自民党はやはり<独裁国家>を目指しているのではないだろうか?
自民党・高村正彦副総裁が、AKB島田晴香との政治対談本『18歳からの政治学入門~選挙とは何だろう?』(PHP研究所)で、自民党の総裁でもある安倍首相が党内で圧倒的な力を持っていることについて、次のように述べているのだ。
「政党本位の選挙をやると、党のお金と人事を自民党でいえば総裁が握る。ある意味では、党のなかではプチ独裁です」
「独裁といっても、民主主義のなかの政党内独裁だから、いわば「プチ独裁」で大したことはないですよ」
高村氏は、あくまで<自民党内でのこと><プチ独裁>としているが、僕は政治家がこのような言葉を平気で言えることに怖ろしさを感じる。
なぜなら、こうした発想は、もっともっとと拡大していくからだ。
つまり
★<自民党内だけのことだからOK>→でも、これをもっと拡大してもいいんじゃないか。だって日本のためだもん→よし、政府に批判的な輩は取り締まろう。盗聴もOKにしよう→今は中国などとの緊張状態にあるから、国民が一丸となって戦わなければならない→<挙国一致体制>
★<プチ独裁だからOK>→でも、こういうこともプチ独裁の範囲に入るよね。よし、入れちゃおう。だって日本のためだもん→こうして拡大していく独裁の範囲→今は中国などとの緊張状態にあるから、国民が一丸となって戦わなければならない→<挙国一致体制>
ひとつのことが許されれば、もっともっとと考えてしまうのが人間だ。
堤防がひとつの小さな穴から崩れるように、民主主義国家も小さな穴を容認することから壊れていく。
だから、この高村発言は怖ろしい。
高村氏は「民主主義のなかの政党内独裁だから」と言っているが、一応、民主主義の形態をとっていながら独裁体制をとっている国はいくつもある。
あの北朝鮮だって、朝鮮民主主義人民共和国、と名乗っている。
権力は、放っておけば、どんどん暴走する。
その暴走に歯止めをかけるのが、憲法や法律なのだが、自民党には、これを無視する発言が渦巻いている。
磯崎首相補佐官は「法的安定性は関係ない」
先の高村副総裁は「国民の命を犠牲にしてまで、憲法9条2項の条文を守れというような考えをしてはならない。そのような解釈をする人は法律家ではなく、憲法本来の目的を忘れた法律屋、法匪だ」
いずれも戦争法案審議中に発せられた言葉だが、自分たちのすることは正しいのだから憲法も法律も無視していい、という発言だ。
これが許されるのなら何でも出来てしまう。
高村氏はこんなことも言っていた。
「国民の理解が得られなくても(戦争)法案を成立させねばならない」
はいはい、あなたたちは全面的に正しいわけね。
つべこべ言わずに、俺たちについて来いっていうわけね。
何という傲慢!
彼には、もしかしたら自分は間違えるんじゃないか、という不安はないのだろうか?
ちなみに高村氏の父親は、鳥取、香川、新潟県で特高課長を務めた特高警察の幹部という経歴をもつ人物だったらしい。
言わば、国家主義を担う先兵。
おそらく息子の高村氏にも、このDNAは植えつけられていることであろう。
※参照サイト
高村正彦が、現状を「プチ独裁だから大したことがない」と暴言!(リテラ)
自民党・高村正彦副総裁が、AKB島田晴香との政治対談本『18歳からの政治学入門~選挙とは何だろう?』(PHP研究所)で、自民党の総裁でもある安倍首相が党内で圧倒的な力を持っていることについて、次のように述べているのだ。
「政党本位の選挙をやると、党のお金と人事を自民党でいえば総裁が握る。ある意味では、党のなかではプチ独裁です」
「独裁といっても、民主主義のなかの政党内独裁だから、いわば「プチ独裁」で大したことはないですよ」
高村氏は、あくまで<自民党内でのこと><プチ独裁>としているが、僕は政治家がこのような言葉を平気で言えることに怖ろしさを感じる。
なぜなら、こうした発想は、もっともっとと拡大していくからだ。
つまり
★<自民党内だけのことだからOK>→でも、これをもっと拡大してもいいんじゃないか。だって日本のためだもん→よし、政府に批判的な輩は取り締まろう。盗聴もOKにしよう→今は中国などとの緊張状態にあるから、国民が一丸となって戦わなければならない→<挙国一致体制>
★<プチ独裁だからOK>→でも、こういうこともプチ独裁の範囲に入るよね。よし、入れちゃおう。だって日本のためだもん→こうして拡大していく独裁の範囲→今は中国などとの緊張状態にあるから、国民が一丸となって戦わなければならない→<挙国一致体制>
ひとつのことが許されれば、もっともっとと考えてしまうのが人間だ。
堤防がひとつの小さな穴から崩れるように、民主主義国家も小さな穴を容認することから壊れていく。
だから、この高村発言は怖ろしい。
高村氏は「民主主義のなかの政党内独裁だから」と言っているが、一応、民主主義の形態をとっていながら独裁体制をとっている国はいくつもある。
あの北朝鮮だって、朝鮮民主主義人民共和国、と名乗っている。
権力は、放っておけば、どんどん暴走する。
その暴走に歯止めをかけるのが、憲法や法律なのだが、自民党には、これを無視する発言が渦巻いている。
磯崎首相補佐官は「法的安定性は関係ない」
先の高村副総裁は「国民の命を犠牲にしてまで、憲法9条2項の条文を守れというような考えをしてはならない。そのような解釈をする人は法律家ではなく、憲法本来の目的を忘れた法律屋、法匪だ」
いずれも戦争法案審議中に発せられた言葉だが、自分たちのすることは正しいのだから憲法も法律も無視していい、という発言だ。
これが許されるのなら何でも出来てしまう。
高村氏はこんなことも言っていた。
「国民の理解が得られなくても(戦争)法案を成立させねばならない」
はいはい、あなたたちは全面的に正しいわけね。
つべこべ言わずに、俺たちについて来いっていうわけね。
何という傲慢!
彼には、もしかしたら自分は間違えるんじゃないか、という不安はないのだろうか?
ちなみに高村氏の父親は、鳥取、香川、新潟県で特高課長を務めた特高警察の幹部という経歴をもつ人物だったらしい。
言わば、国家主義を担う先兵。
おそらく息子の高村氏にも、このDNAは植えつけられていることであろう。
※参照サイト
高村正彦が、現状を「プチ独裁だから大したことがない」と暴言!(リテラ)