昨夜のNHK「リーズ中国激動」をみました。拝金主義に踊った人々がその結果、言いようのない虚しさを覚え『心の時代』へと回帰しつつあるということです。印象的だったのはかってバブルで成功した女性が自分勝手さを反省し講演で壇上から聴衆に土下座してあやまったり、台湾の高僧浄空法師に教えを乞いに出かけそこでも法師に土下座して教えに感謝したりしているのです。(浄空法師はインターネットによれば「1959年、台北圓山臨済寺に於いて出家する。聖賢・先哲の倫理道徳教育、大乗仏教の慈悲の精神の発揚を任務とする。今日に至るまで仏法教育に携わり五十有余年、これまで途切れることなく続けている。「仏教」及び「仏陀教育」の名分を正すことを提唱し、大量に経典を印刷して寄贈し、撮影設備、インターネット、衛星テレビを利用して、慈悲・博愛の全国民教育の気風を普及させた。今日に至るまで6,500セット以上の『大蔵経』を世界中の高等学府、国家図書館と各宗教団体に寄贈している。かつて台北の十普寺三蔵学院、中国文化大学哲学科教授、中国内学学院院長を歴任。華厳視聴図書館、仏陀教育基金会、オーストラリア浄宗学院を創設。シンガポール浄宗学会を指導して「弘法人材育成班」を創設した。今日に至るまで世界各国に百余りある仏陀教育機構が法師を招聘して永久顧問としており、非常に多くの人々がインターネットの遠距離教育を通して法師に学んでいる。」とされている高僧です。師は日本人の質問に対して『指導者が神儒佛の教えを実践すれば災害からも逃れられるでしょう』等といっています。こちら)
中国政府も、かつては弾圧の対象であった儒教を支援することで人民の不満を和らげようとしている、と報じていました。
しかし今は統治のための手段として儒教を利用しているつもりでもそのうち本当に中国は儒教国家になる可能性があります。精神性を圧倒的に高める日が来る可能性があります。そのとき日本はどうなっているのでしょうか。相も変わらずバブルのお金の残滓を舐めまわして満足しているのでしょうか。
・あとで浄空法師のブログの主張をみると「日本は神儒佛融合の信仰を指導者が実践することによって世界のリーダーになりうる」という趣旨のことをいっておられて我が意を得たりと思いました。