★17話(23:00)
ステルス戦闘機の爆撃により、エアフォース・ワンは墜落した。
ジャックは国防長官の命令を受け、エアフォース・ワンから砂漠地帯へと落下した“核のフットボール”の回収に急行する。フットボールには全米の核兵器のコードと所在地が入っており、その確保が最優先事項となったのだ。一方、マルワンの狙いもフットボールにあった。一足先にフットボールの在り処に辿り着いたマルワン一味は、ヘリで降り立ったジャックと再び対峙する。(公式HPより)
この回の見どころは、民間人を間に入れたジャック、マルワンの戦いだ。
ジャックは民間人を守りながらマルワンと対峙しなくてはならない。
事情はこう。
フットボールをたまたまキャンプに来ていた民間人の夫婦が見つけてしまうのだ。
夫婦は早速通報するが、ジャックのヘリが到着するには時間がかかる。
一方、マルワンはフットボールにつけられた発信器をもとにフットボールに迫る。
ジャックは携帯で連絡を取りながら、夫婦とフットボールを守ろうとする。
まず発信器を破壊させ、合流場所として古い発電所を指示する。
一方、マルワンも携帯の発進データから夫婦が発電所に向かっていると読む。
迫るマルワン。
ジャックの到着まで、どうやって凌ぐかがポイントになる。
ジャックはフットボールの中身を夫婦で分けて別の方向に逃げるように指示を出すが、夫が捕まり、拷問を受けて苦しんでいる夫の姿を見た妻が出て来てしまう。
主人公の戦いは、敵だけではないというエピソードの作り方。
拷問されている夫に耐えきれず出て来てしまう妻。
人間として持つ当然の弱さが障害になる。
★18話(24:00)
全米にある核爆弾の所在地と起爆コードがマルワンの手元に渡った。ジャックは数千ある核弾頭の多くが輸送中であることを突き止め、CTUでは全力を挙げて輸送中の兵器の安否を確認する。だが、マルワンの一味によって核弾頭の一つが強奪されてしまう。ジャックはマルワン一味と深く関わり、核弾頭の行方のカギを握る男、ジョー・プラドを尋問するため、驚くべき手段を取る。(公式HPより)
今回は別の切り口からエピソードが展開した。
敵のミス、ほころび。
マルワンの仲間が車の給油でキャッシュカードを使ってしまう。
それはテロリストとしてデータベースに乗っている名義のカード。
カードの使用は早速CTUの捜査網に引っかかり、衛星で車のナンバーもチェックされる。
マルワンは高跳びを指示するが、CTUのカーティスも港に先回り、高跳びする仲間と接触してくる人物を捕まえる作戦を練る。
そして接触してきた人物は、ジョー・プラド。
船の持ち主でアメリカ人。逃がし屋の様だ。
プラドは迫る来る捜査官をごまかすため、高跳びする男を射殺する。
この男が船に乗ってきたから射殺したのだと言い張る。
カーティスは一部始終を見ていたから、プラドの言うことを信じない。
CTUで拷問。
しかし、ここでストップが入った。
マルワンが手配した弁護士だった。
法を盾に拷問をさせない弁護士。
ジャックたちは代理で大統領に就任したローガンに拷問の許可を求めるが、司法省と相談するからと言って煮え切らない。
ジャックは自分がCTUを退職して独断でやったこととして、プラドを拷問する。
今回も主人公の障害は、敵だけではないという事例。
法律。
悪徳弁護士。
そして決断を下せない上司(大統領)。
この大統領のエピソードは発展して、次の展開に移る。
★19話(1:00)
大統領の許可を待たずプラドを拷問したジャックは、マルワンの居場所を吐かせる事に成功する。だが、事を知った大統領は激怒し、ジャックを早急に逮捕するようシークレットサービスに命令を下す。ジャックはマルワン捕獲まで後1歩というところまで迫りながら、シークレットサービスの邪魔により、マルワンを取り逃がしてしまう。この一件に責任を感じ自信を失った大統領は、ある人物に陣頭指揮を執るよう依頼する。(公式HPより)
