平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

憲法記念日~戦後日本の恩恵を受けてきた僕としては、なかなか現行憲法の価値観を捨てられない

2022年05月03日 | 事件・出来事
 本日は憲法記念日。
「ウクライナ侵攻」で改憲の気運が高まっている。
 具体的には9条の改定だ。
 
 自民党は9条に「自衛隊」の明記するだけ、と言っているが、これで終わるはずがない。
 最終的に目指すのはアメリカと共に戦う「軍隊」を持つことだろう。

 さて、ここで立ち止まって考えてみよう。
 ここで軍事費UPに舵を切ったら、日本経済はますます衰退するぞ。
 消費税は20%かな?
 社会保障はどんどん削られていくのかな?
 貧困者は「経済的徴兵制」で仕方なく軍隊に入ることになるのかな?
 それでよければどうぞ。
 
 そもそも昭和の高度経済成長は「戦車より生活」の方針で進んだから成し遂げられた。
 だから繰り返しになるが、日本経済はますます衰退するぞ。
 えっ、現状でも経済成長をしていない?
 そんなことは利権漁りばかりの政治家と潤沢な資本があるのに画期的な商品開発を怠ってきた大企業の経営者に言ってくれ。

 それに日本は現状でも世界の軍事費5位の国だ。
 仮に軍事費を上げても、どうせ使えない戦闘機を割高で買わされるだけ。
 割高で買った分、政治家や商社にキックバックか?
 というか毎回書くが、
 どんなに立派な兵器を持っていても日本海側の原発を破壊されたら、それで終わり。
 安全保障を言うのなら、日本海側の原発をどうするのか、説明してもらいたいものだ。

 軍隊を持たないと他国にバカにされるという意見もある。
 でも、日本の経済成長は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われて賞賛されたんだぞ。
 経済や優れた商品で賞賛されるという道もあるし、過去の日本はそれをやって来た。
 …………………………………………

 今の日本は大きな転換期に来ている。
 安倍晋三は「戦後レジュームからの脱却」と言っているが、
 まさに戦後日本を捨てるかどうかの岐路。
 戦後日本の恩恵を受けてきた当方としては、なかなか捨てられない。

 一方、今の若い人たちはその恩恵を受けて来なかったから、戦後の価値観を憎んでいるのかな?
 日本が衰退しているのを肌で感じているから、いろいろ足掻いているのかな?
 軍隊に入って「御国」のために死ねれば、つまらない人生も少しはマシになると思っているのかな?
 それとも自分は安全な所にいて軍師・参謀気取りで戦争を語っているだけなのかな?
 いずれにしても「国」と「個人」を同一視するのはやめた方がいいですよ。
 
 本日は憲法記念日。
 安易な改憲論に飛びつかず、改憲によるプラスマイナスも考えて、
 憲法についてじっくり考えてみましょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする