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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

黒崎くんの言いなりになんてならない~壁ドン、顎クイ、床ドン、少女マンガ全開のドラマでした!

2015年12月24日 | 学園・青春ドラマ
 女の子というのはシンデレラ願望があるらしい。
 地味な女の子・赤羽由宇(小松菜奈)はふたりのイケメンから言い寄られ、奪い合いをされる。
 ひとりは、ドSの俺様・黒崎晴人(中島健人)。
 もうひとりは、国民的彼氏、王子様の白河タクミ(千葉雄大)。

 で、由宇がふたりにどんなことをされたかというと、
・壁ドン
・床ドン
・顎クイ
・自転車がぶつかりそうになって、手を引っ張られての抱きかかえ
・くちびるについたシュークリームをとってあげる
・高級な服とブローチのプレゼント
・頭を撫でて「よくがんばりました」
・決めぜりふ「大丈夫。可愛いは正義だから」
 そして、最後は、
・由宇を奪い合っての黒崎とタクミのふたりによるダブル壁ドン(笑)

 おっさんの僕からすると、よくやるなぁ、という感じであります。
 宮藤官九郎もドラマ『ごめんね、青春!』で壁ドンをギャグにしていた。
 この作品には出て来なかったけど、こんなのもあるらしい。

 

 蝉ドン!
 蝉のように壁に張りつく!
 ウソだろ~~~!wwwww ありえねえ~~!wwww

 しかし、これらを大真面目にやっているのが、この作品『黒崎くんの言いなりになんてならない』なのであります。
 この作品の上手い所は、<新しいあたしになるための七ヶ条>を設定している所ですね。
 転校した由宇は今までの自分を変えるために7つの課題を自分に課す。
 ①下を向かない
 ②笑う
 ③自分から話しかける
 ④言いたいことを言う
 ⑤友だちをつくる
 ⑥デートをする
 ⑦彼氏をつくる
 これらの課題が黒崎とタクミによってクリアされていく。
 下を向かない、自分から話しかける、言いたいことを言う、友だちをつくる、は黒崎によって、
 笑う、デートをする、はタクミによって。
 王子様のタクミが由宇を助けるのはわかるが、意地悪で俺様な黒崎が予想外な形で課題クリアに貢献している所がポイント。
 おそらく黒崎は無意識に由宇を助けたいと思っているのだろう。
 つまり、自分では気づいていないが、由宇のことが好き。
 七番目の課題・彼氏をつくる、がクリアされず、保留になっているのもポイント。
 黒崎かタクミか、今後、由宇はこのふたりのどちらかを選ばなくてはならないのだ。

 というわけで、ひさしぶりに少女マンガ全開のドラマを見ました。
 今日はクリスマスイブですが、男性の皆さんは、壁ドン、顎クイ、「大丈夫。可愛いは正義だから」と言ってみたらどうでしょうか?
 くれぐれも、蝉ドンはやらないように(笑)


※追記
 シンデレラで思い出したので、私立恵比寿中学の『仮契約のシンデレラ』のライブ映像を貼っておきます。
 お姫様になりたくてもなれない女の子の歌です。

 『仮契約のシンデレラ』(YouTube)

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