自民党もいよいよごーまんになってきたようです。かつての安全神話が崩れた原発の取り扱いについて十分な国民的議論が必要な時に、甘利大臣が火に油を注ぐ反感を買う発言です。その理由も代替えエネルギーLNG輸入で一日100億円の国民の利益が海外に流出して、放置することは政治家として努力が足らない。と指摘しているだけです。原発再稼働に反対している国民には『ご乱心ではなく』分かりきっていることです。除名した舛添氏を曖昧のまま都知事選挙で支援したり、党の元総裁が反原発の細川元総理を応援したりと自民党も分かりづらく、グジャグジャになりました。それならば、治安、安全は田母神候補に任せる。与党には人材がいないので場合によっては、国に対しても助言してくれ。原発などの政策は国がやることなので自民党に一任してくれと協定し、田母神俊雄氏を勇気を持って全面支援したほうが分かりやすかったですね。
(以下コピー)東京都知事選で、小泉純一郎元首相の動向が焦点になってきた。出馬を決めた細川護煕元首相が「脱原発」を主張する小泉氏との連携を視野に入れているからだ。人気の高い小泉氏の支援を受けて細川氏が出馬すれば、舛添要一元厚生労働相の有力対抗馬となり、選挙戦の行方は様変わりする。民主党も「脱原発」が野党結集の軸になるとみて、舛添氏ではなく細川氏を支援する構えに転じた。
都議会自民党が舛添氏の推薦を決めた9日、党都連の萩生田光一幹事長代行は、小泉氏が細川氏を支援した場合の対応について「そういうことがあっても党としてぶれるつもりはない」と記者団に明言。党本部と連携して舛添氏をサポートする方針に変わりがないことを強調した。
小泉氏は都知事選の対応について、自身が顧問を務める国際公共政策研究センターを通じ「取材はお断りしている」とし、態度を明確にしていない。だが、党執行部は神経をとがらせている。小泉氏が細川氏と連携すれば、党内や支持層に亀裂が走りかねず、党幹部は「そろって選挙カーで演説したら注目される。たいへんだ」と指摘。小泉氏に近い閣僚経験者も「2人が連携すれば、小泉氏とともに細川氏を支援する自民党議員も出てくる」と語る。
そうした中で、民主党都連は9日、細川氏を「最有力候補」(松原仁会長)と位置付けた。党内は舛添氏支援に傾きつつあったが、「脱原発」を掲げる細川氏支援に軌道修正した。細川氏擁立を模索していた海江田万里代表や、細川氏が率いた日本新党出身の国会議員が押し切った格好だ。
細川氏の背中を押すことで「低迷する党の反転攻勢に出られる」(幹部)と分析する。小泉氏との連携が実現した場合は、小泉氏の人気にあやかることができる上、自民党を大きく揺さぶることもできるからだ。
ただ、党都連内には「小泉氏とスポットライトを浴びたいだけで都政をやられても困る」「脱原発で景気が落ち込む」と否定的な見方もあり、一枚岩で対応することは難しそうだ。(村上智博、比護義則