平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

日米首脳会談、顔合わせとしては成功か?~この結果に麻生太郎は面白くない?

2025年02月09日 | 事件・出来事
 石破首相とトランプ大統領の日米首脳会談、顔合わせとしては成功という所か。
 安倍信者や高市早苗を推す陣営は発狂しているようだが。笑

 石破首相、まずはトランプ氏が一番喜ぶことを表明した。
 企業による対米投資を1兆ドル(150兆円)規模に引き上げ。
 今までは120兆円だったようだが、引き上げた分を「天然ガス」や「AI」に投資するのなら
 有効であろう。

 課題のUSスティール買収についてもトランプ氏の意向を受けて、買収から投資の方向性へ。

 そしてヨイショ。
「対面でお話しするのは初めてだが、ずっとテレビで見ていた人を間近で見る感動は格別」
「テレビで見ると声高で、かなり個性強烈。恐ろしい方という印象がなかったわけではない」
「実際お目にかかると、本当に誠実。合衆国と世界への強い使命感を持たれた方と、まったくお世辞抜きで感じた」

 トランプ氏銃撃事件の時の写真については──
「拳を天に突き上げた写真が非常に印象的だった。背後には星条旗、青い空、歴史に残る一枚だ」
「大統領は、神様から選ばれたと確信したに違いないと思った」

 これを「日本の恥」という勿れ。
 これが対トランプ外交の定石なのだ。
 同じことを安倍晋三氏もやっていた。
 仮に高市早苗氏が首相だったとしても同じことをしていたのではないか。

 トランプ大統領もこれを受けて石破首相をヨイショ。
 会談前に撮ったツーショット写真を見せて──
「この写真、みなさんにもお見せしたい。石破総理ほど、私はハンサムではないが」
 会談の記者会見の時には──
「日本はすばらしい国。誇り高く強い国で、世界の歴史の中で偉大な文明を築いてきた。
 80年近く、日米は友情関係を維持してきた。歴史と文化、お互いに対する尊敬心で結びつている」
「この会合の後も、両国の関係やその他の関係についても、これからも未来において、繁栄を見ることができると思う」

 まあ、後半の発言は事前に用意した作文だとは思うが……。
 顔合わせとしては成功だったと思う。
 ……………………………………………………………

 ただ、本質的な問題については両者とも踏み込まなかった。
・関税引き上げ問題
・防衛費UP問題

 防衛費に関して、日本側はGDPの3%を求められるのではないかとヒヤヒヤしていたらしい。

 関税引き上げについては、石破首相が上手く交わした。
 記者に「アメリカが関税引き上げをして来たら日本は報復措置をとるのか?」と聞かれて、
「“仮定の質問にはお答えいたしかねます”というのが、日本の定番の国会答弁でございます」
 と石破首相は回答。
 隣で聞いていたトランプ氏は、驚いた表情を見せ、3度にわたって「ベリー・グッド・アンサー」と答え、会場は笑いに包まれた。

 このような形で終了した日米首脳会談。
 現状では「失点なしの成功」と言えるだろう。

 この結果に麻生太郎は、ぐぬぬっ! という感じか?
 麻生太郎は就任前にトランプ氏と会い、安倍昭恵氏も送り込んだ。
 これで石破茂を追い込んで、高市早苗総理または茂木敏充総理を誕生させるつもりだったのかもしれない。

 だが結果は、岸田文雄・石破茂連合の勝利。
 石破茂氏の後は、林芳正氏を総理に推して来るだろう。


※追記
 そう言えば、森友事件の財務省文書の公開裁判で石破首相は上告しませんでしたね。
 これで財務省文書があきらかにされて、森友事件がクローズアップされれば、
 旧安倍派・麻生派はダメージを受ける。
 前原誠司氏の日本維新の会が協力すれば、石破政権は案外、長く続くかもしれない。

コメント
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