遂に来ましたぁー この景色、この寒さ、師走のススキノは忘年会の方達で溢れかえってました。
ヤッコさんはハズキルーペが似合いそうな大島紬で100名を超す忘年会の司会進行役で気合十分、上手く行くと良いのだけど
その頃僕は沖縄の某コンサル企業(かなりお堅い)の担当者とのヒアリングを終えて渋滞する道路をトロトロと走ってました
1時間以上をかけてやっと自宅に到着、疲れたし 近所にオープンした居酒屋さんで1人忘年会でもと思い外出着に着替える。
外出着と言っても僕の場合は相変わらずのジャージ姿 それでもヒートテックの重ね着は見た目より暖かい
町内を一回りしてオープン間もないお店に到着、覗くと日本酒がズラリと並ぶ清潔感のある店内にお客さんが二人、今日は気分的に日本酒(japan)じゃないな と思い立ち、ビール飲み放題スナックの扉を開ける。
カウンターには男性客が3名、常連感たっぷりのご年配の男性が力強くマイクを握り熱唱 結構上手い
男性客に挟まれ椅子に座ると、左のお客さんから あれっ と顔を覗き込まれる
僕が2杯目のビールを注文する頃、やはり左の男性から 以前何処かで? いや あちらこちらで会ってるね と親しげに声をかけられる
そう言われると何処かで会っている気もする 年齢は僕より少し上だな カラオケの選曲で分かる
すると民謡調の歌声で結構上手いご年配の男性からも声をかけられ、聞いてないが一方的に自己紹介をされる。しかも少し自慢が入っているのが面白い 青森ご出身なのは分かった。津軽民謡がルーツなのだろう、どうりで上手い
いつしか僕を含めたオジサン4人は意気投合、お1人の男性は仙台から札幌に遊びに来ていると聞き、ここで仙台の情報をあれこれと入手、とても参考になる話を聞くことが出来た。単なる偶然とは思えないが実は今、仙台の情報を集めている真っ最中、次回は仙台で割り勘で飲もうと約束しました
歌の上手いご年配の方が先に店を出て、仙台の男性とその相方男性も次の店に行くという頃、ヤッコさんは忘年会を無事に終えてススキノの名店「すし万」に向かっていると言う。
しかし、僕はジャージ姿、こんな格好で師走のススキノはキツイなぁ と思いながらも地下鉄に乗り込む
すし万の大将は僕のランニング仲間で年齢的には少し先輩、走り始めた頃からとても良くしてくれる友人の1人、ススキノど真ん中の回らないお寿司屋さん。
着物姿の女性とジャージ姿のオジサンはススキノでも注目の的 とてもバランスが悪いが、途中でストリートミュージシャンの歌声で立ち止まる。この寒さでギターを弾き美声を轟かせる美少年、スナックの民謡オジサンとは少し違った魅力で可愛かったです彼の名前は「藤井 蛍」蛍と書いてKEIと読むそうだ。 第2の高橋優になって欲しいなぁ ブレイクしたら僕が彼を育てたと自慢してやる
不釣り合いな二人のススキノ放浪記は最終章のナイアガラ、ここでも日本酒です
この後、深夜にも関わらずタクシー乗り場は長蛇の列、ヤッコさんを某ホテルのロビーに待機させて僕はジャージ姿でススキノを爆走 こんな所まで来ないとタクシーが拾えないのはあの頃(バブル全盛期)のようでした。
ナイアガラかわべさん、遅くまでありがとうございました。来季の土10ラン5kmタイムレースでは本気で頑張ります。