平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒 「苦い水」~片山雛子は〝甘く苦い過去〟を封印して、政治という修羅の道を突き進む

2015年03月12日 | 推理・サスペンスドラマ
 衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)はこんな女性。

・日本国と結婚する女性。
・幸不幸に価値を置かず、ただ駆け上がることのみに生きている女性。
・目的のためには手段を選ばない女性。
・公安に影響力を持ち、官房機密費を自由に使える女性。
・ウーマンライフ法という耳障りのいい法案を掲げて、海外支援部隊派遣法を通そうとしている女性。

 こんな雛子にも純情可憐な時期があった。
 しかし、高校時代、恋した饗庭丈弘(伊嵜充則)に裏切られて……。
 雛子は男のために涙を流す弱い自分を捨てた。
 政治という修羅の道に生きることを決めた。

 人に歴史あり。

 冒頭、雛子が殺人?
 という衝撃的なシーンで始まったのだが、ラストはセンチメンタルなものになってしまいましたね。
 雛子は、チョコレート・コスモスの花言葉をどう解釈したのだろうか?
 <恋の終わり><恋の思い出><移り変わらぬ気持ち>
 いずれにして、チョコレートの箱を閉じたってことは〝甘く苦い過去〟とは決別したということ。
 雛子は修羅の道を突き進む。

 最後は、伊丹(川原和久)の「警部殿も余計なマネはしない方がいいんじゃないですか」
 これってダチョウ倶楽部の上島竜平さんの「押すなよ」と同じですよね(笑)

コメント
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