「先日こちらに帰ってきまして、久しぶりに護国寺にお参りに行ってきました。
以前、なぜか出身校の早稲田大学の校歌を聴いて号泣し、関東に帰った際には護国寺にお参りに行き、大隈老公のお墓の前で理趣経全段をお唱えしたくなった旨をメールさせていただきましたが、ようやく実現しました。
それも、今までは、大隈老公のお墓はいつも門が閉まっていたはずですが、その日は、なぜか少し門が開いていました。入ってはいけ . . . 本文を読む
先日「障子貼やめ日参を思い立ち」という高浜虚子の句を見つけて以来、年末なのでご縁を頂いている寺社にお参りせねばと気もそぞろでしたが今日やっと少しお参りできました。
川崎大師、弘明寺、靖国神社へお参りしてきました。
川崎大師は川崎大師の不思議や
A氏の体験記でも書いたように様々なお陰を自分も自分の縁者も頂いてきた所です。今日も久しぶりにお参りしたのですが人影は少なかったですがその分余計に有難さがひ . . . 本文を読む
昨日護国寺岡本貫首様の本葬に参列させていただきました。
岡本貫首様には当方も何十年もまえに奉鐘会で定期的に朝鐘を突かせていただいて以来ご縁を頂いてきました。法話も何度も拝聴しその温容に接するとき限り無く心が休まったのを覚えております。
昨日はその岡本猊下の高徳を讃えるかのように空は晴れ上がり境内は有縁の緇素で立錐の余地もないくらいでした。このような混雑はダライラマ法王の東日本慰霊祭以来でしょう。
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ミニミニボランテア体験記
昨日遅まきながらやっと余裕が出来て台風19号被災地域のボランテアに行くことが出来ました。当該地域のボランテアセンターには「SNSでの発信は控えるように」という張り紙がありましたので地域名を伏せて簡略に記録しておきます。
ホームページでまだボランテアセンターを開設しているところをやっと探しだして未明に出掛けました。服装は作業着で丈の長い防災長靴をはいたまま電車に乗ります。ま . . . 本文を読む
今日15日は遊行寺すすき念仏会です。
遊行寺のホームページには以下のようにあります。「この薄念仏の起源については諸説あります。
『一遍聖絵』5巻には、宗祖一遍上人が全国を遊行していた際、奥州江刺を訪ねて、祖父である河野通信の墳墓を囲んで僧尼が座して念仏している姿があり、塚の上部には薄と思われる草が2、3株ほど描かれています。このとき踊り念仏が行われていたと思われ、時宗教団では「薄念仏」と称していま . . . 本文を読む
Aさんは当方よりもはるかに深い仏縁に恵まれておられる方です。
「昨日は宿直明けで、昼間は布団の中でゴロゴロしてました。そんな中、高原先生にメールをさせていただいた訳ですが、その後、何故か急に私の出身大学である早稲田大学の校歌を聴きたくなりました。恐らく、福聚講のブログで、護国寺に関する記事を読み、あの境内の雰囲気や、護国寺にある大隈重信公のお墓などが脳裏に浮かんだからかもしれません。
今の時代は . . . 本文を読む
弘法大師の時に至り、即位灌頂が出てきます。慈雲尊者の「『四海領掌大事』口伝」の内容を記述します。「先師曰く弘法大師弘仁七年六月十九日、上表七月八日、勅許を得て高野山を以て入定のところとし、一棟の草庵を作り、高雄の旧居を去ってここに移り入て住す。時に弘仁十四年(824年)七月嵯峨上皇勅して大師を召し、高雄より暫く中務省に寓す。時々御物語あり、ある夜近習を避けて大師一人を御座近く召して曰く『師遠く . . . 本文を読む
即位灌頂は印度で始まりました。灌頂は元来、古代インドの国王即位や立太子の際行われ、即位する王の頭上に四海の水が注がれた儀式であったとされます。やがてその灌頂の儀式が密教に取り入れられ伝法灌頂など重要な儀式とされるようになったということです。
お経に出てくる即位灌頂です。
賢愚経巻十三頂生王品第五十七です。
「・・世尊告げて曰く。『乃往過去。無量無邊不可思議阿僧祇劫に此の閻浮提に。一の大王あり。名ず . . . 本文を読む
今日は六斎日です。六斎日とは、毎月8日・14日・15日・23日・29日・30日で、在家信者が八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を護る事を言います。「塵添壒嚢鈔」には「この日は最も善を修めるべき日であるということは、経論に見えている。日本では敏達天皇の七年(578)に太子が始めて奏聞して六斎日には殺生を止めるようにされた。六斎日は大智度論で . . . 本文を読む
蝸牛歩御詠歌修得奮闘記(3)
明けましておめでとうございます。新しい年を迎えました。ただ、カレンダーの日にちが、一日、変わっただけなのに、普段の生活の日とは、趣が変わった、少し緊張気味で、気も張っていて、「今年こそ、やるぞ」というような、厳かな決意が、体中に、こみ上げてくるようです。
元日の佛行は、本職の僧侶の方だと、日頃の勤行とは、違った、仕来りがあるのでしょうが、私の場合は、別に気張ったこ . . . 本文を読む
角田さんが「蝸牛歩御詠歌修得奮闘記」を作ってくださいました。
「蝸牛歩御詠歌修得奮闘記(2)
11月30日、午前10時、高尾山(東京・八王子)薬王院不動院で、恒例の高尾山御詠歌講習会が開催されました。高尾山薬王院での講習会は、半年ごとに、春秋、年二回行われます。智積院(京都)密厳流遍照講本部の、恒例、全国御詠歌巡回講習の一環として行われるもので、講習の師範の講師も、本部の幹部クラスの師範の先 . . . 本文を読む
蝸牛歩御詠歌修得奮闘記
仏教には、仏さまを賛美する、御詠歌があります。御詠歌というと、
誰もが、一様に、「ああ、巡礼の人たちが、歩きながら、歌っている歌ね。」とか、『年配の、特に、年齢の往ったご婦人方が集まって、お寺などで、口ずさんでる曲だな」などと、言われがちな傾向が強い
ように思われます。どうも、日常生活には、縁遠い専門的な、特殊な歌曲で、特に、信仰厚い人だけが、親しんでいる、歌曲だと思われて . . . 本文を読む
谷保天満宮(東京・谷保)で、11月3日(土)夜に催された、お庭燎(おかがラビ)の模様を、記録してみました。この催しは、奇祭といわれるもので、毎年、この日に、行われる天神様の、お祭りで行われます。
漆黒の暗闇の中で、威勢よく燃え上がる、お庭燎は、さながら、炎の競宴宜しく、境内の大木高さを超えて、夜空を焦がしています。見る人によっては、炎の形象が、時時刻刻、変化するので、お不動さんに見えたり、大日如 . . . 本文を読む