リハビリテーション
 ・SST(社会生活技能訓練)
 ・認知行動療法 など

感想
先ずは知ることなのだと思います。
知ることで少しでも理解できるのだと思います。

精神疾患は0/100ではなく、0~100の間なのだと思います。
日常生活に混乱がなければ治療を要しないだけなのかもしれません。
くすりだけではく、リハビリテーションも必須のようです。
この本では紹介されていませんが、オープンダイアローグが統合失調症の治療方法として注目を浴びています。

「ネガティブ・ケイパビリティ答えの出ない事態に耐える力」帚木蓬生著 "無理に解決しない”

2019-03-19 03:00:55 | 本の紹介
・ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability 負の能力もしくは陰性能力)とは、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」をさします。あるいは、「性急に証明や理由を求めずに、不果実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」を意味します。

・キーツがネガティブ・ケイパビリティの用語を書き記した170年後、同じく英国のウィルフレッド・R・ビオンによって新たに言及されたのは、私には奇跡にしか思えないのです。

・ビオンがネガティブ・ケイパビリティの重要性を説いたのは、詩や散文といった文学の分野、ありは芸術の分野ではなかったのです。ビオンの専門である精神分析の分野で、ネガティブ・ケイパビリティは不可欠だと注意を促したのです。ネガティブ・ケイパビリティを保持しつつ、治療者と患者の出会いを支え続けることによって、人と人との素朴な、生身の交流が生じるのだとビオンは説きました。精神分析に限らず、人と人との出会いによって悩みを軽減していく精神療法の場において、ネガティブ。ケイパビリティは必須の要素だと、ビオンは考えたのです。

・ビオンは、将来のノーベル文学賞受賞者サミュエル・ベケットを患者として治療する機会に恵まれます。

・不可解さに性急に結論を与えず、神秘さと不可思議さに身を浸しつつ、宙ぶらりんを耐えぬく力、ネガティブ・ケイパビリティに行きついたのも、出発点が若い頃のベケットとの出会いにあったからでしょう。

・ネガティブ・ケイパビリティが保持するのは、形のない、無限の、言葉ではいい表しようのばう、非存在の存在です。この状態は、記憶も欲望も理解も捨てて、初めて行き着けるのだと結論づけます。

・作家モーリス・ブランショ
「答えは質問の不幸である」
「答えは好奇心を殺す」

・作家黒井千次
「謎や問には、簡単に答えが与えられぬほうがよいのではないかと。不明のまま抱いていた謎は、それを抱く人の体温によって成長、成熟し、さらに豊かな謎への育っていくのではあるまいか。そして場合によっては、一段と深みを増した謎は、底の浅い答えよりも遥かに貴重なものを内に宿しているような気がしてならない」

・小児科医ウィニコットの「ホールディング」(抱える)
「治療上大切なのは、今生じていることを手を加えずに持ちこたえることだ」

・人の病の最良の薬は人である
ヒューマニティは医療のホルモンである(カナダ医師ウィリアム・オスらー)

・身の上相談に必要なネガティブ・ケイパビリティ
 身の上相談には、解決法を見つけようにも見つからない、手のつけどころのない悩みが多く含まれています。主治医の私としては、この宙ぶらりんの状態をそのまま保持し、間に合わせの解決法で帳尻を合わせず、じっと耐え続けていくしかありません。耐えるとき、これこそがネガティブ・ケイパビリティだと、自分に言い聞かせます。すると耐える力が増すのです。

・「治せないかもしれませんが、トリートメントはできます」
トリートメントが意味するところは「治療」で、言い換えると「治す行為」でした。

・メディシンマンの薬草も、大いにこのプラセボ効果をねらっていると考えられます。

・メディシンマンが用いる知慮法
 ・占い
 ・悪魔払いないし病魔退治
 現代のあらゆる精神療法に共通している。

・プラセボ効果
1980年代初頭に実施された実験では、835人の頭痛を頭痛を訴える女性患者を四群に分けて、います。A群はただ単に(鎮痛薬)と書いたプラセボ、B群は鎮痛薬の有名ブランド名を記したプラセボ、C群は(鎮痛薬)とのみ記したアスピリン、D群はB群同様に有名ブランド名を記したアスピリンを投与しました。
一週間後、頭痛がどのくらい軽くなったかを点数化して返答を集計すると、鎮痛効果はDCBAの順でした。プラセボよりもアスピリンの実薬のほうが効果があったのはいなめません。しかし有名ブランド名を記したほうが、偽薬、実薬ともに効果大だったのです。

・ノセボ効果
 プラセボでも副作用が出るという驚くべき事実です。

・誰に対しても、治療するだけというのは大変な間違いです。私たちは、心のすべてを差し出さなくてはなりません。

・研究に必要な「運・鈍・根」
 運・鈍・根は、ネガティブ・ケイパビリティの別な表現と言っていいのです。

・そうやっても、うまくいかない事例に出会ったときこそ、この「ネガティブ・ケイパビリティ」が必要になってきます。
「どうしても解決しないときにも、持ちこたえていくことができる能力」を焙ってやる、こんな視点も重要かもしれません。

・戦争は、こうした国の宝とも言うべき若者の命を、いとも簡単に吸い取ります。戦争を始め、遂行するのは、若者ではありません。分別があるはずの大人たち、年配者たちです。
戦没した若い画家たちの絵を展示しているのが、長野県上田市にある「無言館」
絵を見ていると、もし戦争がなかったら、あったとしても生還出来たら、どんな作品が描かれていたろうと想像がかき立てられます。そんな未来に生まれたはずの絵も、戦争は閉ざしてしまうのです。

感想
あるがままを受け入れる。
自然に任せることなのでしょう。

解決できることは解決しても、どうしようもないことは、無理をせず、とりあえずそれを抱えながら生きていくことも大切なんだと知りました。