幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「キラーストレス心と体をどう守るか」NHKスペシャル取材班 ”キラーストレスを知り対処する”

2019-03-17 04:08:28 | 本の紹介
・うつ病で死んでいく哀れな魚
 一匹の小魚を、どう猛な天敵魚がいる実験水槽に入れる。小魚は当然、捕食されまいと懸命に逃げ回るわけだが、実のところ、天敵は見えないガラスの板の向こう側にいて、小魚の身に危険が及ぶことはない。ストレスだけを与えることを企図している。緊張状態にある小魚は、天敵のちょっとした動きにも”ビクン“と反応する。やがて、小魚は水槽の底ではほとんど動かなくなる。ストレスによるうつ状態である。餌を食べなくなり、死んでしまうこともあるらしい。

・闘争か逃走か
 ストレス反応とは、私たちの祖先が「命をつなぐために進化させた大切な体の機能」だったのだ。

・複数のストレスが重なり、長く続いたとき、いったい体の中で何が起きるのか? その答えは「脳が物理的にむしばまれる!」

・目の前の現実についてではなく、過去や未来についてあれこれ考えを巡らせてしまう状態を「マインド・ワンダリング(心の迷走)」と呼び、いま、世界中で関心が高まっている。2010年、ハーバード大学の心理学者マシュー・キリングスワースらが2250人を対象に行った。マインド・ワンダリングに関する大規模な行動心理調査の結果を発表。それによると、このマインド・ワンダリングの状態は、生活時間の実に47%にも上がった。つまり、起きている時間の半分近くで、私たちはストレスを感じやすい状態に置かれているのだ。
「人間が過去や未来のことをあれこれ考えてしまうのは、将来の計画を立てるためです。しかし、そうしている間、ストレス反応がずっと続いていいるのです。どんどん脳をむしばみ、心の状態を悪くしてしまいます」

・NPY(神経ペプチド)が少ない体質の人は、脳が過敏に反応し、逆にNPYが多い体質の人は、ほとんど反応しないというものであった。つまり、NPYが少ない人がストレスに弱く、多い人はストレスに強いということになる。こうした実験を重ねることによって、ブライアン・ミッキー氏はある結論にたどり着いたという。
「NPYの差は、遺伝によるものです。つまり、ストレスに強いか弱いかは、生まれつきある程度決まっているとも考えられるのです。NPYは、ストレスに対する強さ・弱さを表す『レジリエンス』を決定づける要因のひとつだと言っていいでしょう」 

・子どもの頃、頻繁にいじめを体験すると、大人になってからうつ病を発症したり自殺を考えたりする傾向が強いことが分かったのである。そのリスクアおよそ2倍。言い換えれば、子ども時代に極度のストレス(いじめ)を体験すると、その影響が大人になってから「ストレスに弱い」という形で現れてくる可能性が、示されたのだ。

・ニューヨーク州立大学ビンガムトン校デイビット・ディビス教授によると、突然死の可能性が高い動脈硬化を起こした患者の血管を詳しく調べたところ、血管の壁から本来は「存在するはずのない細菌」を発見したという。この細菌は、歯ぐきや鼻などが傷つき出血した際に入り込んだと考えられる。

・ビッツバーグにあるカーネギーメロン大学のシェルダン・コーヘン教授は、1980年代に大規模なストレス研究を実施し、風邪とストレスの関係を明らかにしている。研究に協力したのは、健康な大人394人。まずは、ストレスがどれくらいたまっているを調査をし、そのあとに、鼻の粘膜に風邪ウイルスが入った液体を垂らした。被験者には、そのまま6日間病室で過ごしてもらい、風邪を引くかどうかを調査したのである。その結果、ストレスが多い人ほど風邪を引く割合が高いことが判明した。
風邪の罹患率  28  33  39  42  48(%)
ストレス    3-4 5-6 7-8 9-10 10-11

・ストレス対策(アメリカ心理学会)
1)笑い
2)友人や家族のサポートを得る
3)運動
4)瞑想

・運動によって神経細胞が変化する。つまり『脳(神経細胞)自体』が変化するのが分かったことです。変化を持続するためには、定期的に運動をすることが重要です。運動しなくなると、すぐ元に戻ってしまいます。いま運動していない人は、ぜひ、運動を始めてください。

・神経細胞の突起の数を減少させることが、ストレス反応の暴走を防ぐことにつながる。

・心や体を守るために魚を食べよう(EPAやDHA)。

・ストレス対処の食生活八か条
1)食事は規則正しく、ゆっくりと
2)十分な水分補給、特に緑茶
3)魚は週に三回程度
4)ナッツ・アボガド・オリーブの脂肪がよい
5)玄米などの全粒穀物を
6)緑の野菜や、レバーで葉酸を
7)乳酸菌・ビフィズス菌で腸を元気に
8)砂糖や塩分・アルコールは控えめに

