平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

AIに「怪盗アルセーヌ・ルパン」のイラストを描いてもらった!

2023年04月08日 | その他
 今回はAIにイラストを描いてもらった。

 昔、絵を描きたくてペンタブレットとかを買った。
 でも途中で挫折……。
 電子出版とかも考えていて、表紙のイラストをココナラの作家さんに書いてもらおうとも思っていたのだが、合う作家さんがいなかったりして結局うやむやに……。
 でも今はAIが描いてくれる。

 使ったのは、マイクロソフトの画像生成AI『イメージクリエイター』。
 マイクロソフトのアカウントを持っていれば誰でも無料で使える。
 つまりパソコンでウインドウズを使っていれば誰でも使える。

 イメージクリエイターのサイトにアクセスして、
 描いてほしいイラストの内容を入力するだけ。
 ただし、現在は日本語対応をしていないので英語で入力しなければならないが、
 単語の羅列でほとんどOK。
 複雑なものを描きたければ、翻訳ソフトやChatGPTの翻訳機能を使えばいい。
 画像生成AIのためのプロンプト(入力ワード)を集めたサイト(KREAなど)もあるから、それを参考にしてもいい。
 ………………………………………………………

 さて、ではどんなイラストが出来上がったか。
 テーマは『パリの怪盗アルセーヌ・ルパン』。

 まずはこれ──

 

 入力したプロンプト(言葉)は、Arsène Lupin, the Gentleman Burglar in Paris
 ルパンの絵とパリの背景を合成した感じはあるが、悪くはない。
 イメージクリエイターは他にも3つの絵を描いてくれた。

 次はこれ。コミックタッチの『パリの怪盗アルセーヌ・ルパン』

 

 入力したプロンプトは、Arsène Lupin, the Gentleman Burglar in Paris by cartoon illustration
 いい感じだ。
 他にも3つの絵を描いてくれたが、これを選んだ。

 最後はこれ。画家のゴッホタッチの『パリの怪盗アルセーヌ・ルパン』

 

 入力したプロンプトは、Arsène Lupin, the Gentleman Burglar in Paris van Gogh
 これもいい感じだ。
 他にも黄色を基調にした、もっとゴッホっぽい絵を描いてくれたが、これが一番ルパンっぽい。
 ………………………………………………………

 ちなみに同じプロンプトを入力しても、生成されるイラストは毎回、違ったものが出て来る。
 今度はどんなイラストが出て来るかな、と待っている時間が楽しい。

 このようにAIは楽しくて、たくさんの可能性を広げてくれるツールなのである。


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3 コメント

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画像生成AIさんが描くイラストの違和感 (2020-08-15 21:07:49)
2023-04-08 18:03:01
コウジさま

実はこの手の画像生成AIさんが描くイラストって、ここ1ヶ月くらいの間に、インスタ系でも急激に増えていて、見ていていろいろ考えることがあります。
「アツアツのラーメンを素手で食う若いお姉ちゃん」が話題になったりもしましたが、それ以外にも、自分の手で絵を描いたことがある人なら、どんなに下手な人でも真っ先に気がつくことが一点あります。
「人物イラストの場合、背景と整合がとれていないことが多い」ことですね。
背景の風景の組み合わせや、遠近法がおかしいことが多いんです。

西洋の遠近法の場合、1点・2点・3点とありますが、無限遠に向かって小さくなるように描写する消失法という技法によって「遠くのものほど小さく見える」ように処理することが多いですし、東洋の水墨画によくある空気遠近法の場合は逆で、「遠くのものほどぼやかして大きく描いて、空間の広がりを感じさせる」ように処理します。
ところが、AIの画像生成は、そのあたりの背景処理があまり整理できていなくて、アレレ?という印象です。

コウジさんが今回AIに描いてもらったルパンですが、2枚目は遠近法的に言うとマトモでしょうが、1枚目や3枚目は、やはりアレレ?です。

ここで思い出すのは、ダビンチの「モナリザ」なんですね。
モナリザの背景処理は、かなり異端で例外的なんです。
モナリザが正面に堂々と描かれていますが、背景は無限遠に近い鳥瞰的な風景で、なんともヘンなんです。
これを「人類の代表的な名画」と教えられると、AIも判断材料がヘンになる可能性もありますね。

まあ、素人のたわ言です。
返信する
おそらくやっていることはフォトレタッチ (コウジ)
2023-04-09 09:29:48
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

>背景と整合がとれていないことが多い
おそらくAIがやっているのは、PhotoshopやGIMPがやっている、フォトレタッチなんでしょうね。
レイヤーを何枚も重ね合わせて一枚のイラストにしている。

僕は一時、GIMPで画像加工をしていましたが、レイヤー処理がともかく面倒くさい。
一方、画像生成AIはこの面倒くさいレイヤー処理を代わりにやってくれる。
なので、かなり便利なツールです。

画像生成AIの課題は、
・完成するまでどんな絵が上がってくるかわからないこと。
・自分のイメージどおりの絵を作成してもらうためにどんなプロンプトを書くか。
ということでしょうね。

おそらく現在デザイナーさんは、イメージどおりの絵をあげるプロンプトの研究をしていることでしょう。
返信する
う~ん、フォトレタッチですか… (2020-08-15 21:07:49)
2023-04-09 17:35:07
コウジさま

GIMPは一時期仕事で使っていたこともありますが、操作性にやはりクセがありますね。
何年か前に、会社でアドビの法人契約をしてくれることになって、フォトショやイラレが使えるようになると、やはりそっちを使うようになりました。
でも高いんですよね…

AIの絵師さんが、フォトレタッチをしているのではないかという視点はなかったです。
そう言われると、腑に落ちるところもあります。
何かデータベースの中から適当な素材を拾ってきてレイヤー化して重ねるんでしょうし、その重ね作業において、おそらく遠近法の概念はない、ということなんですね。

まあ、人間の絵師さんでも、遠近法なんて関係なしに、イメージ的な背景を描く人はいますが、その場合でも、全体の調子をファンタジックにするなり何なりで「遠近法は関係ないよ」的なメッセージを画面に込めます。
ただ、AIの場合、現状そういったことはないわけですね。

上手なのに、違和感も同時に感じてしまう理由が分かったような気がします。

ありがとうございます。
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