福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

角田さんの高野山・奈良諸寺参拝記録最終回

2010-05-11 | 開催報告/巡礼記録
(6)奈良・壷坂寺

  12時25分、壷坂寺に着く。浪曲「壷坂霊験記」でしか、寺の名を知らなかったため、苔むした小さな古寺と想像してました。
  ところが、一驚、驚嘆とは、このことで、豪華、偉容を誇る寺院の数々。昭和40年から、インドで、ハンセン病患者の救済活動
  に参加、日印交流を活発に行っていると言うことでした。このため、インドから贈られたという巨大な石仏立像や涅槃像など、1500トン
  に及ぶ石の納骨堂があり、一種独特な異様な景観でした。
  お里と沢市の貧しい盲目の切ない夫婦愛の物語で、壷坂寺は、眼病に霊験あらたかな観音様の信仰を集めてきたといいます。
  
  同寺の入り口の横手には、鉄筋3階立ての盲目老人養護施設が、3棟建っており、感慨深いものがありました。


(7)奈良・飛鳥寺

 14時10分、愈愈、参拝行の最後のお寺に来ました。飛鳥寺は、日本最古のお寺であり、また、最古の飛鳥大仏、銅像が安置されている
 寺でもあります。588年蘇我馬子が、発願し、創建されたといいます。
 こじんまりした、たたずまいから、飛鳥の里が一望され、野の中のお寺です。

 今年は、奈良・遷都1300年とありいろいろな、記念行事が行われており、折からGWでもあったため、どこでも人出で,賑わっていました。また、西国33所の一部の寺では5月31日まで御開帳されています。

 こうして、我われの旅は、恙無く、事故もなく終わりを告げ14時30分飛鳥寺発の電車に乗り、15時近鉄特急電車で、京都に向かい
 帰途に着いたのでした。


 ☆高原講元語録

  今回の参拝の旅で、大日如来様、観音様、お大師様と固く結ばれました。もう仏様から離れる事はできません。


(8)終わりに

 この度の参拝巡行の旅は、有意義でした。特に、結縁灌頂を、受戒した経験は、一生忘れ得ないものになりました。
 そして、受戒した時の、興奮、感激、感謝の念を、忘れずに日々精進してゆかねばならないと思いました。
 現代の混沌とした社会生活の中で、一方では、真摯に仏道に励んでいる人たちの姿を見るにつけ、励まされる思いがしました。

 こうした計画を、練り上げ,巡行の際に、発生する瑣事の何から、何まで自分ひとりで、成し遂げる講元様の姿に、こころ打たれる
 ものがありました。これこそ、観音様に通ずる実践行だと考えました。
 有難う御座いました。


                                                       



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