・ストレスがかかったときどんな気晴らし
 ・音楽を聴く
 ・本を読む
 ・コーヒーを飲む
 ・買い物をする など

・ストレスを感じている自分の状態を客観視し、自分に合った対策を講じるコーピングは、認知行動療法そのものなのだ。

・コーピングのためのスペシャルガイド
1)できるだけたくさんの気晴らしをリストアップする
2)「認知するコーピング」も効果がある
3)作成したリストを持ち歩く
4)ストレスを客観的に観察する
5)時には正面突破の問題解決も

・マインドフル「気づき」 
「はっと我に返った状態」
「今の現j値ウニ注意が向いた状態」

・マインドフルネスストレス低減法(MBSR)

・マインドフルネスとは
「今の瞬間」の現実に気づきを向け、その現実をあるがままに知覚し、それに対する思考や感情にとらわれないでいる心の持ち方

・実践マインドフルネス
1)背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座る
2)呼吸をあるがままに感じる
3)わいてくる雑念や感情にとらわれない
4)体全体で呼吸する
5)体の外にまで注意のフォーカスを広げていく
6)瞑想を終了する

・マインドフルネスで海馬が大きくなる。
 マインドフルネス・ストレス低減法を8週間行った16人の脳を調べるうちに、ある変化を発見した。「5%増加していました」(ストレスホルモンのコルチゾールが脳にあふれたときに神経細胞をむしばまれてしまのうが、この海馬だった)

感想
退職する前は1~2回/年に風邪を引いていました。
一度引くと治るのに1~2か月罹っていました。
ところが退職するとほとんど風邪を引かなくなりました。
引いても一週間くらいでよくなります。

ストレスはあまり感じていないと思っていたのですが、やはりストレスを受けていたのでしょう。
風邪を引きやすい=ストレスを受けて弱っている と考えて、対処が必要だったようです。




阿川佐和子さん「サワコの朝 草刈民代さん」 ”一流の人の取り組み”

2019-03-16 08:18:28 | 生き方/考え方
世界的バレリーナから女優に。
夫婦で山登りしている。登りは私の方が主人より早いが、下るときは私が遅くなる。歩くときに膝を曲げることがなく、下山時は膝を曲げないと歩き難い。膝を曲げる歩き方に慣れていない。
8歳からバレエを始めた。バレエ界の巨匠ローラン・プティに認めらた。
バレエ、女優と輝き続けている。圧倒的努力の影にある弱さも打ち明ける。

いつも姿勢がきれい。踊る時は筋肉を中心に集めることによって棒が入ったように軸を作る。そうしないと回れない。訓練しないとまっすぐにできない。バレエの訓練をしているうちに自分の歪を失くしていく。
ウエストを膨らめることはない。バレリーナに腹式呼吸はない。
歩くときは歩幅が広い方がよい。歩幅が広いと後ろ脚も使うので。
どこの筋肉をどう使うかはアスリートならわかる。筋肉や骨が細胞学的にも分かってくる。

1曲目、西城秀樹さん。「眠れぬ夜」 TV見ている時間が少なかった。60歳の西城秀樹さんのバースディの歌を聞いて、若い頃のビデオ見て、子どもの時の記憶がよみがえってきた。
泪が出てきた。その時の記憶、辛い時の気持ちがよみがえってくる。
中学の学校が合わなかった。先生とも学校のルールとも合わなかった。学校になじめなかった。幼稚園からの一貫校。学校に行く目的が見つからなかった。学校に行くくらいならバレエの練習に行こうと思っていた。遅刻や休みが多かったので親が学校に呼ばれた。それで高校1年生の時に、父親が「学校行かなくて良い」と言ってくれてから、バレエ一筋。認められる大変さがある。西城秀樹さんの芸一筋に感動している。ジーンときてしまう。

バレエを隠退したのは43歳。バレエ引退後いきなり二人芝居。台詞が長かった。どっちみち女優になるのだから、やってしまえと思った。主人も「えー、良い度胸しているな」。声があるかどうか。筋肉が緩んでないと声が響かない。お腹から声を出さないとでない。バレエではそんなことをしない。大きく息を吐くということはしない。踊っている間に大きく息を吸い、出すことはしない。
バレエダンサーにいい声を出す人は少ないということを聞いたことがあった。
やるなら踊っているときのことが、女優でもできればと思う。それができてバレエやってきた私がやる意味があると。

