A,護国仏教でものべているように、お大師様の招来されたお経には護国経典の「守護国界主陀羅尼経」「仁王経」等があります。また大師が高野山を「鎮國安民の道場」となし、東寺を「教王護国寺」と称し、高雄山を「鎮護国祚寺」と号せられたのはまさに「護国安民」のためです。密教修法によりこれを達成しようとされたわけです。この大師の願は明治以前までは効力を発揮していたのでしょうが、その後日本人の堕落(例えば世界一のフードロス)、僧侶の世俗化等によりこの本来の効力を喪失しているのではないかと思われます。しかし大師は末法というものはないともおっしゃっているのでこれから大師の「御遺告」を守る本物の行者が現れ、日本人も信仰心を回復すればまた本来の「護国」仏教としての効験を発揮でき、大災害等をも防ぎ、日本を守る事ができると思われます。大師はそもそもそのために真言宗を開創されたのですから。
参考までに御大師様の「仁王経開題」を書いておきます。「・・(仁王経)その功をいえば、すなわち七難(日月失度難・星宿失度難・災火難・雨水難・悪風難・亢陽難・悪賊難)霧のごとくことごとくに巻き、その徳をいえばすなわち七福雲のごとくに集まる。・・」
参考までに御大師様の「仁王経開題」を書いておきます。「・・(仁王経)その功をいえば、すなわち七難(日月失度難・星宿失度難・災火難・雨水難・悪風難・亢陽難・悪賊難)霧のごとくことごとくに巻き、その徳をいえばすなわち七福雲のごとくに集まる。・・」