○○君のママ、○○ちゃんのママ
と呼ばれ、自分の名前では呼ばれない女性たち=名前をなくした女神たち。
その象徴が本宮レイナ(木村佳乃)だ。
彼女には<母親>としての顔はあるが、夫とはセックスレスで、<妻>としての顔はない。
<母親><妻><女><職業><○○さんの友達>……、人には様々な顔があるはずなのに、彼女には<レイナちゃんのママ>というひとつの顔しかない。
あるいはママ友仲間のリーダーで、非の打ち所のない完璧なママという顔。
彼女の中ではぽっかり穴が開いている。
彼女はきっと夫に「レイナ」と呼ばれたいのだ。
それにしても何と寒々とした世界なのだろう。
きれいなうわべだけのつき合い。
心の奥では、嫉妬や憎しみ、ドロドロしたものが渦巻いているのにそれを見せない。 しかし、それがときどき堰を切ったように噴出する。
陰口、悪口、そして激怒。
うわべといえば、進藤真央(倉科カナ)。
彼女の夫は深夜トラックの運転手らしいのだが、セレブ気取り。
分不相応なマンションに住んで、レイナの服を着てブティックに入る。
まあ、真央自身はそれで満足して楽しいようなので、とやかく言わないが、第三者の目から見ると滑稽だ。
そして、この偽りだらけの世界で育つ子供って、歪んでいくんだろうなと考えてしまう。
秋山侑子(杏)はこの世界に対し、どう戦っていくのだろうか?
※追記
自殺した女性・深沢雅美(安達祐実)がナレーションをするというのは、海外ドラマ「デスパレートな妻たち」を意識しているのだろうか?
と呼ばれ、自分の名前では呼ばれない女性たち=名前をなくした女神たち。
その象徴が本宮レイナ(木村佳乃)だ。
彼女には<母親>としての顔はあるが、夫とはセックスレスで、<妻>としての顔はない。
<母親><妻><女><職業><○○さんの友達>……、人には様々な顔があるはずなのに、彼女には<レイナちゃんのママ>というひとつの顔しかない。
あるいはママ友仲間のリーダーで、非の打ち所のない完璧なママという顔。
彼女の中ではぽっかり穴が開いている。
彼女はきっと夫に「レイナ」と呼ばれたいのだ。
それにしても何と寒々とした世界なのだろう。
きれいなうわべだけのつき合い。
心の奥では、嫉妬や憎しみ、ドロドロしたものが渦巻いているのにそれを見せない。 しかし、それがときどき堰を切ったように噴出する。
陰口、悪口、そして激怒。
うわべといえば、進藤真央(倉科カナ)。
彼女の夫は深夜トラックの運転手らしいのだが、セレブ気取り。
分不相応なマンションに住んで、レイナの服を着てブティックに入る。
まあ、真央自身はそれで満足して楽しいようなので、とやかく言わないが、第三者の目から見ると滑稽だ。
そして、この偽りだらけの世界で育つ子供って、歪んでいくんだろうなと考えてしまう。
秋山侑子(杏)はこの世界に対し、どう戦っていくのだろうか?
※追記
自殺した女性・深沢雅美(安達祐実)がナレーションをするというのは、海外ドラマ「デスパレートな妻たち」を意識しているのだろうか?
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