平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

エール 第1週~才能とは何か? 『人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること』

2020年04月04日 | その他ドラマ
 担任教師の藤堂(森山直太朗)が主人公・裕一(石田星空)に尋ねる。

「小山、前に聞いたよな?
 得意なものは何か? って。
 見つかったんじゃないのか?
 人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること。
 それがお前の得意なものだ。
 それが見つかればしがみつけ。
 必ず道は開く」


『人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること』
 これが『才能』なんですね。
 裕一の場合は『音楽』。
 それまでは劣等感のかたまりで、どこにも居場所がなかった裕一。
 そんな裕一の才能が藤堂先生によって見出された。
 これは幸せなことだ。
 有り難いことだ。
 自分の子供の将来を思う時、この視点で考えてみるのもいいかもしれません。
 子供の『人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること』は何か?
 …………

 裕一が初めて作曲するシーンもよかった。
 黒板を前にして、裕一の頭の中にさまざまな音がよみがえる。
・蓄音機の西洋音楽♪
・街のチンドン屋の奏でる音楽♪
・運動会のハモニカ演奏♪
・教会の聖歌隊が歌う聖歌♪
 それらが交差して裕一は黒板に勢いよく音符を書いていく!
 歓喜とときめきの瞬間!
 次から次へと浮かんでくる着想!
 音楽家の頭の中には、日常で聴いたさまざまな音がストックされている。

 これから裕一にはたくさんの試練や困難が襲って来るのだろう。
 だが、音楽があれば大丈夫だ。
 さまざまな試練を糧として、裕一は素晴らしい音楽を生み出していくに違いない。
 
コメント (4)
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