「銀二貫」って今のお金にしたら、どの位かしら？ 読書会での質問です。

１１月１６日　水曜日　曇りのち晴れ

予報ではかなり晴れ間が見られるような報道でしたが、午後少しだけ陽射しを見ただけ、
洗濯物は乾きましたが、冷たかったです。ちょっと期待がはずれました。

今日は１０時から読書会です。
早めに洋間の床のカーペットをスイッチオンにしたり、コーヒーとお茶菓子の準備をしてから、
コーヒーメーカーもスイッチオンにしました。

１０人用ですし、落とすスピードをゆっくりにしていますので時間がかかりますから、
２回コーヒーメーカーをセットしないと、足りません。メンバーは９人ですから当然です。

１回目のコーヒーをポットに移しているとき、メンバーの方が柿を持ってきて下さいましたので、
柿を洗って剥き始めました。新潟の種なし柿を大量に頂いたとかで、持って来て下さったのです。
大急ぎで５個の柿の皮を剥き１個を８つに切りました。皆さん大喜びでした。

今月は高田郁著「銀二貫」を読んだのですが、今日も柿の話で盛り上がり脱線ばかりしていましたが、
雑談しながら、大火事がこんなに度々あることに驚き、この小説の中で何回有ったか数えたり、
「銀二貫って、今ならいくらになる？」と質問があれば、iPhoneで調べたり、それなりに充実。

銀二貫　が２２０万円から２５０万円と知り、それだけの金額を貯めるのに５年はかかるのに、
困った人に躊躇無く差し出すのです。それも１回だけでは無く４回もです。
元々、そのお金は天神様に寄進するお金なのです。

その人情ある店主と銀二貫で救われた武士の子どもと店の番頭さん。
人情味のある善人の人達の話で、商う物は寒天です。
良質の寒天を作ることの大変さ、寒天を使うお菓子や料理を考案する、その大変さを知りました。

羊羹を作るのに、驚くほどの執着心で頑張るのです。
その経過を読みながら頭が下がりましたし、更に羊羹より蒸し羊羹の方が先に出来て居たとは…。
蒸し羊羹は羊羹より後に作られるようになったとばかり思っていました。

発表形式でも無く、司会者も無しの読書会です。
ミニコミ誌「ほのぼの」に、「読書会便り」として掲載していますので意見が出ないと困りますが、
ほのぼの編集も読書会も１６年以上継続しています。家主のわたしも一緒に楽しんでいます。