平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

不適切にもほどがある~ホワイト化した令和で昭和のおっさんが暴れまわる! こんなことしてるから経済が成長しないんだよ!

2024年02月01日 | その他ドラマ
 セクハラ、パワハラ、モラハラ、コンプライアンス──令和はホワイト化の時代だ。
 そんな令和に昭和のおっさんがタイムスリップしたら……。

 これが宮藤官九郎・脚本の金曜ドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系金曜22時)である。

 昭和のおっさん、教師の小川市郎(阿部サダヲ)は何を叫んだか?
「キンタマついてんのか!?」
「男のくせに女の腐ったみたいなことしやがって!」
「よけるな、サル!」
「おい、メガネ!」
 今の時代、完全にNGである……。笑

 野球部の練習では「ケツバットするぞ」「水飲むな」笑
 娘に対しては「チョメチョメするな」「ニャンニャンするな」笑
 やさしく寄り添うことに対しては「拳でわかり合うんだよ!」笑
 …………………………………………………………

 確かに。
 昭和ではこれらの言葉が当たり前に使われていた。
 こうして言われてみると、令和の時代が「無菌化」「ホワイト化」していることがわかる。

 パワハラを気にして強く叱れない会社員に対しては、
「こんなことしてるから経済が成長しないんだよ!」
 ファミレスでロボットが料理を運んでいるのを見て、
「挙げ句の果てにロボットに仕事を奪われてるじゃないか!」

 なるほどな。

 ドラマでは令和から昭和にタイムスリップした親子が登場するのだが、
 令和に戻りたくない中学生・向坂キヨシ(坂元愛登)はその理由をこう語る。
「昭和のテレビならおっぱいを見れる!」笑
 確かに11PMとか、昭和のテレビはそうだった。

 さて、コンプライアンスに挑戦したこの作品、どのように評価されるのだろう?
 共感を呼ぶのか?
 時代遅れのおっさんのノスタルジーで終わるのか?

 確かに、ホワイト化され過ぎた社会は息苦しいのだが……。

コメント
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