今全力で歌に挑戦中! お酒飲んだ時に歌うのが好きだった。演歌など歌うとギャップが大きく面白い。松田聖子さんの歌も。そうしたら、「歌った方がよい」とシャンソンの若い人が言ってくれた。そうしたら教えてくれる?と言ったら、どこでも教えに行きます。しばらくしたらコンサートを決めると良いですと。そこでジャズのコンサートをやることにした。歌が芝居の幅を広げる。何かわかってくると芝居にもわかってくる。レッスンはロスに住んでいる先生。オンラインでやっている。1時間やっている。子どもの時から習うことには慣れている。四世帯住宅で住んでいる。うちの旦那が迷惑かも。トイレに入る時も歌っているそうである。無意識なのだが、どこでも歌っているようだ。レッスン受けてから変わってきた。TBS「大恋愛」のまろやかなように表現に変わってきたような。旦那は評価はしてくれない。私が集中しているときは声をかけない。お互い集中しているときはお互い声をかけないようにしている。何も気を使わなくて良いのが結婚の決め手だった。この人だったら、自分を変えなくて良いと思った。この人以外だったら上手く行かなかったと思う。

2曲目 美空ひばり「Lover, Come Back to Me」
ネットで見ていたら、美空ひばりさんの踊りがノリノリで素晴らしかった。歌を身体で表現されていた。それを見て、私もそれをやってみたい。できるのではないかと思った。あそこまで表現できる人は何でもできるのだな。歌も躍動的な歌に魅かれる。4月のライブを成功させてください(サワコ)。ありがとうございます。

感想
ある分野の一流の人は、新しいことを始めるにもものすごい努力を費やされるだと思いました。
バレエなら一流。
しかし、他のことはそうではない。
それにチャレンジされるのは恐怖であり、勇気が必要だと思います。
それにチャレンジされています。
バレエを極めたからこそできる女優業、
そして新しく歌にチャレンジ。
草刈民代さんならではの表現があると思いました。





「小西美穂の七転び八起き」小西美穂著 ”準備を行う”

2019-03-15 01:50:00 | 本の紹介
・「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」小西美穂著

・「この人(大平光代さん)の生き様を伝えることは、きっと多くの人に希望を与える」と確信した私は、約1年間にわたって大平さんに密着取材をして、未知を踏み外した少年少女のため、懸命に生きる彼女の姿を撮影しました。政策したドキュメンタリー番組がきっかけとなって書籍も出版されました。発行部数250マン部超という反響に、私は「伝える力」の大きさを改めて知ることになります。

・学生時代から、「いつかは国際的な仕事をしてみたい」と英語の勉強を続け、海外特派員のポストには、ずっと憧れていました。

・(ロンドンへの特派員)迷いの正体は、私が女性であるがゆえのものでした。30代は、女性にとって結婚や出産などのライフイベントと重なる時期です。任期は3年。赴任の話を受けたのがちょうど32歳の誕生日を迎えた頃でしたから、帰ってくる頃には35歳になっています。
背中を押してくれたのは、4歳年上の同性の友人です。

・ロンドン赴任の初日から仕事の予定は順調に埋まり、手持ちぶさたにならず、充実した毎日を送れていたのですから。それができた理由は、私は新しい場所に身を置く自分のために、それなりに準備をして行ったからです。

・“小さな成果”を準備する。そう考えて、出発前から雑誌や新聞記事を取り寄せ、現地の街ネタの収集を始めていたのです。そこで見つけたのが、ロンドンの有名な観光スポット「ビッグ・ベン」の時計を、古い1ペニーコインを使って調整している技師におじさんがいるという話。

・自分にしかできない仕事をつくる。もう一つ、チャンスを渇望していた時期に私が心がけていたのは、「かかってきた電話は必ず取る」ということでした。・・・。そして、諦めずに言い続けました。「私を現場に行かせてください」と。

・今ほど日本でサッカー人気が広がっていない頃のことです。ベッカム選手の存在は、当時の日本では一般的に知られていませんでした。・・・。ベッカム選手に関するリポート素材をまとめるため、週末を利用してはサッカーの試合に訪れて映像を撮ったり、彼の生い立ちを知れる本を読んでエピソードを集めたりして、準備を始めていました。・・・。ベッカム選手が足を骨折するアクシデントがありました。・・・。数週間後のワールドカップに彼が出場できるのか。ブレア首相(当時)までコメントして、イギリス中の注目を集めていました。彼のスター性にますます可能性を感じた私は、日本テレビの本社に電話をして、すぐにリポートできるネタとしてプレゼンしたのです。ポイントはこの、「すぐにリポートできる」ということ。・・・。「それ、面白いね。すぐ出せる? じゃ、送って!」ということで、早速、素材を送ってみると大好評。放送中の視聴率もよかったようで、「また次の素材を送ってよ」といったリクエストが絶えず、出せば出すほど、さらに注目が高まるような状態になったのです。・・・。大事なシーンの取材には「小西さん、行ってきて」と声がかかるようになりました。ほかの人が注目していなかったニッチなネタだからこそ、「私だけの仕事」になったのです。

