フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

医院の待合室での、ささやかな楽しみを…。

2016-11-08 16:53:18 | 雑感
11月8日 火曜日 曇り

この数日間は良いお天気が続きましたが、朝から曇天の寒い一日でした。
幸いなことに、今日は何も予定がありません。
と言うより、明日は高校時代のクラス会がありますので、今日はあける様にしたのです。

日曜日は恩師ご夫妻の会食会があり、月曜日は知り合いの方の個展に伺う予定でしたし、
更に明日の水曜日はクラス会です。外出が此処まで続くとまず動けなくなります。
”予定が無いと気が緩み、怠さが出る”と言われたりもしますが、それは程度問題。
要、自己管理です。

独りで過ごすためには、自分の体力を計算して動く事が必須と実感しています。
日常何気なく出来て居たことが、出来なくなるのです。
小学生の子どもが居るだけでも何とかなるのに、独りではどうにもならない事があります。

朝食後、皮膚科と内科の薬が明後日で切れる事、図書館の本を返却していない事に気がつき、
図書館へ本を返却して、その足で医院へ立ち寄り薬を頂いて来る事にしました。
明日はわたしが出掛けますから時間が取れませんし、明後日は医院は休診日です。
図書館まで歩いて行き、医院まではバスを使えば体力は多少温存出来ると判断しました。


内科の待合室では、週刊新潮の表紙と表紙絵の作家の散文を読むのを楽しみにしています。
表紙絵が欲しい時は、週刊新潮を買うこともあります。
今日は、処方箋を頂くだけでは無く、検査の結果を伺いますので時間が有りましたから、
3冊分の表紙と散文を読み、書き写す事も出来ました。ちょっと嬉しいです。

2冊分の表紙絵と散文をアップします。

10月6日号の表紙絵 

      「カボチャのスープ」

         カボチャのスープが
         窓から逃げていった
         ぼくから逃げていった
         秋の夕食時のことだ
         スプーンを握ったぼくは
         窓から飛び出して追いかけた
         カボチャのスープを
         追いかけるなんて 
         こんな日がくるなんて
         ああ ぼくはいつも
         何かを追いかけていたけれど
         こんな人生の一日がくるなんて

10月13日号の表紙絵 

     「葱頭」

        戦前は葱頭、というのが
        和名であったそうな。
        タマネギは。
        頭がどうして玉になった
        のかは、知らぬ。
        戦争に負けたからかも知れぬ。
        頭のなくなったタマネギに、
        窓辺で昼寝をさせていたら、
        側で寝ていた子どもは
        夢を見たそうな。
        巨大な頭の下敷きになった
        という、夢を見たそうな。

散文を読んでから、もう一度表紙絵をじっくり見ます。思わずフフっと笑ってしまうことがあります。
この表紙絵と散文を読みたくて、冊子を買うこともあります。
コメント
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