初めての作業は、まるでパズルをしている気分で楽しんでいます。

１１月１７日　木曜日　晴れ

朝から良いお天気でした。でも何故、今朝は昨日より体調が悪く、起き上がるのに時間がかかりました。
先日、全く動けなくて玄関のドアを開けに行くのも大変でしたから、そうならないように気をつけています。
今日も９時半に来客の予定が有りましたので、朝の体調は不明ですから寝る前に部屋を片付けました。

以前和裁を習ったことがある方で、長襦袢の袖の詰め方を教えて下さる事になって居ました。
このところ、数回おいで願っていますが、長い事着物を縫っていないので忘れておられるとのことですが、
全く知識の無いわたしには大先生です。
普段着ですから、規則通りに出来無くても良いのですが、それでも出来る限りそれらしく作りたいです。

今日も袖の始末の方法とその手順を口頭で教えて下さり、知恵ランチのお約束が有ると言われ、
１１時頃にお帰りになりました。それからはわたし独りで長襦袢の袖と格闘が始まります。
「こうでは無いし…」とか｢やっぱり違うかな…」とか、何気なく独り言を言いながらです。
時間の経過を忘れて夢中になります。パズルをしている様な気持ちで楽しみます。

全て初めての作業ですから、模索しながらです。
妙なのですが、ああでも無いこうでも無いと独り言を言いながらの作業は、気に入っています。
何時いつまでに仕上げなくては…、と言う仕事ではありません。今日の予定はもう有りません。
今までの人生で、これほど自由な時間を持ったことは有りません。

少し前までは、あるじの居ない自由な時間はむなしいだけでしたが、この頃はちょっと変わりました。
１０年と言う時間経過が最大の要因ですが、不要の着物と頂いた布地の始末を始めてから、
虚しい等と言う暇が無くなりました。
縫いかけて仕上げていない物も完成させ無いと、娘たちが始末に困ります。

このところ体調の悪い日が続いていますので、何時までこの様な事をしていられるかも気になります。
使って下さる方に、布地を引き取って頂いたりしていますし、分類して整理しましたから処理は楽です。
このままでは処理に困る物だけ、加工すれば良いと思って居ます。楽しみながらやっていくつもりです。