・悲願のイラク取材
私が「現地に行きたい」と言い続けていなければ、「小西に行ってもらおう」という話にはなっていなかったとも思います。

・初めての東京、土地勘のない政治部へ
取材も原稿書きも、なにをやってもうまくいかずに時間がかかる。同僚には、ずいぶんと迷惑をかけました。・・・。30代半ばに、まさかこれほど勉強漬けの日々に引き戻されるとは思いもしませんでした。・・・。朝から晩まで必死の毎日。気づいたら1日にサンドイッチ1つしか食べていない、といこともざらでした。そして帰国後3か月で、5キロもやせていたのです。

・“女版・田原総一朗”をやってくれ
やはりこの時も、「まだ見ぬ世界に挑戦したい」という気持ちが不安に勝ったのです。

・放送の翌朝、私は報道フロアの自分のパソコンでなにげなく「視聴者メール」をいうフォルダをクリックしてみました。すると、開けても開けても講義のメール。すべて、私に関するものでした。
電話をかけた相手は、キャスターの大先輩である辛坊治郎さんでした。
・・・。「それな、勲章やで!」

・藤田さん(天才構成作家と呼ばれていた)のデスクに駆け込みました、「藤田さんに言われた通りにやったら、こんなにクレームが来たんですよ。一体、私はどうしたらいいんですか!」 悔しさで涙があふれてきました。机の上にあったハンカチを勝手に取って涙をぬぐい、私は怒りの矛先を藤田さんに向けたのです。
「小西はよくやってくれている。よくやっているから、批判も来るんだよ」
「私、このままでいいんですか」
「いい、いい。これからも批判はしばらく来ると思うけれど、気にせずそのままでいい。ただし、「公平じゃない」という意見がきたら、しっかり耳を傾けるようにしないといけない。それだけは気をつけて」

・一度断ってしまうと、同じチャンスは巡ってこなくなる可能性だってあります。「あの人は前もやろうとしなかったから、きっと次もやらないよね」とイメージがついてしまうからです。

・36歳・独身・女・正社員から契約社員へ
私は14年勤めた読売テレビを退社して、日本テレビに入社することを決断しました。有期雇用の契約社員として再スターでした。

・「やらなかった後悔」だけは抱えないように、いつでも、その時にできる全力を尽くしたいと私は思っています。

・強く願って、準備をすること。目の前にチャンスがが訪れたら、とりあえず挑戦してみる。私の信念とも言えるこの価値観をつくった原点を遡ってみると、お会いしたこともない一人の女性に行きつきます。ニューヨークで活躍した後に、乳がんで亡くなったジャーナリストの千葉紘子さんです。「The sky is the limit」(限界は 天高くに)

・つかめたはずのチャンスが目の前で素通りすることほど、悔しいことはありません。だから、準備を怠らない。すぐに走り出せるように、自分を整えていいたいと私は思います。そんな努力を、チャンスの神様はきっと見ています。そしていつかは必ず、チャンスが巡ってくる。願えば叶うと言いますが、私は「強く願って準備をすると叶う」と信じています。

・大学1年の秋から、英語通訳養成専門学校に週2回、通い始めることにしました。英語力は、のちのラクロス活動にも生きることになりました。すべての努力は、いつか必ずつながるものなのです。

・のちに顧問になる先生から、「女子のラクロスやりませんか」という誘いがあったのです。二つ返事で「はい、やってみたいです!」と答えました。
とはいえ、メンバーもおらず、練習方法も知らず、練習場所もありません。bないない尽くしのスタートでした。

・英語で書かれたルールブックの資料を取り寄せて、辞書を引き引き、自力で翻訳して、みんなに伝えました。
苦労した甲斐があって、他の大学が取り入れていない攻撃や防御のテクニック、効果的な練習法も理解できるようになりました。

・カナダ人コーチのパティ・スコットさんが全員のクロスにメッセージを書いてくださりました。私のクロスに書かれたのは、「Hard Work Pays Off」(頑張っただけ報われる)

・「チームをまとめるために必要なことは」と聞かれたら、私は「メンバー人ひとりが、心から面白がれるきっかけをつくること」と答えます。本当にやってみたいと思わないと、人は動きません。・・・。「ぜひ、これをやるべきです」と呼びかけるだけでは足りません。相手にも、そう思わせる材料やきっかけをつくらないといけないのです。

