悲しい事故から1週間が過ぎた。全国の方たちがニュースで目の当たりにした札幌市東区の火災、11名の尊い命が奪われ、未だ出火原因の特定には時間がかかりそうと報じられている悲しい事故。10代の頃、事故現場から100mくらいのアパートに住んでいた僕は当時旅館だった建物の記憶が鮮明に残っている。
避難や防災対策のマニュアルを作成していないし避難訓練もしていない。建物は築50年、当然老朽化が進みスプリンクラーなど無い。
運営する会社は防火対策について資金的な余裕がなく、法的に許されるギリギリで入居者の受け入れを行っていたと釈明、それには賛否があると思うが、間違いなくこの施設に救われていた人もいる。今の日本が抱える大きな問題のひとつ日本の福祉行政・・・
志が絶たれることは理不尽、そんな難しい問題に立ち向かっている人を非難出来ない。
被害に遭われた方の中に10年ほど前までフルマラソンを3時間以内で走っていた男性がいました。脳梗塞で倒れこの集合住宅には16年12月に入居、旭川のランニングクラブに所属していたと聞きました。
直接、お会いしたことはありませんが、持ちタイムから僕の近くを走っていたに違いないと思い、10年前の滝川コスモスハーフマラソンを検索、当時旭川在住と聞いたので滝川は比較的走りに行くには都合の良い街、僕が40代カテゴリー(1時間24分なにがし)、彼は30代カテゴリーで1時間26分台 あの日あの時、同じコースを同じようなタイムで走っていたのだなぁと考えると胸が締め付けられる。
火災事故に遭われた皆さんのご冥福をお祈りいたします。