明治の浄土宗の傑僧・福田行戒上人の歌に犬を悼む歌というのがあります。「犬を殺した人は後の世には犬に生まれて殺される運命となる」と言っています。
犬をいためる長歌
我が庵いほに たえずゆきかふ 母と子の 犬ぞありける あしたには 庭に乳ちのみて 夕べには 門かどに眠りて この日ごろ なれにしものを 前さきの世の 報むくいしものか うつし世の わざはひなるか ゆくりなく 昨日のあさけ 犬とりに 打 . . . 本文を読む
御大師様の先祖供養についてのお考え・・21
御大師様の「沙門勝道山水を歴て玄珠(げんじゅ、悟りを求める心)を瑩く碑並序、沙門遍照金剛撰」
「蘇巓鷲嶽(そてんじゅがく、須弥山・鷲峯山)は異人(佛菩薩)の都するところなり。達水龍坎(だっすいりょうかん、龍の棲む池)は霊物ここにあり。夫れ境、心に従って変ず。心垢るれば境濁る。心は境を逐って移る。境しずかなるときは心ほがらかなり。心境冥会して道徳(絶対の働 . . . 本文を読む
観内護摩 遍照金剛撰
火天とは毘盧遮那の内心を指す 火とは智なり 即ち智を能照となし 理を所照となす
智と理と相応する事、珠と光の如し これすなわち理智無二なり
是を毘盧遮那の心と名つ゛く この毘盧遮那の心は即ち天なり 自在の義なり
火とは即ちこれ自心の毘盧遮那自性の智火なり 世の火の如く諸物を焼き尽くす
智慧の火もまた然なり 智とhこれすなわち諸法皆空の義なり
空とは是れ断の義なり 煩悩を薪と . . . 本文を読む