・一人ひとりに感謝の言葉を伝える。
キャプテンである私は、彼女の貢献に対して、できるだけ言葉にして感謝の気持ちを伝えていました。「あなたのおかげでチームがまとまっている。本当に助かっている。ありがとう」と、本人に直接伝えていたのです。

・「世の中に与えた成果」をほめる。

・合言葉「ナイスチャレンジ!」
人が成長するときに欠かすことのできない姿勢として、私はずっと胸に刻んでいます。失敗をしても、次の挑戦に生きればいい。

・私がサブキャスターを務めていた報道番組が終了
 ・心に広がったさみしさと不安
 ・「後ろ向き」スパイラルに襲われる
 ・41歳、もう必要とされなくなるの?

・さびしさを埋めるために夜の街をさまよった
 ・ひとりぼっちの41歳の誕生日

 ・不安になるのは、一生懸命生きている証拠
 ・素直に、なんにでも耳を傾けてみる
 ・こっちの世界で気分転換するのもありですよ

・向かった先は、話のプロを養成する学校「日テレ学院」を受講することにしました。

・見栄を捨てればラクになれた

・大丈夫。壁は乗り越えられる。

・迷ったら、求めて人に会いに行く。そして、全身で言葉を受けとる。

・チャンスが訪れたら、すぐにレスポンス
陣内貴美子さんの紹介で、今の夫と出会いました。当時、夫は31歳、私は42歳。年が大分下なので、恋愛対象にならないと思っていたのですが、初めて会った時に、「今度、ゴルフに行きませんか?」という話になり、「すかさず“行きましょう」。そうして、次に会う約束が成立したのです。機を逃さないレスポンス力は、婚活においてとても大事なように思います。

感想
この人の素晴らしさはやりたいことがあるとそのための準備を今から行っていることだと思いました。
準備できているから、チャンスが来た時に掴むことができるのでしょう。
そしてそのチャンスにチャレンジされたことが新しい自分の経験を増やし、能力Upにつながったのではないでしょうか。

「脳の専門医が考案した『OK指体操』のすごい効果 認知症は自分で治せる」竹内東太郎著 ”騙されたと思って実践してみる!”

2019-03-14 03:03:33 | 本の紹介
・一般的な認知症の兆候
 ・今日の日時がわからない(特に年号と月)
 ・家への帰り道がわからない
 ・他人から見て「人が変わった」と思う
 ・周囲がおかしいと思うわりには、本人は平然としている
 ・同じことを何回も聞く
 ・今までやっていたことをやらなくなる

・手足の動きと関係する脳の領域が、なんと半分以上も占めているのです。

・実際に、「OK指体操」をしたときの脳画像を撮影すると、約半分もの領域の血流が刺激を受けて高まっているのがわかります。

・ミニメンタルステート検査(ミニメンタルステートけんさ、Mini Mental State Examination、MMSE)
ウィキペディアより
 認知症の診断用に米国で1975年、フォルスタインらが開発した質問セットである。30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする。24点以上で正常と判断、10点未満では高度な知能低下、20点未満では中等度の知能低下と診断する。
質問内容
1)日時(5点)
 ・今年は何年ですか。
 ・いまの季節は何ですか。
 ・今日は何曜日ですか。
 ・今日は何月何日ですか。
2)現在地(5点)
 ・ここは、何県ですか。
 ・ここは何市ですか。
 ・ここは何病院ですか。
 ・ここは何階ですか。
 ・ここは何地方ですか。
3)記憶(3点)
 ・相互に無関係な物品名を3個聞かせ、それをそのまま復唱させる。1個答えられるごとに1点。すべて言えなければ6回まで繰り返す。
4)7シリーズ(5点)
 100から順に7を引いていく。5回できれば5点。間違えた時点で打ち切り。
あるいは「フジノヤマ」を逆唱させる。    
5)想起(3点)
 ・3で示した物品名を再度復唱させる。    
6)呼称(2点)
 ・時計と鉛筆を順に見せて、名称を答えさせる。
7)読字(1点)
 ・次の文章を繰り返す。「みんなで、力を合わせて綱を引きます」    
8)言語理解(3点)
 ・次の3つの命令を口頭で伝え、すべて聞き終わってから実行する
「右手にこの紙を持ってください」
「それを半分に折りたたんでください」
「机の上に置いてください」    
9)文章理解(1点)
 ・次の文章を読んで実行する。「目を閉じなさい」    
10)文章構成(1点)
 ・何か文章を書いてください。
11)図形把握(1点)
 ・次の図形を書き写してください。

