平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

半沢直樹のラストのせりふを政治家に聞かせたい!~国民に寄り添い、力になるのがあなた方政治家の務めです

2020年09月30日 | 職業ドラマ
『半沢直樹』最終回。
 半沢(堺雅人)が私腹を肥やす与党幹事長・箕部(柄本明)に言った言葉がこれだ。

「記憶がない? そんな言葉が通用するのは国会だけだ!
 そんなバカな言い訳は一般社会では通用しない!
 ここは記者会見の場です。
 今は国民と向き合って説明してください」


 ほんと、それ。
「記憶がない」
「書類をなくしました」
 が通用するのは、永田町と霞ヶ関だけ。
 民間に比べたら、ゆるい仕事をやってるよな。

 こんなことも言っていた。

「政治家の仕事とは人々がより豊かに、より幸せになるための政策を考えることのはずです。
 今、この国は大きな危機に見舞われています。
 航空業界だけでなく、ありとあらゆる業界が厳しい不況に苦しんでいる。
 それでも人々が今を堪え忍び、苦境にめげずに、必死に歯を食いしばって懸命に日々を生きているんです。
 それはいつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じているからだ。
 そんな国民に寄り添い、支え、力になるのがあなた方政治家の務めです。
 その使命をあなたは忘れ、国民から目を逸らし、自分の利益のみを見つめて来た。
 謝ってください。
 この国で懸命に生きる人々に心の底から詫びてください」


 確かに。
 今の政治家で国民の苦境を理解し、向かい合っている政治家って、どれくらいいるんだろう?
 山本太郎くらいじゃないか?
 僕たち民間は結構、地道に懸命に生きてるよなあ。
 政治資金パーティで何億も集まる仕事をしていない。
 政治家は税金を自分のものだと思い、自分で稼いだお金じゃないから湯水のごとく無駄遣いする。

 まあ、そんな政治家を許しているのが国民なんだけど。
『半沢直樹』を見て、悪党が退治されて溜飲を下げてこれで終わり。

 半沢が箕部を追い詰めたのだって、内通者をつくり、データを不正入手したから出来たこと。
 だから立憲民主党などの野党の皆さん、これくらいのことをやってよ。
 国会でお行儀よく正攻法で攻めたって、はぐらかされるだけ。
 要するに、必死じゃないんだよな。

 だから、僕は上記の半沢のせりふでひとつだけ違和感を覚える所がある。
「いつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じている」

 僕はほとんど期待していません。
 政治にも国民にも。

コメント (6)
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