デヴィット・パーマー登場のエピソード。
トニー、ミシェル、そしてパーマー。
シーズン4にはこんな仕掛けがあった。
ローガンの優柔不断と劣等感から生じたプライドから、マルワンを逃がしてしまい、捜査は白紙に戻る。
しかし、物語は進行して行かなくてはならない。
そこで製作者は通報という切り口を作った。
核弾頭を作動させるプログラマー。
彼の行動を不審に思った恋人が通報したのだ。
彼のパソコンにはそれを匂わせるデータがある。
CTUのブキャナンは、分析官のクロエを恋人の家に派遣する。
今回はこのクロエ、そしてエドガーがいい。
クロエはエドガーと衝突している。自分の仕事にプライドを持ち、それが疎外されるとイライラして当たり散らす性格だ。
一度、ドリスコルに解任されたクロエとエドガーは役職的には同じレベル。
クロエはかつての部下のエドガーに意見するが、エドガーにもプライドがある。言い返してトラブル。
そんな時に通報者の家にパソコンの分析に行けと指示される。
クロエは嫌がる。自分は分析官で、前線で戦う捜査官ではないからだ。
前線に行くことで不安なクロエは車の中でエドガーに当たり散らす。
それに対してエドガー。
「僕が代わりに行くと進言したんだが、ダメだった。理由は一番優秀な分析官を行かせたかったからだそうだ」
いがみ合って対立していても、エドガーはクロエのことを考えていたのだ。
いいエピソードだ。
同時にいつもイライラしている強いクロエの弱い一面も見せた。
人間の強さと弱さ。
これを描いているから「24」はドラマになっている。
「弱さ」は、19話(1:00)の様に人との交流のエピソードにもなり、17話(23:00)、18話(24:00)の様に敵にもなる。
ステルス戦闘機の爆撃により、エアフォース・ワンは墜落した。
ジャックは国防長官の命令を受け、エアフォース・ワンから砂漠地帯へと落下した“核のフットボール”の回収に急行する。フットボールには全米の核兵器のコードと所在地が入っており、その確保が最優先事項となったのだ。一方、マルワンの狙いもフットボールにあった。一足先にフットボールの在り処に辿り着いたマルワン一味は、ヘリで降り立ったジャックと再び対峙する。(公式HPより)
この回の見どころは、民間人を間に入れたジャック、マルワンの戦いだ。
ジャックは民間人を守りながらマルワンと対峙しなくてはならない。
事情はこう。
フットボールをたまたまキャンプに来ていた民間人の夫婦が見つけてしまうのだ。
夫婦は早速通報するが、ジャックのヘリが到着するには時間がかかる。
一方、マルワンはフットボールにつけられた発信器をもとにフットボールに迫る。
ジャックは携帯で連絡を取りながら、夫婦とフットボールを守ろうとする。
まず発信器を破壊させ、合流場所として古い発電所を指示する。
一方、マルワンも携帯の発進データから夫婦が発電所に向かっていると読む。
迫るマルワン。
ジャックの到着まで、どうやって凌ぐかがポイントになる。
ジャックはフットボールの中身を夫婦で分けて別の方向に逃げるように指示を出すが、夫が捕まり、拷問を受けて苦しんでいる夫の姿を見た妻が出て来てしまう。
主人公の戦いは、敵だけではないというエピソードの作り方。
拷問されている夫に耐えきれず出て来てしまう妻。
人間として持つ当然の弱さが障害になる。
★18話(24:00)
全米にある核爆弾の所在地と起爆コードがマルワンの手元に渡った。ジャックは数千ある核弾頭の多くが輸送中であることを突き止め、CTUでは全力を挙げて輸送中の兵器の安否を確認する。だが、マルワンの一味によって核弾頭の一つが強奪されてしまう。ジャックはマルワン一味と深く関わり、核弾頭の行方のカギを握る男、ジョー・プラドを尋問するため、驚くべき手段を取る。(公式HPより)
