中国は現在GDP780兆円で日本のGDP525兆円を遥かに凌駕し堂々の世界第2位の経済大国として君臨しているかに見えます。しかしながら、実像はかなり異なっています。まず公表されているGDPですが、100兆円は誤魔化しています。電気使用量や鉄道貨物運行量などでかなり正確に捕捉されるようです。残りの680兆円のうち民間住宅投資、新幹線、道路、飛行場などが47%位、金額にして300兆円超になるようです。処が、マンションは建設されても地方を中心に現在1億戸以上が空室のようです。新幹線もガラガラ、地方の道路もガラガラ、飛行場も半数以上が週に1、2回の発着陸があるだけです。つまり、返済が出来ない不良債権なのです。これではGDP47%も牽引してきた300兆円のインフラ中心の投資は今後続けられません。680兆円から300兆円差し引いた380兆円が中国経済の実像なのかもしれません。地方の高利で集めたインフラ資金源シャドーバンキングも残高が300兆円超で既に多くが焦げ付いており政府が他に付け替えているだけでありいつ噴火するか分かりません。中国では現在まともな市中大手銀行ですら高金利でないと銀行預金が集まりません。庶民は将来のインフレを予感して大都市のマンション投資などを行なっているのです。そこに追い討ちをかけているのが北京などで始まったPM2.5などの環境問題です。ついに、上海でも学校が一時休校の事態になりました。中国の一般庶民の中には、暴利を貪っていた共産党幹部も環境問題では一緒に苦しんでいるので、自虐的に喜んでいる人もいるようです。ここまで来ても中国政府がごまかし続けるのは何故か?ズバリ経済崩壊は共産党一党支配の終焉だからです。当然暴動が起き利権を貪ってきた幹部多数が殺害されたり、裁判にかけられたりするでしょう。その時はリーマンショックよりも遥かに日本に影響を与えると思います。
(以下コピー)[北京 15日 ロイター] -大気汚染が深刻化する中国上海市で、スモッグの発生状況に応じて学校を休校としたり、車両の道路通行を禁止したりする新たな対策が取られることとなった。国営新華社通信が報じた。当局は、市内の児童や高齢者に対し、時々外出を控えるよう呼びかけている