平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

エール 第3週~芸術家は恋をする! 恋の喜びや苦さを噛みしめて音楽をつくる!

2020年04月18日 | その他ドラマ
 家の夫妻で音楽への道をあきらめなくてはならなくなった裕一(窪田正孝)。
 そんなポッカリと空いた心の穴を埋めたのが『恋愛』だった!

 芸術家ですね。
 芸術家は基本、実務に向かない。
 だから銀行の仕事はうわの空。
『音楽』があれば、心は満たされるのだが、『銀行の仕事』では満たされない。
 その結果、選んだのが『恋愛』!

 古今東西、芸術家は恋をする。
 恋愛にのめり込んで、心の中は嵐が吹きフラフラになる。
 疾風怒濤(シュトルム・ウント・ドラング)
 で、ベートーヴェンがそうであったようにフラれまくる。

 裕一の恋もそうだった。
 相手は海千山千のダンスホールの踊り子。
 とても裕一が太刀打ちできる女性ではない。
 で、この踊り子・志津さん(堀田真由)、実は裕一の小学校時代の同級生のとみだった。
 とみの家はお金持ちだったが、今は没落して、とみは踊り子生活。
 潜ってきた修羅場が違う。
 世間知らずの裕一など簡単に手玉に取れる。

 でも、こういう体験が裕一の音楽を懐の深いものにするんでしょうね。
 今回の情けない気持ち、哀しみ、理不尽、戸惑い、苦さが裕一の音楽を強くする。
 この体験で失恋の曲を書くことも出来る。

 まあ、残酷に裕一をフッた志津も裕一の境遇を知って、考えを変えるんでしょうけど。
 小学校の時から彼女は裕一にムカついていたが、ムカつくというのは気になっている証拠。

 それにしても堀田真由さん、お見事!
 志津みたいな半分悪女を的確に演じていた。
『3年A組』の真面目な女子高生役とは180度違う。

 無為な銀行員生活をおくる裕一の心のドアを叩く者もいた。
 同じく小学校時代の同級生・村野鉄男(中村蒼)だ。
 苦労して新聞記者になった鉄男は、詩人になることをあきらめていない。
 音楽をあきらめた裕一に「何をやってるんだ?」と叱咤する。

 さあ、裕一、どうする?
 心の穴を埋めるのは『音楽』だと思うんだけどな。

 裕一は基本ウジウジタイプなので見ていてじれったい。
 音(二階堂ふみ)のようにグイグイ引っ張ってくれる女性が必要なのかもしれない。

コメント (2)
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