まずは夫婦コント三連発。
★コントその1
婚礼の席、高杉(高良健吾)がいきなり爆弾発言。
「文は不美人だから嫁には欲しゅうないと久坂は言ってたのう」
北風+犬の遠吠え、アオーーン!(笑)
周囲はなんとか取り繕うとするが、酔った周布(石丸幹二)がポツリと、
「不美人がどうした?」
すると、文(井上真央)が問い詰めて、
「言うたん?」
伊藤利助(劇団ひとり)は、
「不美人と言うたんは、おすみちゃんのことや」とフォローするが逆効果。
怒った文は立ち上がり、
「実家に帰らせてもらいます!」
すると、富永有隣(本田博太郎)が最後のオチ。
「実家はここじゃが」(笑)
★コントその2
「お帰りなさい」
と、文に言われて戸惑う久坂(東出昌大)。
久坂は幸せ慣れしていないのだ。
その日の夕飯。
文は味噌汁の具をいつもより多く入れ、久坂のお碗にはご飯を大盛りにする。
わかりやすい文(笑)
★コントその3
夫婦の夜の生活を意識するふたり。
久坂は文に何かを言おうとするが、塾生が「今日は松陰先生の講義を聴きに来ないのか」とやって来る。
無粋な塾生たち(笑)あるいは久坂をからかいに来たのか?
定番と言えば定番だが、大河ドラマのコントとしてはこれくらいだろう。
コントその1は結構ながく引っ張ってがんばってるし。
というわけで、幸せな久坂。
彼は家族がおらず、ずっとひとりで生きてきたから、その幸せは尚更だろう。
しかし、久坂にとって<個人の幸福>と<志>は両立しなかったようだ。
江戸行きが言い渡されると、命をかけて事をなすために文にこんなことを告げる。
「俺はやはりひとりの方がしっくり来る。
ひとりの方が気兼ねのう遠くに行ける。
お前は、お前に似合う相手を見つけてくれ」
おそらく、これは迷いに迷った末の結論だろう。
本音では別れたくないが、個人の幸福は志のためには妨げになる。
自分が過激な行動に走れば、文に迷惑がかかるし、命を落とすようなことがあれば文を悲しませる。
だから冷たく突き放しておいた方がいい。
一方、物事の本質を見抜く文とって、久坂の思いなど簡単にお見通しだったようだ。
文は久坂にもっと素直になれと言う。
うれしいときには笑い、そばにいてほしいときはそばにいてほしい、助けて欲しいときは助けてほしい、江戸に行っても待っていてくれと言えと諭す。
同時にこんな心配も。
「心配なんです。あなた様は本当にまっすぐな人やから。ようまわりが見えんくなるから。江戸に行ってもぶつかって擦りむいていっぱいこけるかもしれんから。ひとりにしておけんのです、あなたを」
さすが文ですね。
久坂の<危うさ>をしっかり見抜いている。
まっすぐで、まわりが見えなくなって、ぶつかって擦りむいてこける男。
文は久坂のストッパーなんですね。
文という愛する存在がいるから、久坂は過激な行動を抑えるようになる。
糸の切れた凧のようにどこかに飛んでいけなくなる。
だから、このせりふ。
「私がこの萩にいます。この萩であなたを思うとってさしあげます。あなたがどれほど遠くに行っても迷子にならんように」
しかし、時代の流れは、文ひとりの力ではどうにもならない所まで来ているようだ。
久坂も自分の熱情を抑えることが出来ない。
<個人の幸福を求める者><国の行く末を憂える者><個人の幸福と志の間で迷う者>、あるいは<お香の会や縁談のことで悩む者>こうした人々が混ざり合って歴史は動いていく。
★コントその1
婚礼の席、高杉(高良健吾)がいきなり爆弾発言。
「文は不美人だから嫁には欲しゅうないと久坂は言ってたのう」
北風+犬の遠吠え、アオーーン!(笑)
周囲はなんとか取り繕うとするが、酔った周布(石丸幹二)がポツリと、
「不美人がどうした?」
すると、文(井上真央)が問い詰めて、
「言うたん?」
伊藤利助(劇団ひとり)は、
「不美人と言うたんは、おすみちゃんのことや」とフォローするが逆効果。
怒った文は立ち上がり、
「実家に帰らせてもらいます!」
すると、富永有隣(本田博太郎)が最後のオチ。
「実家はここじゃが」(笑)
★コントその2
「お帰りなさい」
と、文に言われて戸惑う久坂(東出昌大)。
久坂は幸せ慣れしていないのだ。
その日の夕飯。
文は味噌汁の具をいつもより多く入れ、久坂のお碗にはご飯を大盛りにする。
わかりやすい文(笑)
★コントその3
夫婦の夜の生活を意識するふたり。
久坂は文に何かを言おうとするが、塾生が「今日は松陰先生の講義を聴きに来ないのか」とやって来る。
無粋な塾生たち(笑)あるいは久坂をからかいに来たのか?
定番と言えば定番だが、大河ドラマのコントとしてはこれくらいだろう。
コントその1は結構ながく引っ張ってがんばってるし。
というわけで、幸せな久坂。
彼は家族がおらず、ずっとひとりで生きてきたから、その幸せは尚更だろう。
しかし、久坂にとって<個人の幸福>と<志>は両立しなかったようだ。
江戸行きが言い渡されると、命をかけて事をなすために文にこんなことを告げる。
「俺はやはりひとりの方がしっくり来る。
ひとりの方が気兼ねのう遠くに行ける。
お前は、お前に似合う相手を見つけてくれ」
おそらく、これは迷いに迷った末の結論だろう。
本音では別れたくないが、個人の幸福は志のためには妨げになる。
自分が過激な行動に走れば、文に迷惑がかかるし、命を落とすようなことがあれば文を悲しませる。
だから冷たく突き放しておいた方がいい。
一方、物事の本質を見抜く文とって、久坂の思いなど簡単にお見通しだったようだ。
文は久坂にもっと素直になれと言う。
うれしいときには笑い、そばにいてほしいときはそばにいてほしい、助けて欲しいときは助けてほしい、江戸に行っても待っていてくれと言えと諭す。
同時にこんな心配も。
「心配なんです。あなた様は本当にまっすぐな人やから。ようまわりが見えんくなるから。江戸に行ってもぶつかって擦りむいていっぱいこけるかもしれんから。ひとりにしておけんのです、あなたを」
さすが文ですね。
久坂の<危うさ>をしっかり見抜いている。
まっすぐで、まわりが見えなくなって、ぶつかって擦りむいてこける男。
文は久坂のストッパーなんですね。
文という愛する存在がいるから、久坂は過激な行動を抑えるようになる。
糸の切れた凧のようにどこかに飛んでいけなくなる。
だから、このせりふ。
「私がこの萩にいます。この萩であなたを思うとってさしあげます。あなたがどれほど遠くに行っても迷子にならんように」
しかし、時代の流れは、文ひとりの力ではどうにもならない所まで来ているようだ。
久坂も自分の熱情を抑えることが出来ない。
<個人の幸福を求める者><国の行く末を憂える者><個人の幸福と志の間で迷う者>、あるいは<お香の会や縁談のことで悩む者>こうした人々が混ざり合って歴史は動いていく。