表現は必ずしもテクニックや技量だけではない。
音(二階堂ふみ) VS千鶴子 (小南満佑子)
テクニックや技量で劣る音がやろうとしたことは、
『歌に魂を込めること』だった。
魂を込めること=ヒロイン椿姫の気持ちを理解することだ。
そのために音はカフェの女給として働き始める。
「音枝です! コン!」(笑)
さすが音ちゃん!
抜群の行動力!
とんでもない発想力!
結果、鉄男(中村蒼)のために身を引いた希穂子(入山法子)を見て、音は『椿姫』を理解する。
魂を込めて歌うことができた。
それにしても希穂子役の入山法子さん、何て美人!
ネットでも話題になったようだが、竹久夢二が描いた典型的な日本美人だ。
音は『強欲』でもある。
「人妻」「音楽学校の学生」「カフェの女給」と、ひとり三役。
人生を3倍生きている。
千鶴子に「あなたは強欲よ」と言われて、音は悩むが、姉の吟(松井玲奈)は笑って、
「それが音の良さじゃない」
おおっ、『強欲』というマイナスの価値観がプラスに転じた!
強欲であることは「人間らしい」ってことなんですよね。
現世に生きるということは、欲望を持つこと。
欲が生きる原動力。
欲が強ければ強いほど、その人のエネルギーは凄まじい。
音はまさにそれ。
大抵の物語の主人公も『強欲』。
たとえばシェークスピアの登場人物たち。
強欲だからこそ、いろいろな所に頭をぶつけ、周囲と摩擦が生じ、ドラマが生まれる。
だから表現者が強欲であることはマイナスではない。
「人妻」「音楽学校の学生」「カフェの女給」とさまざまな経験をしている音は幅が広い。
妻、学生、女給の気持ちを知っているから歌詞をより深く理解できる。
自分が見聞きして体験するあらゆるものを自分に取り込んで、芸の肥やしにしていくのが表現者だ。
今回は「芸能論」「歌手論」「役者論」でしたね。
千鶴子の歌はどんな歌だったんだろう?
魂の入った歌だったのか?
人の心を打つのは下手でも魂の込められた表現なんですよね。
裕一(窪田正孝)も歌詞に共感しないと曲を作れない。
音(二階堂ふみ) VS千鶴子 (小南満佑子)
テクニックや技量で劣る音がやろうとしたことは、
『歌に魂を込めること』だった。
魂を込めること=ヒロイン椿姫の気持ちを理解することだ。
そのために音はカフェの女給として働き始める。
「音枝です! コン!」(笑)
さすが音ちゃん!
抜群の行動力!
とんでもない発想力!
結果、鉄男(中村蒼)のために身を引いた希穂子(入山法子)を見て、音は『椿姫』を理解する。
魂を込めて歌うことができた。
それにしても希穂子役の入山法子さん、何て美人!
ネットでも話題になったようだが、竹久夢二が描いた典型的な日本美人だ。
音は『強欲』でもある。
「人妻」「音楽学校の学生」「カフェの女給」と、ひとり三役。
人生を3倍生きている。
千鶴子に「あなたは強欲よ」と言われて、音は悩むが、姉の吟(松井玲奈)は笑って、
「それが音の良さじゃない」
おおっ、『強欲』というマイナスの価値観がプラスに転じた!
強欲であることは「人間らしい」ってことなんですよね。
現世に生きるということは、欲望を持つこと。
欲が生きる原動力。
欲が強ければ強いほど、その人のエネルギーは凄まじい。
音はまさにそれ。
大抵の物語の主人公も『強欲』。
たとえばシェークスピアの登場人物たち。
強欲だからこそ、いろいろな所に頭をぶつけ、周囲と摩擦が生じ、ドラマが生まれる。
だから表現者が強欲であることはマイナスではない。
「人妻」「音楽学校の学生」「カフェの女給」とさまざまな経験をしている音は幅が広い。
妻、学生、女給の気持ちを知っているから歌詞をより深く理解できる。
自分が見聞きして体験するあらゆるものを自分に取り込んで、芸の肥やしにしていくのが表現者だ。
今回は「芸能論」「歌手論」「役者論」でしたね。
千鶴子の歌はどんな歌だったんだろう?
魂の入った歌だったのか?
人の心を打つのは下手でも魂の込められた表現なんですよね。
裕一(窪田正孝)も歌詞に共感しないと曲を作れない。