福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神道大意 兼直撰・・1

2017-09-16 | 護国仏教
神道大意 兼直撰(卜部兼直、鎌倉時代、吉田神道の神官、冷泉歌人ともいわれた、、吉田兼好の縁戚)・・1

それわが国は天地あめつちとともに神明顕座かみかげのあらわれまします故に、國を神の國といひ、道を神道かみのみちといふ。國とは千堺ちち゛のさかいの根本はじめなり。故に日本ひのもとといふ。天竺漢土は星の形なり、故に月氏つきのくに、震旦ほしのくに、といふ。日は大陽てるたま、月は陽てるたまの耦生たぐひなり。星は陽てるたまの散気ちれるいきなり。三光みはしらのかみ皆わが國より出て、三神みはしらのかみ此土このくにに垂迹あとをたれます。神とは常の神に非ず。天地に先だてるを神といひ道とは常の道に非ず。乾坤あまつちに越えたるを道といふ。神性かんさが動かずして動き、霊體無形みかたちなきがごとくにして形あらわれまします。是則ち不側はからざるの神體なり。天地にありては神といひ、万物よろずのものに有りては霊みたまといひ、人倫ひとにありては心といふ。(続
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