平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

愛の不時着 第3・4話~ジョンヒョクって王子様だよな。ヒロインが困った時に助けに来る

2020年09月03日 | その他ドラマ
「愛の不時着」
 今回は男性主人公 リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の話をしましょう。

 リ・ジョンヒョク
・北朝鮮将校~前哨地帯中隊長・大尉
・北朝鮮の有力者の息子
 しかし、それを公にして権力を振りかざすことはない。
・将来を嘱望されたピアニスト~スイス留学の経験あり。
・生真面目、自己表現が下手
・イケメン

「イケメン」「権力者の息子」「天才ピアニスト」
 という点で、「王子様」要素十分だなあ。

 実際、王子様として北朝鮮に不時着したヒロイン ユン・セリ(ソン・イェジン)を助ける。

・保衛部や村の人間にセリが潜伏していることがバレた時は、
「僕の婚約者です」とウソを言ってかばう。
・セリが山で不用意に無線を使って保衛部がやって来た時は、
 セリを抱きかかえ、パラグライダーで逃げる。
・南朝鮮に漁船で逃げるセリが臨検の船に捕まった時は、
 キスをして恋人同士を装う。
 セリに言わせれば、それは「キス」でなく「チュー」(=お子ちゃまのキス)らしいのだが(笑)
・セリが市場で道に迷って地方に暮れている時は、アロマキャンドルをかざして探しに来る。
 アロマキャンドルはセリがずっと欲していたもの。
・物資が十分でない北朝鮮で、「インスタントでない本格的なコーヒーを飲みたい」というセリのためにコーヒー豆を煎ってコーヒーを淹れてくれる。

 これだよなあ、韓流ドラマは。
 こういう王子様要素をあざとく前面に押し出して来る。
 物静かで自己表現が下手な王子様だが、さりげない優しさを見せたり、いざという時に全力でヒロインを助けに来る。
 こういう正統派の王子様は日本のドラマにはいないよな。
 敢えて言えば「花より男子」くらい。

 一方、ヒロインのセリ。
 彼女は相変わらずタフでたくましい。
 南朝鮮に帰るためには、ジョンヒョクを出世させて権力を持たせること(~セリはジョンヒョクが権力者の息子であることを知らない)だと考えた彼女は村で一番偉い大佐の妻に取り入る。
 大佐の妻の誕生パーティで、
「美しい人の隣にはいたくありません」
「同じ年だと思っていましたわ」
「もしかして私より年下ですか?」
 と、おべっかを使う(笑)
 結果、セリは大佐の妻に気に入られて、村で存在感のある女性に!

「物静かな王子様」と「たくましいプリンセス」

 王子様とプリンセスは、物語の基本なんですね。
 これをいろいろアレンジして、時代や状況設定を変えると「愛の不時着」になる。

コメント (2)
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