平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

山口敬之レイプ揉み消し事件~国会での追及が始まった! 官邸・警察の腐敗を暴け!

2017年12月02日 | 事件・出来事
 安倍官邸と親しいジャーナリスト山口敬之が薬で女性をレイプし、官邸が圧力をかけて逮捕を見送ったとされる事件。

 この件について、国会で超党派の議員による追及チームが結成され、予算委員会では社民党の福島みずほ議員が、法務委員会では希望の党 柚木道義議員が質問をした。
 やっと被害者・詩織さんの訴えが国会に届いたというわけだ。

 一方、この件について与党自民党は大慌て。
 福島議員の質問に対し、
「(山口敬之に対する)人権侵害だ!」
「(検察審査会でも不起訴になったのだから)司法への介入だ!」
 とヤジを飛ばす。
 この件に触れられるのが、よほどマズいのだろうか?

 柚木議員の質問では、逮捕を止めたとされる当時の刑事部長・中村格を委員会に呼んだのに中村は出席拒否。
 法務委員会の議長はうろたえて、しどろもどろ。
 中村や与党にとって追及はよほどマズいことなのだろうか?

 まあ、そうだよね。
 この件は刑事ドラマのようにわかりやすい。
 権力に拠る事件や逮捕の揉み消しがドラマではなく現実におこなわれていたなんて!
 おまけにレイプしたジャーナリストは官邸に人脈があり、『総理』という安倍首相の本を書いた人物だ。
 森友・加計以上のスキャンダルになるだろうし、内閣は日本中の女性の支持を失うだろう。
 与党が必死に否定するのは当たり前だ。
 警察や検察も、圧力で逮捕を見送ったとしたら信頼を失うから、必死に事実無根にしたいだろう。

 だが、この件はうやむやにされてはならない。
 森友や加計はまだカネや権力の濫用の問題だから、「腐ってるな」「権力に近いヤツが得するんだな」で済む話だが、詩織さんの件は違う。
 詩織さんの人生や人権、尊厳の問題だ。

 あるいは検察審査会のあり方にも一石を投じる。
 検察審査会は、この件について「不起訴相当」の判断を下したが、その結論に至った過程は疑惑だらけで明らかにされていない。
 検察審査会のメンバーはどのような基準で選ばれたのか?
 どのような証拠が提示され、どのような議論で「不起訴相当」の結論が出たのか?
 仮に選ばれたメンバーが政府に近い人間であったり、検察に有利な証拠しか示されなかったら、結論はねじ曲げられる。
 こんな最初に結論ありきの検察審査会なら意味はない。
 まあ、僕は政府の〝有識者会議〟とか〝第三者委員会〟とか〝ワーキンググループ〟なんてものを全然信用していないんですけどね。
 どうせ政府寄りの人間で構成され、政府に都合の良い結論が出るようになっている。
 ………

 今年の流行語大賞が発表されたけど、今年の一番の象徴的なことは〝権力の濫用〟かな?
 森友、加計、山口敬之レイプ揉み消し事件──
 これらの行く着く所に、すべて安倍晋三がいるのが笑える。

 そして権力をチェックすべき、司法も立法もマスコミも機能を十分に果たしていない。
 司法は法の正義を実現しようよ。
 立法は、圧倒的多数の与党議員に阻まれて野党が機能できていないけど、行政を厳しくチェックしようよ。
 与党議員は安倍官邸の言いなりか?
 マスコミは相撲取りの乱闘事件ばかり追いかけていないで、伝えるべきことを伝えようよ。
 日馬富士の事件なんて客観的に見れば、ただの酔っ払いのケンカだろう?

 今は安倍官邸が強すぎる。
 森友も加計もレイプ揉み消し事件も、強すぎる官邸が生んだ事件。
 司法、立法、マスコミそれぞれが、まともに機能すれば、もう少しまっとうな社会になれるのに。

 がんばれ、福島議員、柚木議員、追及の超党派の議員!


 柚木議員の質問映像はこちら
 柚木道義議員 「詩織さんの準強姦罪事件問題」法務委員会 (前半)(YouTube)
 うろたえる法務委員会委員長
 
コメント
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