・手のOK指体操
 ・手指ニギニギ屈伸運動
  親指以外の4本の指を曲げたり伸ばしたりする。
 ・手指ぱっぱ開閉運動
  5本の指の間を閉じたり開いたりする。
 ・手のキラキラ星運動
  手の甲を外側と内側に向けて回転させる。
 ・手の突き出し運動
  胸元に惹きつけた両手を開きながら前方に突き出す。

・足のOK指体操
 ・足指ニギニギ屈伸運動
  足指を曲げたり伸ばしたりする。
 ・足踏み運動
  イスに座り、片方の足の太ももを上げる。
 ・ひざ伸ばし運動
  イスに座り、片方の足を前方に伸ばす。

・手の指にあるツボ刺激です。「井穴」のツボで、指の第一関節の左右両端にあります。

・「ストレス」「疲れ」「刺激なし」が三大リスク

・生活改善のためのキーワード16
1)気がまえ ポジティブ思考は脳に好影響
2)コンセントレーション 楽しめる趣味を見つける
3)飼う・絵画・書く・カラオケ 60歳からの挑戦
4)仮眠 加齢による脳の疲れを5分で癒す
5)危険動作 脚を組む姿勢や頬杖が脳によくない
6)噛む 噛めば噛むほど脳への血流がアップ
7)喜色満面 笑う門には健康来たる
8)喫煙 やめるのが理想! 難しければ1日10本まで
9)渇水 1日1.5リットルの水分補給を
10)血管硬化 しなやかな血管が脳梗塞を防ぐ
11)献立 野菜を先に食べる“サキベジ”の勧め
12)肝臓 牛や豚のレバーは優れた健脳食
13)活性酸素 抗酸化作用のある緑茶を活用
14)薬 有効性に疑問もあるので頼りすぎない
15)検査 脳画像だけでなく血液の状態もチェック
16)訓練 OK指体操を毎日楽しく続ける

・家族に向けた介護(K)のキーワード
 ・隠さない
 ・けなさない
 ・強制しない
 ・拒食させない
 ・環境を変えない

感想
脳は手指のや脚の動きと密接に関係していると言われています。
うつ病になると出るのも億劫ですが、散歩でもでかけると脳の活動をよくしてうつにも効果があると言われています。
まさにこの本はそれを実践して脳の活動に効果があるとの報告でした。


「面白くて眠れなく植物学」稲垣栄洋著 "雑草は弱いからその環境に柔軟に対応する”

2019-03-13 03:22:55 | 本の紹介
・ゲーテ
「天には星がなければならない。大地には花がなければならない。そして、人間には愛がなければならない」

・ゲーテ「植物変態論」(花は葉の変形したものである)から170年、ついにゲーテの主張は、分子生物学によって証明されました。それが、「ABCモデル」と呼ばれるものです。
花の器官尾の形成は、A,B,Cという三つのクラスの遺伝子の組み合わせによって起こるということがわかりました。
 ・Aのみが発現するとガクが作られます。
 ・AとBが働くと花弁が作られます。
 ・Cのみが発現すると雌しべが作られ
 ・BとCが働く雄しべとなるのです。
 ・ABCいずれも発現しないと葉になるのです。

・蒸散の力で引き上げられる水の高さは、130~140mと計算されています。現存する世界一高い木はアメリカのカリフォルニア州にあるセコイアメスギで高さ115mにもなると言います。

・植物はフィボナッチ数列に従う
 1 1 2 3 5 8 13 21(前の数値を足す)
 一つ前に数字で割って行くと、3/2=1.5、5/3=1.67を続けていくと、黄金比1.618に近づいていきます。植物の葉は、光が満遍なく当たるように、少しずつ葉の位置をずらしながらつけていきます。葉のつき方は「葉序」と呼ばれます。1/2、1/3、2/5、3/8、5/13・・・(毎に葉が付いている)。この分数の分母と分子は、それぞれがフィボナッチ数列で並んでいます。

・うさぎの殖え方はフィボナッチ数に従う。

・花占いの必勝法
 スキ→キライ→スキ・・・
 コスモスは花びらが偶数の八枚なので、最後は「キライ」
 ユリ3枚、ヤマブキ4枚、日日草5枚、マリーゴールド13枚、マーガレット21枚、デージー34枚。花びらもフィボナッチ数列に従っているのです。
 例外もある。花びらが7枚や11枚、18枚のものも見つかります。フィボナッチ数列の最初の数字を2、次の数字を1とすると、2 1 3 4 7 11 18・・・。これをリュカ数列と呼ばれる数列です。

