福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その42

2009-11-23 | 還暦求聞持成満の記
21年7月28日
図書館で千日回峰行者の塩沼亮潤師と臨済宗板橋宗興老師の対談の本を見つけました。何気なく開くと、塩沼師が「行は目的がきちんと明確でなければならないと思うのです。わたしの場合は千日とか日数の問題ではなく、自分の器を大きくするそれに目標を定めて行じてまいりました。・・・自分自身を厳しくみつめなおしていくことが一番の目的だと思います。」といい板橋師は「行といおうのはいのちそのものですね。からだがわかっている。これが仏道のすべてです。はじめは幻覚がでてきたり、観音様がでてきたりといろいろしたけれども最後はそれすらも抜け落ちて右足が素直で左足が謙虚ということだけになったということに敬服します。ごくあたりまえにごく自然にやれるのが本当の行だとおもいます。」といっているところにあたりました。また光永覚道「回峰行を生きる」という本もあり、ここにも「自分の目的をきちんとさだめられたらそれに向かって毎日積み重ねですから毎日積み重ねられたら必ず目的は達することができるんです・・・」とありました。

 自分はどういう目的で行をやろうとしているのかこれらの本を見て考えさせられましたがこれといった強い目的が思い浮かびません。ただなにかにひかれて漠然とここまできてしまったということしか感じませんでした。しかししいていえばこのときは「おろかさ」を滅する行としようとおもいましたが後から振り返ると瞬間的にこのことは忘れていました。
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