フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

「何時までも親友で居てね」という孫息子。残念、今日の入試は力及ばず・・・でした。

2009-02-01 21:56:07 | 日記
2月1日 日曜日 晴れ

今日は2月1日、ずっと頭のどこかで何時も気になっていた日なのです。
今日は孫息子の中学受験日でした。

この子は1歳過ぎ頃から異常児として保健所からレッテルを貼られていた子です。
幼稚園の年中さんの頃は異常児として廻りが扱っていましたが、
娘婿殿の転勤でわたしの家から車で10分位の所に越して彼の生活は一遍しました。

前の所ではお姉ちゃんと同じ幼稚園ですからそれはそれは甘やかされていたのです。
運動会の時も他の子どもたちが踊っている輪の中で、お砂でお山を作っていたそうです。
こちらへ越してからは異常児としてではなく、普通の子どもとして扱って下さったのです。
事前に彼の様子は新しい幼稚園にお話しはしていたのですが・・・。

誰も知ったお友達もいない幼稚園ですから、どうしても自分で努力するしたなかったのです。
随分彼は頑張ったのでしょうね、少しずつ新しい幼稚園に慣れて行くことが出来たのです。
わたしも娘夫婦に手を出さず口を出さず、彼の言葉で自分の意思を伝えさせるようにと言いましたが。

お陰で時として孫息子には、とても怖いおばあちゃんになっていたようです。
彼の人なつっこさはいわゆる自閉症の症状とは言えないのです。
今まで娘夫婦、姉娘の3人が寄ってたかって彼を大事にし過ぎていたのだと思ったのです。

彼は何も言わずに生活出来ていたのです。
何事も親や姉娘が話し、彼は言葉は不用、返事をすれば良かったのです。
ですから言葉を話せない、会話が出来なくなっていました。

単純なことはともかく、自分の気持ちを言葉で言い表せない苦痛が彼を凶暴にしていました。
それがますます自閉症というとんでもないレッテルになってしまっていたのです。

その子が普通の小学校に入ることが出来、お友達と普通に会話が出来るようになり、
更に私立の中学に通う姉を見て、本人も行きたくなり塾に行き勉強をしていたのです。
凄いことです。でも根本的にはやはり彼は自閉症の要素は有るのです。

テスト中、何時も違う会場、知ったお友達がいないこと等々、
彼がふと彼の気になることが頭をよぎることが有ったとしたらもう駄目なのです。
もうテストに集中出来なくなってしまうのです。それが心配でした。

朝から心配で落ち着かず、ずっと片づけをしていました。
夕方には合否が解ると言うので気になり落ち着きません。
お陰で机の廻りは綺麗になりました。

心配で落ち着かず長女に電話をしていましたら、連絡があり不合格だったとのこと。
娘夫婦はともかく彼が自分の気持ちの整理をし明日からの受験に向き合えるかどうか・・・。
この大きな試練に勝てた時、彼はずっと成長出来るのでしょうが・・・。

「何時までも僕と親友で居ようね」とわたしに言う可愛い孫息子に、
頑張って!と言うしか術がないのです。頑張って切り抜けて欲しいですね・・・。
コメント
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