・被子植物は世代更新をしながら、さまざまな進化を遂げていきました。そして、食害を防ぐためにアルカロイドをいう毒成分を身につけたのです。トリケラトブスなどの恐竜はそれらの物質を消化できずに中毒死を起したのではないかと推察されています。

・リンゴの果実は、花の付け根の花托と呼ばれる部分が、死亡を包み込むように肥大してできているのです。子房が肥大した本当の実ではないので、リンゴの実は「擬果」と呼ばれています。私たちが食べ残す芯の部分がリンゴの子房が変化したものです。カキの実は子房。イチゴの赤い実もまた、花托と呼ばれる花の付け根の部分が太ったものです。つぶつぶが、イチゴの本当の実です。リンゴとイチゴはバラ科の植物です。バラ科は植物の中でも進化した植物の一つであると言われています。果実を食べさせて種子を散布するというアイデアを最初に実現した植物の一つがバラ科の植物だとされているのです。

・植物にとって一番大切なことは、花を咲かせて、種子を残すことです。踏まれても、立ち上がらなければならないというのは、人間の幻想です。踏まれやすいところに生えるタンポポが、茎を倒して花を咲かせていることがあります。踏まれた葉が刺激を受けると、最初から茎を横に伸ばします。こうして、踏まれるダメージから逃れているのです。

・日本タンポポは自然豊かな環境で育つのに、とても戦略的なのです。西洋タンポポは、種子が小さく競争力は高くありません。一年中、花を咲かせようとするので、夏には他の植物に負けてしまいます。その代わりに他の植物が生えないような都会の道ばたで花を咲かせて、分布を広げているのです。西洋タンポポと日本タンポポと、どちらが強いということはありません。どちらも自分の得意な場所を生息地にしています。雑草と言えども、どこにでも生えるというわけではないのです。

・ハートの形をした葉をよく見かけます。じつは、ハート形の葉の形は、機能的なのです。植物が、光を受けて光合成を行うためには、葉の面積が広いほど有利です。しかし、あまり葉が大きいと、葉柄が葉を支えることができません。ハート形にすれば、葉柄は重心バランスを保ちながら大きな葉を支えることができます。さらに、ハート形の葉は付け根の部分がえぐられているので、葉に受けた雨水や夜露が、葉柄を伝わって茎の根元に堕ちてきます。
何気ない葉の形にも、ちゃんと理由があるのです。

・あるとき植物は、お荷物となってしまった葉を切り捨てることを決断します。植物は、葉の付け根に「離層」という水分や栄養分を通さない層を作ったのです。生産工場である植物の葉っぱは、けなげです。水分や栄養分の供給が絶たれているにもかかわらず、限られた手持ちの水分と栄養分を使って葉を維持しながら光合成を続けていきます。やがて、葉の中で作られた糖分からは、アントシアニンという赤い色素が作られて行きます。植物にとって、アントシアニンは、水不足や寒冷な気温によるストレスを軽減させる物質です。そして緑色の葉緑素が失われていくと、葉に貯まっていたアントシアニンの赤い色素が目立ってくるのです。昼の間、光合成で稼いだ糖が、夜の寒さで案と島人に変化していきます。植物が赤色や黄色の花を咲かせるのは、昆虫を呼び寄せるためでした。植物の果実が赤く色づくのは、鳥を呼び寄せるためでした。それでは、紅葉が赤くなることに何か意味はあるのでしょうか。紅葉した葉がアントシアニンを蓄積しているのは、水分不足や寒さから葉を守るためだったのです。また、抗菌活性や抗酸化機能があり、病原菌から身を守ります。この多機能な物質の抗菌活性や抗酸化機能は、私たちの体の中でもさまざまな効果をもたらします。

・針葉樹は時代遅れの古いタイプであったことが、思いがけず幸いしました。進化した被子植物は、茎の中に導管という水道管のような通水専用の空洞組織を持っていて、根で吸い上げた水を大量に運搬しています。一方、針葉樹は裸子植物なので導管が発達していません。そのかわりに細胞と細胞の間に小さな穴があいていて、この穴を通して細胞から細胞への順番に水が伝えられていきます。導管の中に水が凍結すると、氷が溶けるときに生じた気泡によって水柱に空洞が生じてしまいます。こうして、水のつながりに切れ目ができると、水を吸い上げることができなくなってしまうのです。一方、裸子植物は凍りつくような場所でも水を吸い上げることができるのです。
恐竜の時代、地球を制覇していた裸子植物は、進化した新しいタイプの被子植物にすみかを奪われて行きました。しかし、凍結に強いという優位性を生かして、裸子植物は針葉樹として極冠の地に広がり生き延びたのです。

