第2部 田畑政治(阿部サダヲ)の登場である。
四三(中村勘九郎)同様、田畑政治も破格でエネルギッシュな人だねえ。
「台風のような男」
「頭に口がついていかない男」
「口が韋駄天」
政治みたいな人が時代や新しい価値観を開拓していく。
こういうエネルギーに溢れた人っていいなあ、うらやましい。
政治が開拓したのは『水泳』だった。
朝日新聞の政治記者としてはイマイチ。
普通選挙法のスクープでは字が汚くてはずされるし、新元号では『光文』を忘れてしまう(結果的には誤報にならなくて、よかったけど)。
しかし、『水泳』に関してはズバ抜けていて、高橋是清(萩原健一)からオリンピックの遠征費用を引き出しちゃった!
体協から独立して水練をつくり、東京帝大の地下に温水プールまでつくちゃった!
すごい行動力だ。うらやましい。
四三もそうだが、こんなふうにバカになれる人が物事を切り拓いていく。
現在の日本にはこういう人、いないんじゃないかな。
いたとしても大きなものに潰される。
老朽化したものが立ちはだかり、道を塞ぐ。
現在のJOCにも、こんなふうにスポーツやオリンピックを熱く語る人、いないよね。
時代は、嘉納治五郎(役所広司)から田畑政治に移ったことも描かれた。
治五郎はオリンピックの遠征資金を捻出できないで、自暴自棄。
「やめた! やめた! もうやっとられん!」
「原点に戻って個人の負担にするというのはどうかね?」
政治が指摘したように、治五郎ではダメなのだ。
ところが政治は高橋是清を口説き、いとも簡単にオリンピック遠征資金を捻出してしまった。
サブタイトルどおり『時代は変わる』のである。
最後のオチはわかりました!
志ん生(森山未來)にサゲを言わせない(笑)
前回は四三が走り抜けて言えなかったし、今回は政治が代わりに『火焔太鼓』のサゲ「おジャンになっちゃいますからね」を言う(笑)
来るぞ、来るぞ、と思っていたら、やはりそのとおりになった。
それにしても、この作劇のスピード感!
速い展開、短いカット、くるくる変わるシーン!
四三たちが走るように、ドラマも疾走している!
四三(中村勘九郎)同様、田畑政治も破格でエネルギッシュな人だねえ。
「台風のような男」
「頭に口がついていかない男」
「口が韋駄天」
政治みたいな人が時代や新しい価値観を開拓していく。
こういうエネルギーに溢れた人っていいなあ、うらやましい。
政治が開拓したのは『水泳』だった。
朝日新聞の政治記者としてはイマイチ。
普通選挙法のスクープでは字が汚くてはずされるし、新元号では『光文』を忘れてしまう(結果的には誤報にならなくて、よかったけど)。
しかし、『水泳』に関してはズバ抜けていて、高橋是清(萩原健一)からオリンピックの遠征費用を引き出しちゃった!
体協から独立して水練をつくり、東京帝大の地下に温水プールまでつくちゃった!
すごい行動力だ。うらやましい。
四三もそうだが、こんなふうにバカになれる人が物事を切り拓いていく。
現在の日本にはこういう人、いないんじゃないかな。
いたとしても大きなものに潰される。
老朽化したものが立ちはだかり、道を塞ぐ。
現在のJOCにも、こんなふうにスポーツやオリンピックを熱く語る人、いないよね。
時代は、嘉納治五郎(役所広司)から田畑政治に移ったことも描かれた。
治五郎はオリンピックの遠征資金を捻出できないで、自暴自棄。
「やめた! やめた! もうやっとられん!」
「原点に戻って個人の負担にするというのはどうかね?」
政治が指摘したように、治五郎ではダメなのだ。
ところが政治は高橋是清を口説き、いとも簡単にオリンピック遠征資金を捻出してしまった。
サブタイトルどおり『時代は変わる』のである。
最後のオチはわかりました!
志ん生(森山未來)にサゲを言わせない(笑)
前回は四三が走り抜けて言えなかったし、今回は政治が代わりに『火焔太鼓』のサゲ「おジャンになっちゃいますからね」を言う(笑)
来るぞ、来るぞ、と思っていたら、やはりそのとおりになった。
それにしても、この作劇のスピード感!
速い展開、短いカット、くるくる変わるシーン!
四三たちが走るように、ドラマも疾走している!
>速い展開、短いカット、くるくる変わるシーン!
おそらくこれが宮藤官九郎氏の作風なのでしょうね。
ファンの方は好意的に受け止めるでしょうが、新主人公田畑政治のキャラも相俟って「せわしない」と感じる人々(私自身どちらかと言えばそちらに近い)も居ると思われ、評価が分かれるところだと思います。
ともあれ、政治が並外れた行動力の持ち主らしいことだけは私にもよく分かります。
個人的には、折角シマちゃんを中心に見る気が起こってきた第一部の世界がほぼ全面的に仕切り直しとなってしまったのはやや寂しく思います。
まあ、単なる「シマちゃんロス」に過ぎないのかもしれませんが。
新主人公の名前どおり「政治」が絡んできそうなところが、第二部の特徴のようです。
昭和の東京オリンピック招致までが射程となるので当然と言えば当然でしょうが。
その点、第一部での治五郎先生や四三氏の「クリーン」な世界とは少し趣が変わってくるかもしれません。
ただ、キャスト表を見る限り高橋是清や犬養毅のような「5・15」や「2・26」で犠牲になった人々、また政治の朝日新聞での上司・同僚で、後に政界に転身して「保守政治家」と分類されるものの比較的リベラルな立場をとった緒方竹虎や河野一郎のような人物が前面に出ている点が注目に値するところで、今後の展開を見極めたいところです。
差し当たり次回は第一部の「遺産」的存在である人見絹枝が活躍しそうなので、それを楽しみにしたいと思います。
いつもありがとうございます。
おっしゃるとおり、このテンポ、スピードについて来られるかがポイントですよね。
形としては、しゃべりまくる孝蔵の落語。
僕はラストの展開が何となく読めたように、かなりシンクロ率が高いです。
来年の大河は不通のスピードに戻るのでしょうが、「直虎」みたいな時間の進行だと間延び感がハンパでないでしょうね。
田畑政治が政治記者ゆえ、今後は政治的な事件が随所に入ってくるんでしょうね。
田畑政治視点で描かれるの昭和史。
この数年、昭和史関連の本を読んでいるので、ワクワクしてきます。
「次回の人見絹江エピソードは、今まで『いだてん』を見ていなかった人でも面白いから絶対見てほしい」と出演の役者さんがツィートしているのを見ました!