今日寛元元年二月二十六日は忍性菩薩が叡尊を屏風里に請じて亡母の十三回忌を修しあわせて癩患者に施与した日です。(「人物叢書 叡尊・忍性」) . . . 本文を読む
柳田国男「七生報国」(『先祖の話』より。「先祖の話」は空襲で無数の日本人が犠牲になって居た最中の昭和20年4月から5月の終戦直前に書かれています。)
それは是から更に確かめて見なければ、さうとも否とも言へないことであらうが、少なくとも人があの世をさう遥かなる国とも考へず、一念の力によつてあまたゝび、此世と交通することが出来るのみか、更に改めて復立帰り、次次の人生を営むことも不能では無ひと . . . 本文を読む
今日永治2年2月26日は絶世の美女・待賢門院璋子が42歳でわが子・仁和寺覚性法親王の下で落飾し真如法尼となった日です。崇徳天皇や後白河天皇も産んでいます。璋子は西行法師の出家の原因ともいわれ絶世の美女ぶりのみが騒がれますが当時の人は晩節を全うするこういう隠世の仕方があったのです。現代の日本人が軽薄に見えるのもこういう故事が失われて行っているからでしょう。ちなみに覚性法親王は仁和寺門跡等おおくの名刹 . . . 本文を読む
般若心経の霊験
・お大師様の「般若心経秘鍵」には「(般若心経を)誦持講供すれば則ち苦を抜き楽を与え、修習思惟すれば則ち道を得、通を起こす。」とあります。(般若心経を読誦すれば抜苦与楽し、意味を考えれば覚りを得、真理を体得できる。即ち現世利益も覚りもともにいただけるということです。)
・訳経者の玄奘三蔵自身が印度への求法の旅の途中で悪鬼に襲われたとき般若心経を唱え . . . 本文を読む
「我が為をなすは我が身の為ならず、人の為こそ我が為とはなれ」ということわざがあります。これこそ俗世の真理です。自分もこの言葉がもっと早く身についていれば余計な苦労をしなくて済んだかもしれません。1、仕事でも自分が助かる方法は人を助けること。出世している人は自分の功績を独り占めしていません。必ず周囲の人のお陰で成功したといいます。ノーベル賞受賞者も必ず周囲の人のお陰といっています。IPS細胞の山中教 . . . 本文を読む
今日は叡尊が聖徳太子廟で502人に授戒した日金剛仏子叡尊感身学正記「寛元四年丙午1246四十六歳二月二十六日太子廟において五百二人に菩薩戒(注)を授く。」(注)菩薩戒の典型と考えられているのは瑜伽師地論の三聚浄戒(摂律義戒・・・止悪門から五戒八戒具足戒を含める戒。摂善法戒・・・すべての善を修する戒。摂衆生戒・・・饒益有情戒。) . . . 本文を読む
1、今日は二二六事件から87年目です。小泉時代からの「拝金主義」「弱肉強食のための売国規制緩和」「市場原理至上主義」の跋扈の後遺症による重い閉塞感の漂って居る最中に前世紀の帝国主義の復活と核威嚇という地獄の蓋を開けたプーチンのウクライナ侵略大量殺人がおこりました。これにとどまらず北方領土は既成事実化され、北朝鮮は日本列島越の大陸間弾道弾を発射、中国は平気で領海領空不法侵入をくりかえしてきています。 . . . 本文を読む
覚った眼から見れば『運勢』などということを問題にするのはそもそも自他の区別に憑りつかれ『我』に憑りつかれている、迷いの真っ只中にいる愚者のいうことですが、「浜までは海女も蓑着る時雨かな」という句もあります。いくら自他平等といってみても、「苦しみ」の真っ只中にいるときは、「どうして自分の運勢はこうも悪いのか」と嘆くのも人情です。運命論、運勢論の仏教・密教からみた全体像はおいおいかいていきますがとりあ . . . 本文を読む
今日は良忍上人忌です。大阪市平野区にある融通念仏宗総本山大念佛寺では「元祖聖應大師(良忍)御忌法要」が営まれます。大念仏寺のホームページには「2月26日 元祖聖應大師御忌法要 」とあります。 良忍上人(聖應大師)は延久5年1月1日(1073年2月10日)生まれで天承2年2月1日(1132年2月19日)示寂されています。大念仏時のホームページには「『融通念仏縁起』には、良忍上人が46歳のとき、阿弥陀 . . . 本文を読む