『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

タイで❝インラック首相失職❞お決まりの政治混乱か(*_*)

2014-05-08 08:48:07 | 日記

選挙に弱い反政府側が、選挙を経ずに選ばれた反政府側に立った裁判事を使い、選挙で国民に選ばれ「汚職をしていないインラック首相」を失職させました。いずれにしても民主主義の根底は『選挙』ですから首相が否定されたことによる混乱は続きます。チェックするはずの独立機関に疑問符?が付く現状ですから、法律や手続きを巡り今後も政治は混とんとするはずです。タイでは昔から政治的混乱がお決まりです。日本と同じように国民は温和で国王が国民の尊敬を受け最終的にはまとめています。「後顧の憂い」を訴えて選挙すればタクシン派が負けるとは思えず、今回も国民の支持を得ていない反政府側の抵抗もここまでのような気がします。

(以下コピー)  【バンコク岩佐淳士】タクシン元首相派と反政府側の対立による政治混乱が続くタイで7日、インラック首相と9閣僚が憲法裁判所の違憲判決で失職した。内閣総辞職には至らずタクシン派政権は存続するが、憲法裁など政府・行政をチェックする「独立機関」を巻き込んだ反政府側の攻勢は続く。政権与党はあくまで総選挙実施による対立解消を目指すが、再び反政府デモ隊が選挙を妨害すれば同じ混乱が繰り返されるのは必至で、タイ政治の正常化への道筋は見えないままだ。
 選挙に弱い反政府側が、議会制民主主義の根幹である「選挙」を拒む構図だ。さらに、仲裁役となるはずの「独立機関」は、タクシン派から政治的中立性を疑われている。

 タクシン元首相をクーデターで追放した軍政は2007年に新憲法を制定し、憲法裁判所など「独立機関」の権限が強化された。

 また、政党政治に影響されないよう、憲法裁判事は上院が選出し、上院の半数は憲法裁長官らによる委員会で選ぶシステムになっている。こうした「選挙による民意を反映しない」(貢献党幹部)仕組みにより、憲法裁などは軍や官僚らエリート層が支える反タクシン派(反政府側)の「牙城」となっているとも指摘される。

 インラック首相は同日、テレビ演説で「民主主義にのっとって選ばれた首相として取り組んだ仕事に誇りを持っている」と語った。

 タクシン派最大の政治団体「反独裁民主戦線」(UDD)のチャトゥポン代表は、自身のフェイスブックでタクシン派の現選挙管理内閣を支援するよう呼びかけ、冷静な反応を示した。ただ、一部タクシン派はネット上に「標的は憲法裁判事だ」と書き込むなど、今回の違憲判決に強く反発している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする