平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

サンデーモーニング新春SP~群衆は感染し、衝動的で、過激に走る。そして、戦争、ファシズムへ

2015年01月06日 | 事件・出来事
 1月4日、サンデーモーニング新春SP(TBS系)『群衆と戦後70年』。
 ここで、ギュスターヴ・ル・ボンの『群衆心理』紹介していた。

①群衆は感染する。
②群衆は過激に走りやすい→フランス革命
③群衆は衝動的である。
④群衆は暗示に弱い。
⑤群衆は時に高い特性を示す→ガンジーの無暴力のインド独立運動
⑥国民も群衆化する→ファシズム
⑦群衆は反復・断言に弱い→ヒトラーの演説
⑧群衆は同一化する。
⑨群衆は服従する。

 ワールドカップや今年の年末の渋谷・スクランブル交差点での大騒ぎなどはまさにこれですよね。
 衝動的で感染した群衆化。
 個人の孤独や不安を忘れ、同一化したいという意識の現れ。

 あるいは、
 戦争中の『一億玉砕』『欲しがりません、勝つまでは』なんてのは、⑥の国民が群衆化した状態。
 個人が国家に組み込まれ、国家の名のもと、個人の自由が制限される時代。
 国民も、そのことに何の疑問も抱かない。

 まあ、上の状態は、群衆が盲目的・狂信的になり、国家レベルまで行ってしまった最悪の状態なのですが、こうなる可能性はいつでもある。
 秋葉原の安倍首相の演説で、日の丸をもって熱狂的に応援する群衆が国家レベルまで拡大する可能性は皆無ではない。

 だから、敢えて、ナチス時代のこの画像を貼っておきます。

 
 ○のような人に僕はなりたい。


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