Q,両部神道とはなにか?
A,金胎両界をもって内宮外宮であると習い、諸尊を以て諸神に合す、ゆえに両部習合の神道という。
Q、このように習い合わせるという考えはどなたの考えたものか?
A,伝教大師、弘法大師、慈覚大師、智証大師等この四大師のお考えによるものである。なぜなら、かの真言の奥義を極めて神道の密意を悟り、大日本国の名を得て大毘盧遮那の実地を悟り、神代の書籍に拠って秘密の釈義を設けて、おのお . . . 本文を読む
金光明最勝王經・全訳・・27/32
金光明最勝王經卷第十・大唐三藏沙門義淨奉制譯
捨身品第二十六(国宝玉虫厨子の元になった説話。お釈迦様が昔大車王の王子・摩訶薩埵の時、飢虎のために一身を投げうった因縁を説く。仏教徒の最も感動する逸話。投身した王子摩訶薩埵は今の釈迦で、昔の父國王は今の淨飯父王。昔の母・后妃は摩耶夫人。三兄弟のうち長子は彌勒、次子は文殊。投身した釈迦を食べた虎は今の姨母(摩訶波闍 . . . 本文を読む
・「人が知ると知らないとにかかわらず、天地間に存在するありとあらゆる一切のものは、いずれもが相依って「生」そのものの内容を構成し、これらの細胞なり、個体なりの力によって、その全一を生かしているのであるから、いずれの細胞、いずれの個体も、絶対至上の意義と価値を発揮して居らぬものはない・・これを真言宗では宝部族の世界(注1)といい、ありとあらゆるものが、いずれも一様に、至上の価値を発揮展開していること . . . 本文を読む