今回は別の切り口からエピソードが展開した。
敵のミス、ほころび。
マルワンの仲間が車の給油でキャッシュカードを使ってしまう。
それはテロリストとしてデータベースに乗っている名義のカード。
カードの使用は早速CTUの捜査網に引っかかり、衛星で車のナンバーもチェックされる。
マルワンは高跳びを指示するが、CTUのカーティスも港に先回り、高跳びする仲間と接触してくる人物を捕まえる作戦を練る。
そして接触してきた人物は、ジョー・プラド。
船の持ち主でアメリカ人。逃がし屋の様だ。
プラドは迫る来る捜査官をごまかすため、高跳びする男を射殺する。
この男が船に乗ってきたから射殺したのだと言い張る。
カーティスは一部始終を見ていたから、プラドの言うことを信じない。
CTUで拷問。
しかし、ここでストップが入った。
マルワンが手配した弁護士だった。
法を盾に拷問をさせない弁護士。
ジャックたちは代理で大統領に就任したローガンに拷問の許可を求めるが、司法省と相談するからと言って煮え切らない。
ジャックは自分がCTUを退職して独断でやったこととして、プラドを拷問する。
今回も主人公の障害は、敵だけではないという事例。
法律。
悪徳弁護士。
そして決断を下せない上司(大統領)。
この大統領のエピソードは発展して、次の展開に移る。
★19話(1:00)
大統領の許可を待たずプラドを拷問したジャックは、マルワンの居場所を吐かせる事に成功する。だが、事を知った大統領は激怒し、ジャックを早急に逮捕するようシークレットサービスに命令を下す。ジャックはマルワン捕獲まで後1歩というところまで迫りながら、シークレットサービスの邪魔により、マルワンを取り逃がしてしまう。この一件に責任を感じ自信を失った大統領は、ある人物に陣頭指揮を執るよう依頼する。(公式HPより)
デヴィット・パーマー登場のエピソード。
トニー、ミシェル、そしてパーマー。
シーズン4にはこんな仕掛けがあった。
ローガンの優柔不断と劣等感から生じたプライドから、マルワンを逃がしてしまい、捜査は白紙に戻る。
しかし、物語は進行して行かなくてはならない。
そこで製作者は通報という切り口を作った。
核弾頭を作動させるプログラマー。
彼の行動を不審に思った恋人が通報したのだ。
彼のパソコンにはそれを匂わせるデータがある。
CTUのブキャナンは、分析官のクロエを恋人の家に派遣する。
今回はこのクロエ、そしてエドガーがいい。
クロエはエドガーと衝突している。自分の仕事にプライドを持ち、それが疎外されるとイライラして当たり散らす性格だ。
一度、ドリスコルに解任されたクロエとエドガーは役職的には同じレベル。
クロエはかつての部下のエドガーに意見するが、エドガーにもプライドがある。言い返してトラブル。
そんな時に通報者の家にパソコンの分析に行けと指示される。
クロエは嫌がる。自分は分析官で、前線で戦う捜査官ではないからだ。
前線に行くことで不安なクロエは車の中でエドガーに当たり散らす。
それに対してエドガー。
「僕が代わりに行くと進言したんだが、ダメだった。理由は一番優秀な分析官を行かせたかったからだそうだ」
いがみ合って対立していても、エドガーはクロエのことを考えていたのだ。
いいエピソードだ。
同時にいつもイライラしている強いクロエの弱い一面も見せた。
人間の強さと弱さ。
これを描いているから「24」はドラマになっている。
「弱さ」は、19話(1:00)の様に人との交流のエピソードにもなり、17話(23:00)、18話(24:00)の様に敵にもなる。
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