福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

弘法大師逆修日記事

2014-01-25 | 諸経
弘法大師逆修日記事
・初七日、正月十六日、秦皇王、本地不動種子カン、無動経に曰く。諸の仏土を見んと欲すれば明王たちまちに出現し、行者を頂戴して能く之を見せシム。いかにいわんにゃ余の事をや。持に随って成就を得る。四悪趣に堕せず、決定して妙果を證せん。
・二七日、二月二九日、初江王、本地釈迦、種子サク、華厳経に曰く。天人大覚尊を敬礼す。恒沙の福智皆円満し、因縁果正覚を成ず。住寿凝然として去来なし。
・三七日、三月二十五日、五官王、本地文殊、種子マン、文殊問経に曰く。若し名字を称すること一日一夜すれば文殊必ず来る。若し宿障あらば夢中に見る事を得て、所求円満せん。
・四七日、四月十四日、宗帝王、本地普賢種子アン、華厳経に曰く。普賢の身相虚空の如く、身によって住す。国土に非ず。諸の衆生の心の欲するところに随って普身を現じて一切に等し。
・五七日、五月二十四日、閻魔王、本地地蔵種子イ、地蔵本願経に曰く。現在未来天人衆、我今慇懃に汝に附属す。大神通方便力をもって諸々の悪趣に堕在せしむることなかれ。
・六七日、六月十五日、変成王、本地弥勒種子ア、弥勒上生経に曰く。一念名を称すれば千二百劫生死の罪を除却す、帰依することあらば、無上道において不退転を得る。
・七七日、七月八日、泰山王、本地薬師種子ベイ、薬師経に曰く。我この名号をひとたびその耳に経れば、衆病ことごとく除き、心身安楽なり。
・百箇日、八月八日、平等王、本地観音種子サ、請観音経に曰く。衆生もしこの名を聞かば、垢を離れて解脱を得ん。あるいは諸の地獄に遊戯し、大悲代わって苦を受けん。
・一周忌、九月二十三日、都帝王、本地勢至種子サン、寶積経に曰く。智慧の光を以て、普く一切を照らす。三途を離れて無上力を得しむる。
・三周忌、十月十五日、五道輪転王、本地阿弥陀種子キリク、平等覚経に曰く。閻浮檀金をもって高さ十丈の佛一万三千体千度造りて供養せん功徳よりも、念仏一遍の功徳は勝れたり。
・七回忌、十一月十五日、阿閦如来種子カン、攝真実経に曰く。東方不動如来の三昧に入って、常にウン字を観ずべし。
・十三回忌、十一月二十八日、大日如来、金大日種子バーンク、胎大日種子アーンク、大日経に曰く。無量俱胝劫、造るところの衆罪業、この曼荼羅を見れば生滅して悉く余り無し。
・三十三回忌、十二月十三日、虚空蔵菩薩種子タラク、礼三十五仏名経に曰く。虚空蔵をとなえる者は、四重五逆の罪悉く生滅し、三業の過皆除滅す。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Q,佛教では「懺悔」というが... | トップ | 「幸せとは」NHK番組より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

諸経」カテゴリの最新記事