『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

❝展望なき野党合流❞議員数は増えても視界不良 立憲・枝野幸男代表

2020-08-25 07:50:17 | 日記
玉木雄一郎国民民主党代表は合流新党には参加せず、別に「玉木新党」を結成する意向を示した。玉木氏は「枝野幸男立憲民主党代表との党首会談が実現せず、基本政策について一致が得られなかった」「理念や政策が異なる人が集い、無理やり党を作っても、過去の反省を生かせない」と、合流しない理由を説明した。そして、「政策提案型の改革中道政党は不可欠だ」と訴えた。 また、前原誠司元外相や山尾志桜里氏らも合流新党に参加しないと表明した。前原氏は、「共産党と選挙協力する政党には合流できない。『非自民・非共産』でやってきた自分自身の信条にもとる」「今後もリベラル保守の勢力結集のために頑張りたい」と語った。 いずれにしても政策そっちのけで政党助成金目当ての合流は国民生活を犠牲にするだけでしょう。
以下抜粋コピー
すったもんだを繰り返した立憲民主党と国民民主党の合流劇。結局、枝野幸男代表(56)率いる立憲は、衆参合わせて89人から140人規模へと拡大する見込みだが、前途洋々とは言い難い。
「最大野党と言っても、政党支持率は長らく4%台で、安倍政権がコロナ対策で失点しても伸びてこない。結局ピークは17年の結党時でジリ貧です。枝野さんは、一言でいうと、ものぐさなんですよ。必死で政権を取りに行く気迫が見えないんです」(立憲の中堅議員)
 ただし、合流協議の過程では、枝野氏にいくつかの変化が見られた。大きかったのは国民の小沢一郎氏との関係だ。「政治的潔癖」を売りにする枝野氏にとって、自民党幹事長を務め、裏工作に長ける小沢氏は蛇蝎のごとく嫌う政敵だったが、今回は小沢氏とともに玉木雄一郎氏を追い詰めた。両氏は8月13日にも会談し、新党参加に迷う議員の説得で協力することで合意。「枝野氏は小沢氏を選挙担当の要職に据えるのではないか」(同前)との声もあがっている。今後は代表選を経て、9月にも合流新党が正式に発足する予定。「新党の代表も事実上、枝野氏で決まり」との見通しが高まりつつあるが、次の衆院選に向けては視界不良だ。不安の一つは選挙の旗印。安倍政権の支持率が下落したとはいえ、「政権交代」では現実味に欠ける。新党に参加しない玉木氏が、れいわ新選組の山本太郎代表と組んで消費減税を打ち出す可能性もある。そうなれば「別の経済政策の公約が掲げられるのか」(ベテラン議員)という不安が残る。 
「枝野氏は知名度にかまけて地元回りがおろそか」
 不安は、枝野氏自身の選挙区にもある。衆院埼玉5区で、枝野氏はそもそも強くない。前回の17年衆院選こそ、降ってわいた立憲ブームで圧勝したが、14年には自民党の牧原秀樹氏に約3000票差に迫られた。「枝野氏は知名度にかまけて地元回りがおろそか。厳しい選挙を勝ち抜けない」(永田町関係者)との指摘がある。
 今年5月には自らが寵愛していた立憲の埼玉県議が「週刊文春」の不倫報道を受けて辞職した。不倫報道に至った経緯をめぐって県議会の立憲会派は混乱し、会派を離脱する議員も出て足元はぼろぼろだ。7月の東京都知事選や都議補選で急伸、本格的に関東進出を目論む日本維新の会が次の衆院選で、枝野氏に「刺客」を立てる可能性もある。政治部デスクは「維新の票で割りを食うのは自民ではなく他の野党。維新の動向次第では枝野氏も安閑としていられない。仮に小選挙区で落選すれば、比例復活しても代表辞任は避けられない」と話す。枝野氏にとっての正念場はまだまだ続きそうだ。
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