平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

菅義偉が言う「自助・共助・公序」~それを言うなら税金下げろ! 無駄遣いするな!

2020年09月29日 | 事件・出来事
 政治の話をひさしぶりに。

 新首相・菅義偉の作りたい社会は「自助・共助・公助」の社会だそうだ。
 自民党支持者に拠ると「自助・共助・公助」は一般的な言いまわしで、必ずしも「自助」が最優先されるものではないということらしいが、
 いろいろ調べてみると、やはり菅の本音は
「まず自助努力をして、次に家族や地域で支え合い、最後に国が救済する」
 つまり
「まずは自分で何とかしろ」
「国に甘えるな」
 ということであるようだ。

 まあ、菅は自分の力でのし上がってきた苦労人らしいからね。
「まずは自分で何とかしろ」という発想が出て来てもおかしくない。

 でもなあ、それだったら税金を下げろよ。
「自助」をするためにはお金が要る。
 お金があれば「自助」が優先でもまだ受け入れられる。
 しかし現実はさまざまな形で税金を取られ、お金が残らない。
 老後資金2000万もママならない。

 自助を言うなら税金下げろ。

 菅がブレインに加えようとしている竹中平蔵がベーシックインカム7万円を言い出して炎上している。
 ベーシックインカム7万円。
 良いことじゃないか、やっと政府も「富の再分配」に重い腰をあげたか、と思ったら違っていた。
 ベーシックインカム導入と引き換えに、
・厚生年金の廃止→国民全員、国民年金に移行
・生活保護廃止、もしくは大幅削減
 ということらしい。

 これもまあ中途半端なんだよな。
 ベーシックインカムって、普通に生活を送れる金額を支給するってことじゃないの?
 7万円なんて家賃・光熱費だけでなくなるわ。
 家を持っていたって固定資産税がかかる。
 これから国民年金保険料や民間の生命保険料なんかを引かれれば……。

 これを先程の「自助・共助・公助」の文脈でとらえれば、竹中や政府が言いたいことはこういうことだろう。

 ベーシックインカムで7万円やるから、あとは「自助」でやってくれ

 何度も繰り返すが、
 自助を言うなら税金下げろ!
 税金の無駄遣いするな!
 国(=公助)に群がるハイエナ共を排除しろ!

 ちなみに故・中曽根康弘の合同葬にコロナの予備費から9600万を支出するとか。
 どうしてコロナ予備費から? とツッコんでしまうが、
 もうひとつ「自助・共助・公助」の観点でツッコむと、
 どうして中曽根の葬儀だけ真っ先に「公序」なんだ?
 まず「共助」で自民党や自民党議員がカネを出せよ。

 自民党の言う「自助・共助・公序」とは自分たちの都合でいくらでも変えられる主張です。

コメント (6)
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