・農林水産省の定義では「一年草本類から収穫される果実」を野菜、「多年生作物などの樹木から収穫される果実」を果物としています。「木」と「草」も、植物の世界に明確な区別があるわけではなく、人間が都合良く考え出した区別に過ぎないのです。

・根粒菌が空気中の窒素を固定するには多大なエネルギーを必要とします。そのエネルギーを生み出すために、根粒菌は酸素呼吸をします。ところが、窒素固定に必要な酸素は酸素があると活性を失ってしまいます。そのために、マメ科植物は根粒菌のために酸素を運び、余分な酵素はすばやく取り除かなければなりません。この問題を解決するために、マメ科植物は酸素を効率良く運搬するレグヘモグロビンを身につけたのです。マメ科植物が持つこのレグヘモグロビンも、酸素を効率良く運ぶのです。マメ科植物の新鮮な根粒を切ると、血がにじんだようにうす赤色に染まります。これがマメ科植物の血液、レグヘモグロビンなのです。

・人間の精子は一つの核を持っていて、卵子と受精します。ところが、植物の花粉は核を二つ持っています。このうちの一つは、通常の受精をして赤ちゃんである胚を作ります。そして、もう一つの精核は、別の受精をして赤ちゃんのミルクの部分に当たる胚乳を作るのです。このように植物は、二つの受精を行っていることから、「重複受精」と呼ばれています。

・果実の色を緑色から目立つ赤色に変えて食べ頃のサインを出すのです。緑色は「食べないでほしい」、「赤色は「食べてほしい」、これが植物たちが、種子を運ばせるサインなのです。植物の果実を食べて種子を運ぶのは、主に鳥です。鳥は植物の赤い果実のサインに寄ってきます。

・哺乳動物の中で、唯一、赤色を識別する能力を回復した動物がいます。それが人間の祖先であるサルの仲間なのです。こうして私たちの祖先は熟した果実の色を認識して、果実を餌にするようになったのです。赤ちょうちんの色は、熟した果実の色なのです。そのため、人間はついつい赤ちょうちんに吸い寄せられてしまうのです。

・種子が落ちる性質を「脱粒性」と言います。野生の植物はすべて脱粒性があります。しかし、少ない確率で、種子の落ちない突然変異が起こることがあります。人類は、この突然変異の株を見出しました。人類にとっては、ものすごく価値のある性質です。種子がそのまま残っていれば、収穫して食糧にすることができます。種子の落ちない「非脱粒性」の突然変異の発見、これこそが、人類の農業の始まりです。まさにそれは人類の歴史にとって、革命的な出来事でした。

・タマネギの刺激物質であるアリシンは温度が低いと既発しにくい特徴があります。そのためタマネギを切る直前に冷蔵庫に入れて冷やしておけば揮発性物質の発生を抑えることができるのです。

・タマネギは、縦切りにする場合と、横切りにする場合では、涙の出方が変わります。じつは横切りにしたほうが、涙が出やすいのです。タマネギの細胞も縦に並んでいます。そのため、タマネギを縦切りにした場合は、縦に並んだ細胞と細胞とが離れるだけなので、細胞はあまり壊れないことになります。ところが、横切りにすると、細胞が切られて壊れていくので刺激物質がたくさん出てきてしまうのです。

・ワサビを擦るときに力を入れて擦ると、キメが粗くなり、細胞の一つ一つまで壊れません。しかし、力を抜いてていねいに擦っていくと、細胞の一つ一つが壊れていきます。そのため、辛味成分がよりたくさん生産されて、辛味のある擦りわさびができるのです。

感想
「雑草は踏まれても諦めない 逆境を生き抜くための成功戦略」稲垣栄洋著
「雑草はなぜそこに生えているのか-弱さからの戦略」稲垣栄洋著 
を読み、そして今回、
「面白くて眠れなく植物学」稲垣栄洋著を読みました。

雑草魂とか言いますので、雑草は強いと思っていました。
著者は「雑草は強くなく弱い」と述べられていました。
弱いからこそ、与えられた環境で柔軟に生き抜くために自らが工夫して変わっていくとのことです。そしてその逆境を生かして生きていくそうです。逆境なので競争相手がいないなど。
読んでいて、ロゴセラピーの学びを雑草は既に学んでロゴ的に生きているのではと思ってしまいました。

サクラが花を咲かすのにも意味がある。
ただ、人が手を加えたものは環境の変化にとても弱いそうです。
ソメイヨシノは接ぎ木なのでクローンで、一斉に咲きます。
山桜は人の手が入っていないので、バラバラに咲きます。
春先は黄色の花が多いのも意味があるそうです。
スミレがアリの巣の近くの道ばたに咲いているのもスミレの戦術があるそうです。