平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悲報! 報道ステーション~テレ朝報道局長は「古賀を出すな」、番組プロデューサーは更迭らしい

2015年03月20日 | 事件・出来事
 現在のテレビ・新聞は本当に安倍政権批判をしない。
 がんばっているのは、報道ステーション(テレビ朝日)、報道特集(TBS)、東京新聞くらいか?

 こうした大手マスコミの体たらくの中、がんばっているのは週刊誌。

★週刊プレイボーイは、「イスラム国」による邦人殺害の件で、古賀茂明氏が安倍政権の外交を批判して「今こそ日本人は『アイ・アム・ノット・アベ』と世界に伝えるべき」とコメントした時のことを次のように伝えている。
 以下は古賀さんの話。

 番組放送中に官邸から報道局幹部にクレームが入ったとデスクが言ってました。
『今晩の報ステの報道はなんなんだ』と。
 この官邸の怒りで窮地に立たされたのは、チーフプロデューサーのM氏。
「(M氏は)キャスターの古館さんからの信頼も絶大で、Mさんがいなければ原発問題や集団的自衛権など、タブー視されがちな硬派ネタを、あれだけ放送することは出来なかった。ところが、この日は、全員出席の反省会にMさんの姿がなく、デスクから『官邸からおとがめがあって、Mさんは出席出来ない』と報告がありました。報道局長らに『なぜ古賀にあんなコメントを許したのか?』と叱責されてたようです」

 もし、古賀さんの言ったとおりだとしたら、安倍晋三氏のマスコミ掌握は相当なものですね。
 安倍氏は、口では<言論の自由>を言っておきながら、言っていることとやっていることが全然違う。
 ったく、最高権力者なんだから、いちコメンテイターの批判くらい軽く受け流す度量を見せろよ。
 本当に小さい男だな。
 番組プロデューサーのM氏を呼び出して叱責したテレビ朝日の報道局長も、完全に堕落だ。
 マスコミの使命のひとつに権力批判があることを思い出せ。
 それが出来ないようならやめちまえ。
 結局、安倍はふたりの人質を助けられなかったんだぞ。フランスやトルコは助けられたのに。

 なお、この報道局長から叱責されたプロデューサーのMさんはこの3月で、報ステから更迭されることが決定しているらしい。
 古賀茂明氏も、報道局長が「古賀を出すな」と言ったため、4月以降の出演はないとのこと。

★週刊実話では夕刊紙記者の話として次のように伝えている。

「もはや政権はスキャンダルの火薬庫。政治とカネにまつわる疑惑は今や首相にまで飛び火しているが、それでも安倍政権が倒壊しそうにないのは、“言論弾圧”とも言える統制を新聞、テレビに強いているから。ファシズム的な策略が世論を封じ込めているのです」

 全国紙政治部記者もこう明かしている。

「安倍政権は醜聞まみれの状態だが、その多くは週刊誌のスクープ記事。テレビはこれをスポットで報じる以外、ほとんどワイドショーでも取り上げず、新聞も紋切り型の批評を掲載する以外は、明らかに及び腰。これが世論の広がりを阻んでいるのです。要は両メディアは牙を抜かれ、今や安倍政権の“番犬”と化してしまっているのです」

 ご存じのとおり、安倍政権の醜聞とは、西川公也・農水相、下村博文・文科相に始まった献金疑惑。
 それらはその後、閣内に波及して環境相や法相、官房長官までが国の補助金受給企業から献金を受けていたことが発覚。
 これだけ繋がれば、昔なら確実に内閣が吹っ飛んでいたのにねえ。

 上記のことを週刊誌の書いていることと読み流すことも可能ですが、果たしてそれでいいのでしょうか?
 テレビでは、やたら春闘でベースアップしていることを伝えているけど、日本の大半を締める中小企業はそうなっていないことを伝えていない。
 株価が1万9千円台になったことは伝えるが、円安で物価が上がって生活が苦しくなり、実質賃金は連続して下がっていることを伝えていない。
 そう言えば、故・中川昭一元財務相の妻である中川郁子・農水政務官の不倫路上キス事件をスッパ抜いたのも週刊新潮だった。

 いずれすべての人間が政府を批判できない時代がやって来る?

コメント (2)
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